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大英博物館の見どころ20選!アクセス・所要時間・お土産まで徹底ガイド

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ロンドン観光の目玉である大英博物館は、歴史的価値の高い発掘品や美術工芸品が所蔵された世界最大級の博物館です。ロゼッタストーンやパルテノン神殿の彫刻など、教科書で一度は目にしたことがある至宝も多数あります。何を見たらいいか迷ってしまうと思うので、これだけは絶対に押さえておきたいという大英博物館の見どころを20点に厳選しました。

また広い博物館を効率良く見学するには、あらかじめ館内施設やポイントを押さえておくことが大切です。アクセス・開館時間・所要時間・入場料・見取り図・お土産など、実際に訪れて分かった大英博物館の情報を詳しく紹介していきます。

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大英博物館について

アクセス

大英博物館へは、以下4つの地下鉄駅から徒歩でアクセスできます。博物館のメインゲートに近い駅は、ノーザン線とセントラル線が乗り入れるトッテナムコートロード駅、ピカデリー線とセントラル線のホルボーン駅になります。

  • トッテナムコートロード(Tottenham Court Road)駅から徒歩5分
  • ホルボーン(Holborn)駅から徒歩5分
  • ラッセルスクエア(Russell Square)駅から徒歩10分
  • グージストリート(Goodge Street)駅から徒歩10分

開館時間

10:00~17:30(金曜は10:00~20:30)

休館日

1/1、12/24、12/25、12/26

入場料

無料 ※特別展は有料

所要時間

大英博物館には15万点以上もの展示物があるため、どれだけ見学するかによって所要時間は変わってきます。一番人気のロゼッタストーン周辺だけを見るなら1時間くらいから、おすすめの見どころ20選を回るなら3時間くらいが目安です。博物館全体をサッと見て回るなら5時間くらい、じっくりと見て回りたい方は丸1日がかりとなります。

また大英博物館はロンドン有数の観光スポットなので、平日・休日問わずいつも混雑しています。見学におすすめの時間帯は、比較的空いている朝一番または夕方頃です。夜8時までオープンしている金曜も狙い目です。

写真撮影について

写真撮影に関しては常設展示室では撮影が許可されていますが、特別展は撮影不可です。フラッシュ撮影と三脚の使用は禁止されています。

大英博物館の施設案内

大英博物館はロンドン中心部に位置し、地下鉄からは徒歩10分圏内と観光客もアクセスしやすい場所にあります。正面入口はグレート・ラッセル・ストリートに面しており、ファサードはギリシャ神殿風の威風堂々とした佇まいです。

門を入って左手に進むと、セキュリティチェックがあります。館内には40×40×50cmを超えたサイズの荷物、スーツケースは持ち込めないので注意して下さい。手荷物検査を終えたら、正面入口から入館します。

入館するとすぐ左手に、クロークルームがあります。クロークルームは正面入口と北入口の2か所にあり、営業時間は9:45~17:30(金曜は~20:30)です。料金は、コート£2、バッグ(4㎏まで)£2.5、バッグ(4~8㎏まで)£5、傘£1。折り畳み式のベビーカーは無料で預かってもらえます。

正面入口から直進すると、グレートコートというガラス屋根の広いホールに出ます。グレートコートには見学の起点となるポイントが集まっており、インフォメーションやオーディオガイドカウンター、お土産ショップ、カフェなどがあります。

右手にあるのが、インフォメーションカウンターと無料の館内マップ(£2の寄付金制)が置かれたラックです。すぐ隣には特別展のチケット売り場もありました。

左手にあるカウンターでは、大英博物館ガイドブック(£6)とカラー版の館内マップ(£2)が購入できます。ガイドブックは日本語版もあるので、展示物の歴史・文化について詳しく知りたい方は活用するといいでしょう。

そのすぐ隣にはオーディオガイドカウンターがあり、日本語を含む10言語に対応したオーディオガイドを貸し出しています。料金は1台£7(19歳未満と60歳以上は£6)、借りる際はパスポートまたはクレジットカードが必要です。オーディオガイドは人気なのでカウンターには絶えず行列が出来ていました。朝一番に行くと、あまり並ばずに借りられますよ。

オーディオガイドカウンターの横には、グレートコートのシンボルであるライオン像が立っています。

大英博物館にはカフェ・レストランが3軒あります。館内では無料Wi-Fiが利用できるので、休憩しながらゆっくり見学するのもいいですね。

【コートカフェ】
土曜~木曜 9:00~17:30
金曜 9:00~20:30

【グレートコートレストラン】
モーニング 10:00~11:30
ランチ 11:30~15:00
アフタヌーンティー 15:00~17:30
ディナー(金曜のみ) 17:30~20:30

【ピッツェリア】
11:00~17:00

コートカフェの隣には、キングスライブラリー(ルーム1)というジョージ3世のコレクションを収めた展示室があります。当時の豪華な内装も復元されているので要チェックです。

大英博物館の見取り図

大英博物館のフロアは、大まかに地下階(レベル-2~-1)、地上階(レベル0~2)、上階(レベル3~5)に分かれています。主な展示物は、地上階のレベル0と上階のレベル3にあります。

地上階はグレートコートを囲むように展示室が配置されており、古代エジプト、ギリシャ、ローマ、中近東、南北アメリカ大陸の展示物を見ることができます。一番人気のロゼッタストーンは、グレートコートの左手にあるルーム4で展示されています。

上階では古代エジプトのミイラのほか、ヨーロッパや中近東の展示物を見ることができます。グレートコート中央にある階段を上ると、グレートコートレストランがあります。

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大英博物館の見どころ20選

それでは、大英博物館の15万点以上もある展示物の中から、私達がこれだけは見逃せないと思った見どころを紹介していきます。挙げようと思えば何十点でも紹介できるのですが、今回は時間がない人も楽しめるよう20点だけに絞り込みました。

ロゼッタストーン(ルーム4)

まずはグレートコートの左手からギャラリーに入ると、正面に人だかりの出来ているガラスケースがあります。これはエジプト考古学史上で最大の発見と言われる石碑、ロゼッタストーンです。大英博物館で人気No.1のお宝ですから、これを見ずには帰れませんよ。

高さ1mほどの大きさがあるロゼッタストーンは、解読不能と言われていたヒエログリフ(象形文字)を解き明かす鍵となった石碑です。ナポレオンがエジプト遠征時に、ナイル川の河口の町で発見したことでも有名ですよね。

石の表面にはヒエログリフ、デモティック(民衆文字)、ギリシャ文字の3つの言語がびっしりと刻まれています。これが教科書で見た本物のロゼッタストーンかと思うと感慨深く、何度も見入ってしまいました。

ラムセス2世の胸像(ルーム4)

ロゼッタストーンから右手に進むと、また人だかりが出来ている場所があります。

これはエジプト第19王朝のファラオ、ラムセス2世の胸像です。紀元前1250年頃の古いものですが、とても綺麗に顔が残っていますね。高さ2.5m、重さ7トン以上もあるので、運搬には大変な困難を伴ったそうです。右胸にはナポレオンが運び出す際に開けた穴が残っています。

ゲイヤー・アンダーソンの猫(ルーム4)

ラムセス2世像の右斜め後ろにあるのは、ゲイヤー・アンダーソンの猫という名のブロンズ像です。エジプトの女神「バステト」の化身とされる猫をかたどったもので、耳と鼻には金の装飾が施されています。その愛くるしい見た目から、バステトのぬいぐるみはお土産としても人気なんですよ。

アメンホテプ3世の頭部像(ルーム4)

ロゼッタストーンを挟んでラムセス2世像の反対側にあるのは、アメンホテプ3世の巨大頭部像です。ルーム4には、歴代ファラオの像など古代エジプトの発掘品がたくさん展示されているので、興味がある方はゆっくり見学してみて下さい。

アッシリアの守護獣神像(ルーム10)

次は、中近東の発掘品があるルーム10へやってきました。ここで見逃せないのが、大きな一枚岩から作られたアッシリアの守護獣神像です。宮殿の門に魔除けとして置かれていたもので、頭は神の王冠をかぶった人間、胴体は大きな翼が生えた雄牛というユニークな像です。あごには立派なヒゲをたくわえており、よくよく見ると足は5本あります。

すぐ隣にあるレリーフには、有翼鷲頭聖霊像(鷲の頭を持った人間と翼を持った人間)が描かれています。

アッシリアの守護獣神像は、ルーム10にて複数展示されています。私達は以前にベルリンのペルガモン博物館でレプリカを見たことがあったので、大英博物館で本物を見ることができ感動してしまいました。

アッシリア王のライオン狩りのレリーフ(ルーム10)

ルーム10でもう一つ注目なのが、アッシリア王のライオン狩りのレリーフです。レリーフには王の権力を誇示するためのライオン狩りが、躍動感たっぷりに描かれています。2500年前のものとは思えないほど保存状態が良く、スケールの大きな展示物となっていました。

ネレイデス・モニュメント(ルーム17)

次は、ギリシャ・ローマの発掘品があるルーム17へやってきました。先程までとは一変し、優美な雰囲気が漂う展示室となっています。

部屋の一角にドーンと立つギリシャ神殿風の展示物は、ネレイデス・モニュメントです。紀元前4世紀頃の墓廟とされており、中央には女神ネレウスの娘の像が飾られています。いかにもギリシャらしい展示物なので、インパクトに残りやすいと思います。

パルテノン神殿の彫刻(ルーム18)

ネレイデス・モニュメントの隣にあるルーム18には、パルテノン神殿の彫刻があります。アテネ・アクロポリスの丘にそびえ立つ、パルテノン神殿に飾られていた彫刻が多数展示されています。ロゼッタストーンと並ぶ大英博物館の目玉でありながらも、ギリシャから返還要求が出ているいわくつきの展示物です(笑)

パルテノン神殿の彫刻は、19世紀にエルギン伯爵がイギリスに持ち帰ったので、別名「エルギン・マーブル」とも呼ばれています。馬の頭部は生き生きとしており、人間は筋肉や体のライン、衣服のひだ一つ一つまで見事に表現されています。

部屋全体がパルテノン神殿風のギャラリーのようになっており、彫刻だけでなく浮き彫りのレリーフも展示されていました。ギリシャ彫刻のレベルの高さと、圧倒的な美しさに目を奪われてしまいましたね。

ハリカルナッソスのマウソロス霊廟の彫刻(ルーム21)

ルーム21にあるハリカルナッソスのマウソロス霊廟の彫刻は、世界七不思議の一つであるマウソロス霊廟に飾られていた彫刻です。度重なる地震や略奪により現在は消滅してしまいましたが、壮大なスケールの霊廟だったと推測されています。馬の頭部像は思いのほか大きく、在りし日の霊廟はどんな姿だったのか想像するとワクワクしてきますね。

うずくまるアフロディテ像(ルーム23)

ルーム23の中央に立つのは、2世紀頃に作られたうずくまるアフロディテ像です。水浴姿を見られ慌てて体を隠すアフロディテの様子を表しています。彫刻の周囲はぐるりと一周できるので、ぜひ後ろ姿も見て下さい。女性らしい曲線的なボディラインがとても美しいです。

モアイ像(ルーム24)

次は、南北アメリカの発掘品があるルーム24へやってきました。部屋に入ると、正面にいきなりモアイ像が出現するのでちょっと驚きます。モアイ像にしては小ぶりではありますが、イースター島から持ち帰った正真正銘の本物ですよ。

アステカのトルコ石モザイク(ルーム27)

ルーム27には、メキシコ中部で15~16世紀に栄えたアステカ文明のトルコ石モザイクが展示されています。トルコ石はアステカ人にとって火や太陽を象徴する特別なもので、儀式用の装身具に使われていたそうです。

現存するアステカのトルコ石モザイクは55点で、そのうち「ケッツァルコアトルの仮面」と「双頭の蛇」など9点が大英博物館にあります。暗いギャラリーの中で照明が当てられて展示されているので、一つ一つのモザイクがキラキラと輝いていましたよ。

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ルイス島のチェス駒(ルーム40)

続いては、上階の展示室を見ていきたいと思います。ルーム40にあるルイス島のチェス駒は、12世紀にノルウェーで作られたもので、セイウチの牙から出来ています。このチェス駒は映画「ハリーポッターと賢者の石」に登場する魔法使いのチェスのモデルとなり、一躍有名になりました。終盤でロンが操っていた巨大駒なので、見覚えがある人も多いのでは?

サットン・フーの兜(ルーム41)

ルーム41には、イングランド東部サフォーク州で発見された船葬墓「サットン・フー」から出土した品が多く展示されています。中でも注目なのが「イギリスのツタンカーメンのマスク」と呼ばれているサットン・フーの兜です。ブロンズと鉄の部分は失われていますが、眉の銀、頭から鼻にかけての金の装飾は残っています。

オクサスの遺宝 黄金の馬車(ルーム52)

ルーム52にはオクサスの遺宝と呼ばれる、アフガニスタンのオクサス川流域で発見されたアケメネス朝ペルシャの発掘品が展示されています。 こちらの「黄金の馬車」をはじめ、黄金の腕輪など当時の技術力の高さが感じられる品ばかりです。

ウルの王墓の出土品(ルーム56)

ルーム56には、古代メソポタミア都市ウルの王家の墓から出土した副葬品があります。いずれも紀元前2600年頃のものとされており、保存状態は驚くほど良いです。こちらの「ウルのゲーム盤」は、なんと世界最古のサイコロボードゲーム。古代人もゲームをして遊んでいたなんて親近感が湧きますね。

「ウルのスタンダード」と呼ばれる木箱には、両面に3段の絵が描かれています。青いラピスラズリ、赤い大理石、白い貝殻が使用されており、その美しさには目を惹かれます。何に使われたのか未だに解明されていませんが、大英博物館が誇る一品です。

「やぶの雄羊」という小さな像には、角と毛皮にラピスラズリ、顔や足には金が使われています。こちらを見つめる瞳がなんとも可愛らしくて、印象に残りましたね。

ネブアメンの墓の壁画(ルーム61)

次は2階で一番人気を誇る、古代エジプトのギャラリーへやってきました。ルーム61にあるネブアメンの墓の壁画は、来世でも不自由なく生きられるよう願って描かれたものです。水鳥やご馳走などが、驚くほど色鮮やかに描かれていました。

古代エジプトの副葬品・ミイラ(ルーム62-63)

隣のルーム62~63には、大英博物館の人気トップ3に入る古代エジプトのミイラがあります。2つの部屋にまたがって多くのミイラが展示されていますが、中でも有名なのが「女神官ヘヌトメヒトの棺」です。金箔がふんだんに使われた棺には、隅々までヒエログリフが描かれており、ギャラリーの中でも一際目を引く存在となっていました。

古代エジプト人は永遠の生命と来世での復活を信じていたため、70日間もかけてミイラを作っていたそうです。当時のミイラ製造技術や死生観を知ることができ、非常に面白かったです。

なんと、人間だけでなく「猫のミイラ」までありました。

もう一つ人気なのが、棺には入っていない「ジンジャー」というミイラです。頭部に残っていた髪が赤毛だったことから、ジンジャーと名付けられました。これは本来のミイラとは違って、埋葬された場所で自然にミイラ化してしまったものなんですよ。

エジプト死者の書(ルーム63)

ミイラと合わせて見学したいのが、死後の過程が描かれたエジプト死者の書です。パピルスという素材に、色鮮やかな絵やヒエログリフが書かれています。

ポートランドの壺(ルーム70)

最後にご紹介するのは、ルーム70にあるポートランドの壺です。1世紀頃に、古代ローマ人の高度な技術によって作られたカメオガラスの壺です。濃いブルーのガラスの上に、白い浮き彫りのガラスが重ねられた繊細な一品です。大英博物館にはまだまだ見どころがたくさんあるので、時間が許す限り見学してみて下さいね!

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大英博物館のお土産

大英博物館にはミュージアムショップが3軒あり、グレートコートの中央にあるお土産ショップが分かりやすく品揃えも豊富です。時間がない方は、どんなグッズがあるのか公式オンラインショップであらかじめ目星をつけておくのもおすすめです。

【ブックショップ】
月曜~木曜・日曜 10:00~17:30
金曜 10:00~20:00
土曜 10:30~17:30

【ファミリーショップ】
月曜~金曜 9:30~18:00
土曜 9:30~17:30
日曜 10:00~17:30

【コレクションショップ】
月曜~木曜・土曜 9:30~17:30
金曜 9:30~20:00
日曜 10:00~17:30

ショップでは様々なお土産が販売されていますが、中でも人気なのがゴム製のアヒル人形「ラバーダックス」です。テレビ番組「世界の果てまで行ってQ」では、出川哲郎さんがこのアヒルを求めてロンドンを駆け巡る姿が放映されていました。5種類ある中で一番人気はスフィンクスのアヒルで、値段は1個£5.50です。

大英博物館の目玉である、ロゼッタストーン関連のアイテムも人気です。ロゼッタストーンをかたどったUSBメモリやチョコレート、ヒエログリフで書かれた「ピーターラビットのおはなし」など面白いアイテムがあります。

大英博物館のロゴ入りエコバックは、£1.99と手頃なのでいくつでも欲しくなっちゃいます。

素敵な模様が描かれた折り畳み傘は、自分用のお土産にもいいかもしれません。この他にもマグカップやタンブラー、文房具、キーホルダー、ポストカードなどたくさんのアイテムがあるので、ゆっくりお土産探しを楽しんでみて下さいね。

まとめ

大英博物館はイギリスが植民地を多く持っていた時代に略奪した品も多数あり、泥棒博物館なんて揶揄されたりもしますが、こうやって大事に管理され、研究にも使われているなら悪くないのかなと思いました。何より無料で一般開放されており、子供や学生の勉強の場として利用されているのは素晴らしいことですよね。

私達は大英博物館のほぼ全ての展示室を6時間かけて見学しましたが、かなりヘトヘトになりました(笑)ゆっくり見て回りたい方は、大英博物館目の前のホテルザ モンタギュー オン ザ ガーデンズなどに滞在し、何回かに分けて訪れるといいかもしれませんね。

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