私たちは西安旅行11泊12日のうち、華山で登山するために2泊を「眷山ホテル」で過ごしました。華山ビジターセンターまですぐ行ける便利な立地で、高速鉄道・華山北駅も車で15分ほどと、登山の拠点にぴったりのホテルです。
1泊約3,700円と非常にリーズナブルですが、客室は清潔で静か。スタッフも親切で、家族経営らしいアットホームな雰囲気が印象的でした。この記事では、客室の使い心地や朝食、周辺環境など、実際に泊まって感じたことを詳しくレビューしていきます。
※本記事の内容は、2025年10月に訪れた際の情報をもとに記載しています。料金やサービス内容は変更される可能性がありますので、最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
華山登山の拠点に便利|眷山ホテルってどんなホテル?

眷山ホテルは、中国屈指の絶景スポットである華山景区(日本でいう国立公園のようなエリア)に位置する3つ星ホテルです。景区内は一般車両の通行が制限されているため、夜はとても静かで落ち着いた環境。“華山のふもとに泊まる”という特別な体験ができました。
登山の拠点としての利便性は抜群で、華山ビジターセンターまでは車で5分ほど。下山後も長距離移動をせずにすぐ休めるため、体力的にもかなり助かりました。
3泊して分かったメリット・デメリット
- 実際に泊まって感じたメリット
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- 華山ビジターセンターがすぐ近くで、移動ストレスはゼロ
- 景区内は車両規制があるため、静かで治安も安心
- 華山入口や華山北駅まで無料送迎サービスあり
- 客室が清潔で、シャワーの水圧・温度も安定
- 格安なのにきめ細やかなサービスでコスパ最高
- 実際に泊まって感じたデメリット
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- 英語がほぼ通じないので、翻訳アプリは必須
- 周辺に飲食店がほぼなく、食事の選択肢は少なめ
- コンビニやスーパーがないため、事前準備が必要
- ホテル併設レストランは喫煙可で、ノンスモーカーはつらい
ホテル周辺の立地・送迎サービス
華山へのアクセスは、高速鉄道を使えば西安から約40分、洛陽からは約1時間ほど。料金は日本の新幹線の3分の1ほどで、私たちは洛陽から華山まで1人123元(約2,600円)とお得に移動できました。

夕方4時半頃に洛陽龍門駅を出発し、華山北駅へは5時半頃に到着しました。駅舎を出るとタクシーの呼び込みが声をかけてきましたが、事前にホテルへ送迎をお願いしていたので安心。そのまま指定の合流場所である、駅を出て左側の道路沿いへ向かいました。

あらかじめメッセージアプリで連絡を取り合っていたため、迷うことなくスムーズに合流できました。迎えに来てくれた車は最新の電気自動車で、静かで乗り心地も良かったです。

華山北駅からホテルまでは車で15分ほど。ホテルは華山景区内にあるため、途中で車両番号を管理するゲートを通過して向かいました。景区内は部外者が入れず管理がしっかりしているので、治安面でも安心。初めての華山でも落ち着いて滞在できました。

駅からホテルへ向かう途中にはちょっとした繁華街がありますが、ホテル周辺には飲食店やコンビニがほとんどありません。外で食事や買い物をしたい場合は、この繁華街まで出かける必要があります。夕食はホテル内レストランを利用するか、必要なものは事前に買っておくと安心です。
チェックイン|フロント対応・ロビーの雰囲気
それでは、客室の雰囲気や朝食など、実際に泊まって感じたポイントを写真とともに紹介していきます。ホテルに到着してからチェックインまではスムーズでした。

外観はパッとしない雰囲気なので、「ホテル選びを失敗したかも…」と一瞬不安になったのですが、中へ入ると明るく清潔感のあるロビーとレストランが広がっていてホッとひと安心。フロントでは英語がほぼ通じませんが、スタッフの方はとても親切で、翻訳アプリを使いながら丁寧に対応してくれました。

チェックイン時には、登山に必要な軍手とパンフレットをいただきました。初めての華山でも安心して歩けるように気配りされていて、家族経営のホテルらしい細やかなサービスがありがたかったです。

館内には、ジムの奥に無料のコインランドリーがありました。登山で汗をかいた服をすぐに洗えるので、連泊でも気持ちよく過ごせるのが嬉しいところ。
客室レビュー|眷山ホテルのツインルーム
宿泊棟は、フロントやレストランがある建物の奥にある別棟で、今回はその3階のツインルームに泊まりました。華山景区内という立地のため、宿泊者はほとんどが登山目的の人たち。夜は本当に静かで、周囲の物音もほとんど聞こえず、とても落ち着いた環境で快適に過ごせました。
ベッド・コンセント

ドアを開けると、明るく広々とした部屋が広がっていて、外観とのギャップに思わずびっくり!エアコンやテレビなどの設備も新しく、どこも清潔に整えられていて、第一印象からとても好感の持てるお部屋でした。

ベッドは幅135cmのダブルサイズが2台で、1人ずつ寝るには十分なゆとりがあります。寝返りしても余裕があり、登山前後でもしっかり眠れて体力の温存ができました。マットレスは沈み込みが少ないタイプで、長時間寝ても体が痛くならず快適でした。

ベッド足元には荷物をたくさん置ける棚があり、スーツケースを広げたり小物を整理したりするのに便利でした。コンセントの数も十分で、スマホやカメラの充電には困りません。「A・Oプラグの差込口」がそれぞれ1つずつあるコンセントが設置されているため、日本のA型コンセントがそのまま挿せました。

ミネラルウォーターは2本無料で用意されていますが、客室に冷蔵庫はありません(中国では冷蔵庫なしのホテルも多いです)。その代わりに電気蚊取り器が置かれていて、山のふもとのホテルならではの気遣いを感じました。

大きな窓からは陽が差し込み、とても気持ちが良い空間。窓の向こうには切り立った華山の岩肌がくっきりと見えて、山のふもとに泊まっている実感が湧きました。
洗面台・アメニティ

入口すぐのところに洗面台があり、その隣にシャワーとトイレが並ぶつくりでした。洗面台はまさかの女優ミラー付きで、明るく作業スペースも広く、使いやすかったです。

アメニティは、歯ブラシやクシ、カミソリ、綿棒など一通りそろっています。地方の家族経営のホテルなのに、アメニティは一つずつロゴ入りで、思わず気合いを感じました…笑。ドライヤーの風量も十分あり、髪を乾かすのに時間がかからなかったのが嬉しいポイント。

スリッパはペラペラ系ではあるものの、使い捨てタイプが用意されているだけでもありがたいですね。バスローブやパジャマは備わっていないため、必要な方は持参しておくと安心です。
バスルーム・トイレ


清潔感のあるバスルーム。レインシャワーとハンドシャワーの水圧・温度はどちらも安定していて、快適に使えました。排水や匂いも問題なく、ドアがぴたっと閉まるので水はねの心配もありません。すりガラスの仕切りになっていて、プライバシー面でも安心です。

シャンプー、コンディショナー、ボディソープの使い心地は悪くありませんが、香りや質感にこだわりがある人は、普段使っているものを持参した方が良さそうです。
朝食レビュー|中華の簡易ビュッフェ

朝食会場はフロント横のレストランで、提供時間は7:00~9:00。私たちは連泊で利用しましたが、1日目はビュッフェではなく単品料理(炒飯)が提供され、少し物足りなさを感じました。


2日目の朝食は、中華メニューの簡易ビュッフェでした。品数は少ないものの、野菜炒めやチンジャオロース、炒飯など、家庭的な優しい味付けの料理が並びます。

せいろで蒸された点心(まんじゅう)はホカホカで、朝からほっとする味。

さすが国土の大きい中国、晩秋なのにスイカが食べられました。季節外れのフルーツに出会えるのも、旅ならではの楽しさですね。
朝食後は華山ハイキングへ

翌朝は9時に華山入口まで送迎してもらいました。朝からあいにくの雨で迷いましたが、たくましく登山する中国人の姿に背中を押され、思い切って決行することに。ビジターセンターからシャトルバスに乗り、西峰ロープウェー乗り場までは約40分と意外と長く、山道をぐねぐねと進んでいきました。

11時に西峰ロープウェイを降り、西峰→南峰→北峰の順に歩いて回るルート。頂上付近は霧がかかっていましたが、下っていくにつれて視界が開け、思わず足を止めてしまうほどの絶景が広がりました。16時に北峰ロープウェイで麓へ下り、送迎車と合流してすぐにホテルへ戻りました。
華山での登山の様子は、こちらのページで詳しく紹介しています。
夕食レビュー|家庭料理の優しい味
私たちは外へ食べに行くのが面倒だったので、夕食は2日間ともホテルのレストランでいただきました。ホテルだから多少高くても仕方ないかなと思っていたのですが、町中の食堂と値段が変わらずびっくり。家族経営のホテルらしく、どの料理も家庭的な優しい味で、雨の登山で疲れた体に沁みました。

1日目は、水餃子25元、麻婆豆腐20元、白米2元を頼みました。水餃子はボリュームたっぷりで、手作りの味がしてとても美味しい。しかも25個入りで1個1元という安さにびっくりしました。

麻婆豆腐はものすごく辛そうに見えますが、見た目ほど辛くはなく、スパイスがほどよく効いていて美味しかったです。

2日目は、チンジャオロース25元、臊子面15元、白米2元を注文しました。チンジャオロースはお肉もたっぷり入っていて、日本人にも食べやすい味付けでした。

ちょっと変わったものに挑戦してみようと思い、臊子面(サオズ麺)をオーダーしました。この地域で食べられている、やや酸味のあるスープ麺だそうです。トマトや豆腐、きくらげ、白菜などが入っていて、辛みはなく、ダシがしっかり効いた味で美味しかったです。

夕食時には、高温消毒された密閉パックの食器セットが出てきて、衛生面の配慮がしっかりしているのが伝わってきました。中国ではコロナ禍以降、ホテルでもこうした管理が徹底されているようで、今回の旅でも同じ方式をよく見かけました。旅行者としては安心して使えるのがありがたいところ。
まとめ 実際の宿泊料金はいくらだった?
今回私たちは、1泊あたり約3,700円(朝食付きツイン)で宿泊しました。Trip.comで約1か月前に予約していましたが、直前割のセール価格が出たため、前日に予約を取り直しました。中国ではAgodaやBooking.comよりもTrip.comの方が安いことが多いので、価格重視の人はチェックしておくと安心です。
登山が目的だったため「設備は最低限でOK」と割り切って価格重視で選んだホテルでしたが、良い意味で期待を裏切られた滞在でした。館内は新しく清潔で、客室も静かに過ごせる環境。なにより華山のふもとにあるため、雨の登山で疲れ切った体をすぐに休められたのが本当に助かりました。
さらに、華山への往復送迎や高鉄駅への送迎が無料で利用でき、交通費がほぼかからなかったのも大きなメリット。華山登山を目的とする人には、立地・清潔さ・価格のバランスが非常に良いコスパホテルだと感じました。
| ホテル名 | 眷山ホテル (眷山酒店 华山景区游客中心店) |
|---|---|
| 星の数 | |
| アクセス | 高速鉄道 華山北駅から車で15分 |
| 時間 | チェックイン 14:00/チェックアウト12:00 |
| 評価 | Trip.com Agoda Booking.com Expedia |
