西安旅行って何日あれば楽しめるんだろう?初めて計画するとき、きっと多くの人が悩むポイントだと思います。私たちの場合は、西安・洛陽・華山の3都市を巡る少し珍しいルートだったこともあり、 情報が少ない中で「どう日程を組むのがベストなのか」を何度も考えながら旅の計画を立てました。
そこで今回は、私たちが11泊12日の旅で実際に西安を巡った経験をもとに、「西安観光に必要な日数」「日数別のモデルコース」「ホテル立地の選び方」をできるだけわかりやすくまとめました。これから西安へ行かれる方が、ムダなく快適に旅を楽しめるヒントになれば嬉しいです。
※本記事の内容は、2025年10月に訪れた際の情報をもとに記載しています。料金やサービス内容は変更される可能性がありますので、最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
西安旅行は何日必要?実際に行ってわかった最適な日数

西安旅行を計画するとき、まず気になるのが「何日あれば楽しめるのか」ということ。結論から言うと、西安は最低でも3泊4日あると安心です。
というのも、成田や関空から西安への直行便は5〜6時間ほどで、内陸にある西安は上海より少し遠いため、どうしても移動時間が長くなります。さらに直行便は、西安到着が夕方・帰国便が午前発になることが多く、初日と最終日はほぼ移動で終わると考えておくのが現実的です。
観光のハイライトとなる兵馬俑は市内中心部から離れており、地下鉄やバスを使うと片道1〜1.5時間ほど。私たちは平日に訪れたにもかかわらず、館内は非常に混雑しており、見学には想像以上に時間がかかりました。隣接する始皇帝陵まで含めて回ると、ホテルへ戻る頃には夕方に…。
一方、市内の観光スポットは城壁の内外にまとまっていて、地下鉄や配車アプリDiDiを使えば1日で効率よく回ることが可能です。ただ、古都ならではの見どころが多いので、歴史好きの人は1日では物足りないと感じるかもしれません。
こうした事情を踏まえると、個人旅行での2泊3日はかなりタイトなスケジュールとなり、“こなすだけの旅”になってしまいます。
その点、丸2日しっかり観光できる3泊4日以上で計画すると、旅の満足度がぐっと上がります。私たちの経験では、「西安市内観光に1日」「郊外の兵馬俑に1日」と割り当てるのが、もっとも無理のない回り方だと感じました。
西安は物価が安く、ご飯も日本人好みの味付けで美味しいので、街の雰囲気を感じながらゆとりある旅を楽しみたい人には、3泊4日以上がおすすめです。
そして、西安旅行で意外と大きく差がつくのが「ホテルの立地」。観光スポットが市内と郊外に点在する西安では、どこに泊まるかで移動時間や旅の効率が大きく変わります。短い日程で効率よく回りたい人ほど、ホテル選びはとても重要だと感じました。
日数をムダにしないためのホテル立地の選び方

「どの日程でどこへ行くか」が決まったら、次に大切なのが「どこに泊まるか」。西安は観光スポットが多いからこそ、 ホテルの立地が旅の満足度を大きく左右する都市だと実感しました。
とくに兵馬俑は市内中心部から離れているため、ホテルの場所によっては移動だけでかなり時間を取られてしまうことも。短い日程で効率よく回りたい人ほど、立地選びはとても重要になってきます。
初めての西安なら「鐘楼エリア」か「永寧門(南門)周辺」が最強立地
この2エリアは地下鉄が使いやすく、市内観光スポットへのアクセスの良さが魅力だと感じました。
- 鐘楼エリア:ランドマークの鐘楼や回民街があり、初めてでも迷わない安心感があります。
- 永寧門(南門)エリア:城壁に近く落ち着いた雰囲気。地下鉄2号線が使いやすく、移動がスムーズです。
兵馬俑へ地下鉄で行くなら、1号線・2号線にアクセスに近いホテルが便利。私たちは1号線と2号線が交わる北大街駅が最寄りのホテルに泊まりましたが、乗り換えが少なく、兵馬俑への移動がとてもスムーズでした。
さらに旅の日数によって、泊まるエリアを変えると動きやすさがぐっと変わります。
- 2泊3日の弾丸プラン:とにかく動線重視で、鐘楼エリア一択
- 3泊4日の王道プラン:鐘楼 or 永寧門エリアがバランス最強
- 4泊以上のゆとりプラン:鐘楼・永寧門に加えて、大雁塔エリアも選択肢に(夜景や噴水ショーを楽しみたい人にぴったり)
私たちはどちらのエリアにも滞在しましたが、 動きやすさは鐘楼エリア、夜遅くまで楽しめるのは大雁塔エリアという印象でした。
ホテル立地を少し意識して選ぶだけで、「移動ばかりで疲れた…」という失敗を避けられるし、 限られた日数でもしっかり満喫できます。西安のホテル選びについては、別ページで詳しくまとめているので、気になる方はそちらも参考にしてみてください。
ここからは、私たちが実際に旅したときの全体像を簡単に紹介します。旅のスタイルや訪れた都市を知っておくと、次のモデルコースがよりイメージしやすくなると思います。
今回の西安旅行の概要(旅のスタイル・訪問都市・移動手段)
今回の西安旅行は、結果的に11泊12日という少し長めの旅になりました。本当は「3都市を10日くらいで回れたらいいな」と考えていたのですが、利用した海南航空の新千歳⇔西安の直行便が週3便のみだったため、この日程に落ち着きました。
実際に旅をしてみると、両替ができない問題、英語がまったく通じないストレス、雨の華山ハイキングで体力を大きく消耗するなど、予想外のプチトラブルが続出。「時間を持て余すかも」と思っていたはずが、トラブル対応や休息に時間を使うことになり、結果的にちょうど良い日数でした。
そんな今回の旅で、特に楽しみにしていたのがこちら!
- 西安で長年の夢だった兵馬俑を見ること
- 洛陽で中国三大石窟のひとつ、龍門石窟を訪れること
- 中国屈指の景勝地の華山でハイキングを楽しむこと
この3本柱を中心に、全体の旅程を組み立てました。
- 旅の全体像
-
- 旅行日数:2025年秋/11泊12日
- 訪問都市:西安、洛陽、華山
- 旅のスタイル:個人旅行、普通のビジネスホテル宿泊、食事はローカル食堂中心
- 移動手段:高速鉄道(中国高鉄)、配車アプリ(DiDi)、地下鉄
旅の日数ごとの費用感も気になる方は、こちらの記事で西安旅行の総額と物価を詳しく紹介しています。
西安旅行の日数別モデルコース!実際に巡ってわかった最適プランは?
西安では、市内観光と郊外の兵馬俑の距離感もあって、日数によって旅のスタイルが大きく変わります。ここでは、実際に旅して感じた“ムダなく快適に”巡れる日数別モデルコースをまとめました。

【2泊3日】サクッと西安の王道だけ楽しむ弾丸コース
短期間でどうしても行きたい人向け。個人旅行だとかなりタイトですが、最低限の王道スポットを押さえられる内容です。
1日目(夕方~夜)
・西安到着
・回民街で食べ歩き
・鐘楼ライトアップを見ながら夜散歩
2日目(市内+兵馬俑)
午前:朝イチで兵馬俑へ
・DiDiタクシー利用がスムーズ(約1時間)
・兵馬俑坑だけに絞れば約2時間で見学可能
午後:市内へ戻ってランチ
・西安城壁(南門・永寧門からサクッと散策)
・地下鉄永寧門駅 → 大雁塔駅へ移動
・大雁塔&大慈恩寺
夜:大唐不夜城の散策&噴水ショー
3日目(午前)
帰国
【3泊4日】初めての西安にちょうどいい王道コース
一番バランスが良く、私たちの実体験でも「ちょうどいい」と感じた日数。市内観光と兵馬俑を無理なく楽しめるので、初めての西安旅行に特におすすめです。ホテルは北大街周辺に泊まると移動がスムーズで便利でした。
1日目(夕方~夜)
・西安到着
・回民街で食べ歩き
・鐘楼ライトアップを見ながら夜散歩
2日目(西安市内観光1日)
午前:西安城壁(レンタサイクルで一周 or 徒歩でゆったり散策)
午後:地下鉄永寧門駅 → 南稍門駅へ移動
・南稍門駅前のショッピングモールでランチ
・西安博物院&小雁塔(同じ敷地内で効率よく回れる)
夕方〜夜:地下鉄南稍門駅 → 大雁塔駅へ移動
・大雁塔&大慈恩寺
・大唐不夜城の散策&噴水ショー
3日目(兵馬俑+郊外観光)
午前:朝イチで兵馬俑へ(地下鉄+DiDiタクシーで節約)
・一番人気の1号坑を中心に、兵馬俑坑をゆっくり見学
午後:無料シャトルバスで隣接する始皇帝陵へ
・園内散策は電動カート利用で約1時間
・観光する人は全体の約1〜2割なので割愛も可
帰路で寄れる
- 華清池(楊貴妃ゆかりの離宮)または半坡遺跡博物館(6000年前の黄河仰韶文化)
4日目(午前)
帰国
【4泊5日】西安+αを楽しむゆとりのコース
西安をしっかり楽しみつつ、少しだけ足を伸ばしたい人にぴったりの4泊5日。高速鉄道で西安から気軽に行ける洛陽か華山、どちらかを組み合わせるだけで旅の満足度がぐっと上がります。
1日目〜3日目(3泊4日コースと同じ)
西安市内観光+兵馬俑は、3泊4日の行程と同じ内容でOKです。
4日目(西安から日帰り+α)
①洛陽プラン(龍門石窟 → 関林廟 or 洛陽老街)
午前:西安北駅 → 洛陽龍門駅へ移動(高速鉄道 約1時間20分)
・龍門石窟(観光2〜3時間)
- 洛陽龍門駅からタクシーで約10分とアクセスが良い
午後:関林廟 or 洛陽老街
・関林廟(観光30分〜1時間)
- 三国志の英雄・関羽を祀る霊廟
・洛陽老街
- 食べ歩きや散策が楽しい旧市街エリア
※ライトアップは洛陽泊でないと時間的に厳しめ
夕方:洛陽龍門駅 → 西安北駅へ戻る
②華山ハイキングプラン
■ ツアーバスで訪れる場合
移動・観光代含めると12,000円ほど
■ 個人手配で訪れる場合
午前:朝8時頃に西安北駅 → 華山北駅へ移動(高速鉄道 約40分)
・公園入口まではタクシーで約15分
・下山時間を考えると、遅くても10時前には入場したい
午後:華山ハイキング(公園入口から4〜5時間の短縮コース)
・西峰 → 中峰 → 北峰
- 効率よく絶景を楽しめる下りが多めのルート
夕方:下山後、西安へ戻る
5日目(午前)
帰国
【6泊7日】西安・洛陽・華山を巡るよくばりコース
私たちが実際に選んだスタイル。「せっかく行くならしっかり味わいたい」派にぴったりの、満足度の高い6泊7日です。西安をじっくり楽しみつつ、華山の絶景と洛陽の歴史スポットまで巡れる“よくばり旅”になっています。
1日目(夕方~夜/鐘楼エリア泊)
・西安到着
・回民街でサクッと夕食
2日目(西安市内観光1日)
午前:西安城壁(レンタサイクルで一周 or 徒歩でゆったり散策)
午後:地下鉄永寧門駅 → 南稍門駅へ移動
・南稍門駅前のショッピングモールでランチ
・西安博物院&小雁塔(同じ敷地内で効率よく回れる)
夕方〜夜:地下鉄南稍門駅 → 鐘楼駅へ移動
・回民街&イスラム寺院の清真大寺を見学
・鐘楼のライトアップを眺めながら夜散歩
3日目(兵馬俑+郊外観光)
午前:朝イチで兵馬俑へ(地下鉄+DiDiタクシーで節約)
・一番人気の1号坑を中心に、兵馬俑坑をゆっくり見学
午後:無料シャトルバスで隣接する始皇帝陵へ
・園内散策は電動カート利用で約1時間
・観光する人は全体の約1〜2割なので割愛も可
帰路で寄れる
- 華清池(楊貴妃ゆかりの離宮)または半坡遺跡博物館(6000年前の黄河仰韶文化)
4日目(華山ハイキング/華山泊)
午前:西安北駅 → 華山北駅へ移動(高速鉄道 約40分)
・公園入口まではタクシーで約15分
午後:華山ハイキング(公園入口から6~7時間の王道コース)
・西峰 → 南峰 → 東峰 → 中峰 → 北峰
- 華山を反時計回りに巡る下りが多めのルート
夜:華山に宿泊
・体力を使うので、山麓での宿泊はとても快適
5日目(洛陽観光/洛陽泊)
午前:西安北駅 → 洛陽龍門駅へ移動(高速鉄道 約1時間20分)
・龍門石窟(駅からタクシー約10分、観光2〜3時間)
- 巨大な石仏群は圧巻で、晴れの日は特に美しい
午後:関林廟 → 洛陽老街
・関林廟(観光30分〜1時間)
- 龍門石窟から洛陽老街へ向かう途中にある
・洛陽老街散策&夕食
- ライトアップがとても綺麗で、夜の雰囲気も楽しめる
6日目(移動&西安南部観光/大雁塔エリア泊)
午前:洛陽龍門駅 → 西安北駅へ戻る
午後:大雁塔エリア観光
・地下鉄大雁塔駅 → 青龍寺駅へ移動
・青龍寺をゆっくり見学
・地下鉄青龍寺駅 → 北池頭駅へ移動し、華潤万家スーパーでお土産を買い物
・北池頭駅 → 大雁塔駅へ移動し、大雁塔&大慈恩寺を観光
夜:大唐不夜城の散策&噴水ショー
・夜の雰囲気が最高で、旅の締めにぴったり
7日目(午前)
帰国
実際に巡った11泊12日の西安旅行モデルコースを全公開します!
ここからは、私たちが実際に巡った11泊12日のリアルなモデルコースを、1日ずつ詳しく紹介していきます。今回の旅は、兵馬俑・龍門石窟・華山という3つの目的地を中心に組み立てたルート。移動手段は高速鉄道(中国高鉄)と地下鉄、そして配車アプリDiDiを組み合わせながら、無理のないペースで回りました。
1日目 新千歳から西安へ移動(旅のスタート)

初日は日本から西安へ向かうだけの、ゆったりした移動日。13:45に新千歳空港を出発し、約6時間半のフライトで19:00に西安咸陽国際空港へ到着。入国審査は係員が中国語しか通じず戸惑ったものの、特にトラブルもなく通過できました。
空港からホテルへはDiDiタクシーを使って向かい、渋滞もなく約45分ほどで到着しました。チェックインを済ませると20時を過ぎていたので、荷物を置いてすぐに回民街へ。名物のビャンビャン麺と羊串焼きを食べ、初日から西安らしい味を楽しめて大満足でした。
- 空港→市内はDiDiタクシーが便利で安心
- 夜の回民街は治安も良く、観光客でも歩きやすい
2日目 西安市内観光(西安博物院と鐘楼ライトアップ)

2日目は、運よくチケットが取れた西安博物院を中心に、市内をゆったり観光しました。もともとは城壁内を回る予定でしたが、予定を少し変更して博物館メインの1日に。
午前中は西安博物院と小雁塔を見学。展示は想像以上に充実していて、気づけば2時間半ほど滞在していました。小雁塔は博物院と同じ敷地内にあるので、効率良く回ることができました。
見学後は、最寄りの南稍門駅近くのショッピングモールでランチ&買い物。雲南料理のお店に入りましたが、優しい味付けでとても食べやすく、旅の合間の休憩にちょうど良かったです。永輝スーパーはとても綺麗で、見たことのない商品も多く、ワクワクしながらお買い物しました。
夕方に一度ホテルへ戻り、夜は鐘楼のライトアップを鑑賞。夕食は近くのフードコートで気軽に、西安風ハンバーガー(肉夹馍)と羊肉スープのパン煮込み(羊肉泡馍)を楽しみました。
- 西安博物院は外国人が予約しづらいので、早めのチケット確保を
- 鐘楼ライトアップは夜の西安らしさを感じられる必見スポット
3日目 兵馬俑を丸1日観光(旅の最大ハイライト)

3日目は、西安旅行のメインイベント、兵馬俑(秦の始皇帝陵)をじっくり観光しました。気合いを入れて朝8時半にホテルを出発し、最寄りの地下鉄1号線・北大街駅から紡織城駅へ。そこで9号線に乗り換え、秦陵西駅まで移動しました。駅からはDiDiタクシーを利用し、9時半には兵馬俑の入口に到着。
さすが中国屈指の人気観光地だけあって、平日でも驚くほどの混雑!写真で見ていた光景が目の前に広がり大興奮し、気づけば12時半まで見学していました。その後は無料シャトルバスで秦の始皇帝陵へ移動。敷地がとても広く、ゆっくり歩いて回ると15時半までかかりました。
本当は帰りに華清池へ立ち寄る予定でしたが、予想以上に時間を使ったため今回は見送りに。夕方は市内へ戻り、回民街をのんびり散策。歴史あるイスラム寺院の清真大寺にも立ち寄り、大満足の1日となりました。
- 兵馬俑は平日でも非常に混雑するため、朝イチ到着が必須
- 始皇帝陵は敷地が広く、見学に2〜3時間は見ておくと安心
4日目 西安から洛陽へ移動(龍門石窟を先に観光)

4日目は、西安から洛陽へ移動し、天気の都合で龍門石窟を先に訪れました。当初は洛陽博物館を先に回る予定でしたが、翌日が雨予報だったため、晴れているうちに屋外の観光を済ませることに。
朝、ホテルをチェックアウトして地下鉄で西安北駅へ。駅はとても広く、手続きや移動に時間がかかるため、1時間前には到着するよう余裕をもって向かいました。午前10時過ぎの高速鉄道に乗り、わずか1時間20分ほどで洛陽龍門駅に到着。
ホテルに荷物を置いたあと、地下鉄の麗景門駅そばのホテルからDiDiタクシーを利用して龍門石窟へ。13時半から見学をスタートしました。歩きながら次々と現れる石窟に感動しっぱなしで、見終わる頃には16時半に。階段が多く、雨の日は滑りやすくて危険だと感じたので、天気の良い日に訪れて大正解でした。
夕食はホテル近くのイスラム系の麺屋さんへ。ハーラー麺と羊串焼きをローカル価格で楽しめて、旅の疲れがほっと癒される美味しさでした。
- 龍門石窟へのアクセスは、DiDiタクシーが最もスムーズ
- 敷地が広く見どころが多いので、最低3時間は見ておくと安心
5日目 洛陽市内観光(洛陽博物館と関林廟へ)

5日目は、天気予報通りの雨だったので、屋内中心の洛陽博物館と関林廟の観光に切り替えました。朝はまず、ホテルの目の前にある銀行で両替を済ませてから出発。10時半にDiDiタクシーで洛陽博物館へ向かいました。
洛陽博物館は無料ですが、外国人は自力で予約しにくい仕組みになっており、前日にホテルのスタッフが代わりに予約してくれたおかげでスムーズに入場できました。歴史好きにはたまらない展示がぎっしりで、気づけば14時まで滞在していました。
その後は、遅めのランチを博物館そばのローカル食堂でとりましたが、信じられない安さにびっくり!ワンタン・モツ串・刀削麺を食べ、雨の日の体に染みる美味しさでした。
16時頃にDiDiタクシーで関林廟へ移動。三国志の武将・関羽を祀る人気スポットですが、雨のせいもあり観光客が少なく貸し切り状態での見学となりました。夕暮れギリギリの17時に見学を終え、夕食はホテル近くの中国ハンバーガー屋さんで軽めに済ませました。
- 洛陽博物館は見どころが多く、最低2〜3時間は必要
- 雨の日はタクシー移動が快適でストレスが少ない
6日目 洛陽郊外観光(白馬寺・二里頭遺跡・洛陽老街へ)

6日目は土曜日だったため、市内の混雑を避けて、洛陽郊外の観光に出かけました。旅の疲れも少し出てきたので、ゆっくりめの9時半スタートに。ホテルから白馬寺へはDiDiタクシーで向かい、約30分で到着。降車場から寺の入口までは少し距離があり、15分ほど歩いて向かう必要がありました。
12時頃には、中国最古の夏王朝の都とされる二里頭遺跡へ移動。まだ観光地としてはあまり知られていないため、ゆったりと展示を見学することができました。14時に市内へ戻り、洛陽老街を散策。まるでタイムスリップしたかのような雰囲気で、歩くだけでも楽しいエリアでした。
一度ホテルに戻って休憩したあと、17時半に再び外出し、応天門と洛陽老街の夜景を鑑賞。ライトアップされた応天門は迫力があり、洛陽老街も昼とはまったく違う幻想的な雰囲気に。あまりに素敵でつい長居してしまい、ホテルに戻ったのは21時頃でした。
- 古い街並みが残る洛陽老街は、昼と夜どちらも楽しめる
- 二里頭遺跡は、世界遺産登録前の今が穴場
7日目 洛陽から華山へ移動(天子駕六博物館も見学)

前日遅くまで行動したので、7日目はお昼までホテルでゆっくり過ごし、体力をしっかり回復することに。夕方の電車まで少し時間があったので、天子駕六博物館を見学してから華山へ向かいました。
ホテルから天子駕六博物館へは、地下鉄で移動。2000年前の車馬坑を見ることができ、一見の価値があると感じました。展示はコンパクトで、30分ほどでさっくり見終えることができました。
見学後は、すぐそばのローカルなショッピングモールでランチ。ここで食べた蘭州拉麺が驚くほど美味しい&コスパ良くて大満足でした。その後、16時半発の高速鉄道に乗って、1時間もかからず華山北駅に到着。駅ではホテルの主人が迎えに来てくれて、国立公園内にある宿へ向かいました。
周辺には飲食店がないため、夕食はホテルでいただくことに。家族経営らしい温かい雰囲気のホテルで、家庭的な料理がとてもおいしかったです。翌日の登山に備えて、早めに休むことにしました。
- 国立公園周辺は飲食店が少ないため、夕食はホテル前提で動くと安心
- 華山のホテルでは、送迎サービスの有無を事前に確認しておくとスムーズ
8日目 華山ハイキング(雨でも絶景)

8日目は、旅の大きな楽しみだった華山ハイキングでしたが、朝からあいにくの雨。少し雨が強かったため決行するか迷いましたが、9時にホテルの主人に公園入口まで送ってもらいました。
公園入口から西峰ロープウェイまではシャトルバスで約40分。ぐねぐねとした山道を進むため、距離以上に時間がかかる印象です。11時に西峰ロープウェイを降り、西峰→南峰→北峰の順に歩いて回りました。雨が降っているにもかかわらず観光客は意外と多く、中国の人は本当にタフだなと感じました。
頂上付近は霧がかかっていましたが、下っていくにつれて視界が開け、思わず足を止めてしまうほどの絶景が…!雲海や山肌の幻想的な風景に感動し、来てよかったと思える時間を過ごせました。
16時に北峰ロープウェイで麓へ戻り、ホテルの主人に迎えに来てもらってそのままホテルへ。前日と同じくホテルで夕食をいただき、冷えて疲れた体に家庭的なご飯が沁みました。
- 垂直な階段を登る場所もあるので、軍手は必須
- 山頂での記念写真は、場所取り合戦を覚悟
9日目 華山から西安へ戻る(大雁塔・青龍寺・大唐不夜城へ)

9日目は華山から西安へ戻り、見どころがまとまる南部エリアを観光しました。朝9時半の高速鉄道に乗り、わずか40分ほどで西安北駅に到着。今回はエリアを変えて、旧市街の南側・大唐不夜城そばのホテルを選びました。西安北駅から大雁塔駅までは、地下鉄4号線で乗り換えなしの45分とアクセスも良好です。
午後からは、大雁塔(大慈恩寺)と青龍寺を観光。どちらも地下鉄が同じ路線のため、半日で効率よく回ることができました。大雁塔周辺は広々としていて歩きやすく、観光客も多くて安心感があります。
一度ホテルに戻って休憩したあと、20時からは大唐不夜城を散策。唐の時代をテーマにした歩行者天国で、平日にもかかわらず多くの人で賑わっていました。22時頃になると急に閑散としてきたので、あと1〜2時間早くスタートしても良かったかもしれません。
- 青龍寺は駅近なのに道が分かりずらい
- 大唐不夜城は19〜21時頃が最も賑わう
10日目 西安市内観光(半坡遺跡・西安城壁・書院門へ)

前日遅くまで行動したこともあり、10日目はゆっくり10時半にスタートし、西安の歴史スポット巡りを楽しみました。最初に訪れたのは、市内中心部からも近い半坡遺跡博物館。マイナーなスポットですが、6000年前の黄河・仰韶文化の遺跡が見られる貴重な場所で、展示内容は想像以上に充実。観光客がほとんどおらず、ほぼ貸し切り状態で1時間半ゆっくり見学できました。
14時半からは、旅の最初に訪れる予定だった西安城壁へ。入場口はいくつかありますが、今回は一番人気の南門(永寧門)から入場することに。城壁の上はレンタサイクルで一周するのが人気ですが、一部分を徒歩で散策するだけでも十分に満足できました。
その後は、ノスタルジックな雰囲気の書院門歩行街をぶらぶら。レトロな文房具店や骨董品店が並び、歩くだけでも楽しいエリアでした。19時からは、前日見逃してしまった大唐不夜城の噴水ショーを鑑賞。中国らしいド派手なレーザービームの演出に度肝を抜かれました。
- 書院門歩行街は、文昌門側から歩くとスムーズ
- 噴水ショーは、夜の西安らしさを感じられる必見イベント
11日目 大唐芙蓉園を観光(のんびり過ごす予備日)

11日目は予備日だったため、軽めの観光でのんびり過ごすことにしました。本来は人気の陜西歴史博物館を見学したかったのですが、チケットが入手できず泣く泣く断念…。代わりに、唐代の様式を再現したテーマパーク大唐芙蓉園を訪れることにしました。Trip.comから安く予約できたのもポイント。
夜のライトアップが人気のスポットですが、今回は昼間に入場したこともあり、特別心躍るような感じはありませんでした。ただ、空いていて歩きやすく、リラックスして散策できたのは良かったです。敷地が恐ろしいほどに広く、一周するのに2時間ほどかかりました。
観光後はホテル近くの華潤万家スーパーでお土産を購入。ローカルスーパーは品揃えが豊富で、旅の最後に立ち寄るのにぴったりでした。夕方の渋滞を避けるため、15時にDiDiタクシーで空港近くのトランジットホテルへ移動。翌日の帰国に備えて、ゆっくり休むことにしました。
- 華潤万家スーパーはお土産探しに便利で、ローカル感も楽しめる
- 陜西歴史博物館はチケット入手が難しいため、諦める判断も大切
12日目 西安から新千歳へ帰国

帰国日のフライトは早朝7時発だったため、朝から慌ただしいスタートになりました。空港への無料送迎は前日にフロントで予約しておき、混雑を避けるため朝4時にホテルを出発。ドライバーは約束の時間よりも早めに来てくれて、空港までは15分ほどで到着しました。
結果的に空港はそれほど混雑しておらず、もう少し遅くても良かったかもしれません。ただ、西安咸陽国際空港はターミナルが広く、チェックインカウンターや保安検査場までの移動にも時間がかかるため、早めの到着が安心です。余裕を持って手続きを済ませ、予定通り新千歳へ向けて出発しました。
- 早朝便を利用する場合は、空港近くのホテルに前泊すると負担が少ない
- 送迎サービスがあるホテルを選ぶと、早朝でもスムーズに移動できる
高速鉄道で広がる西安+αの旅 洛陽・華山へのおすすめルート

今回の旅を通して強く感じたのは、中国全土に張り巡らされた高速鉄道網の便利さでした。運行本数が多く、時間に正確で、しかも日本の新幹線の約3分の1という安さ。都市間移動がこんなに快適なら、効率良くスケジュールを組んで、いろんなところに足をのばせる!そんな軽い衝撃を受けました。
そこで私たちがおすすめしたいのが、西安の王道観光に加えて、古都の「洛陽」または絶景の「華山」をプラスする旅。実際に西安から高速鉄道を利用してみると、洛陽までは約1時間20分、華山までは約40分と、驚くほどあっという間に到着しました。
3泊4日では少し厳しいですが、5泊6日あれば日帰りでの訪問も十分に可能。私たちは「じっくり観光派」なので、洛陽に3泊、華山に2泊と余裕を持った日程にしました。
洛陽ではお目当てだった龍門石窟の圧倒的なスケールに感動し、 旧市街のノスタルジックな雰囲気にも心を奪われました。華山は料金面と体力面で渋る夫を説得して訪れたのですが(笑)、 その絶景は行った価値があると間違いなく言えます。
西安は単独でも十分に楽しめる街ですが、高速鉄道を使えば“西安+α”の旅が一気に現実的になります。街を歩いていても日本人はほとんど見かけず、東南アジアよりも異国情緒を感じるほど。
「王道だけじゃ物足りない」「ちょっと違う旅がしたい」そんな人には、洛陽 or 華山をプラスした西安旅をぜひおすすめしたいです。
まとめ 短い日程でも上手に計画すれば西安はしっかり楽しめる
私たちが旅程を考えるうえでいつも大切にしているのは、リスクを減らしながら安心して旅を楽しむこと。そのため、旅の初日と最終日は必ず「拠点となる都市」に滞在し、旅のスタートと帰国の準備を整えられるようにプランを組んでいます。
今回は久しぶりの中国本土ということもあり、現地に行かないと分からない不透明な部分も多かったので、特にスケジュールには余裕を持たせました。結果的に、この“ゆとり”が旅の満足度をぐっと上げてくれたと感じています。
もちろん、現実的に長期の休みを取るのが難しい方も多いと思います。でも、スケジュールの組み方やホテルの立地選びを工夫するだけで、旅の充実度は大きく変わるはず。
西安には、回民街の食べ歩きや鐘楼のライトアップなど、夜遅くまで楽しめるスポットもたくさんあります。短い日程でも、上手に計画すればしっかり満喫できる街です。ぜひ、自分のペースに合った旅程を組んで、西安の魅力を思いきり味わってみてください。




