ハワイ・オアフ島には、ワイキキビーチやダイヤモンドヘッドなど魅力的な観光名所が数多くあります。観光はもちろんのことグルメやショッピングも楽しみたいですし、実際にどこへ行ったらいいのか悩みますよね。レンタカーでしか行けないスポットもたくさんあったり、物価の高いハワイでは予算も気になります。
そこで今回は、公共交通機関を使って行くことができ、あまりお金をかけずに楽しめる観光地を紹介していきます。特にホノルルとワイキキの定番スポットを中心に巡ってきたので、個人旅行者からハワイ初心者まで気軽に楽しめるところばかりですよ。
ハワイのおすすめ観光スポットの地図
今回紹介する観光スポットは、実際に私達が徒歩と路線バス(ザ・バス)を利用して巡ったものになります。ザ・バスの料金は走行距離に関係なく、片道2.75ドル(6~17歳と65歳以上は1.25ドル)、1日乗り放題券は5.5ドルと格安なのが魅力です。
①ワイキキビーチ ②クヒオビーチのフラショー ③ヒルトン花火 ④ダイヤモンドヘッド ⑤ハナウマ湾 ⑥イオラニ宮殿 ⑦カメハメハ大王像 ⑧ホノルル美術館 ⑨パールハーバー ⑩カイルアビーチパーク ⑪ラニカイビーチ
ワイキキビーチ
ハワイを代表する観光地と言えば、白い砂浜に青い海が輝くワイキキビーチです!ハワイへ行ったら必ずと言っていいほど訪れる王道のスポットで、世界中から観光客が集まってきます。東西約3㎞に渡るワイキキビーチを囲むようにして街が広がっており、三日月型のビーチ沿いにはリゾートホテルが建ち並んでいます。
ワイキキビーチには細かく分けると8つのビーチがあり、場所によって少しずつ雰囲気が異なります。そのちょうど中間地点に立っているのが、デューク・カハナモク像です。隣には高級ホテルのモアナサーフライダー、目の前にはハイアットリージェンシーがあります。
デューク・カハナモク像がある辺りは、最も混雑しているエリアなので穴場ビーチでゆっくりするのがおすすめ。ワイキキビーチ西側のフォートデルッシービーチパークからヒルトンハワイアンビレッジにかけては、人が少なくて落ち着いた雰囲気が漂っています。
遠くには雄大なダイヤモンドヘッドも望むことができ、のんびりするには最適ですね。
お子様連れなら、ワイキキビーチ東側のクヒオビーチがおすすめです。クヒオビーチは防波堤に囲まれているため、波が穏やかで安心して子供を遊ばせられるのが魅力です。この辺りは魚も泳いでいるので、ちょっとしたシュノーケリングも楽しめますよ。
クヒオビーチのフラショー
ハワイではフラダンスを頭に浮かべる人も多いと思いますが、ワイキキではあちこちでフラショーが行われています。その中でもおすすめなのが、クヒオビーチの無料フラショーです。デューク・カハナモク像の横にある屋外ステージ「フラ・マウンド」が会場となります。
開演30分前には人が集まり始めるので、前方で見たい方は早めに会場へ行きましょう。6時半になると、ほら貝の合図とともにフラショーがスタートします。ハワイアンミュージックの演奏と共にフラダンスが披露されると、会場は一気に盛り上がります。
幻想的な雰囲気の中でフラダンスを見ていると、しみじみハワイに来たんだなあと感じられます。お子様連れでも気軽に行けるので、ディナーのついでに楽しんでみて下さいね。
ヒルトン花火
ハワイの名物イベントと言えば、毎週金曜の夜に打ち上げられるヒルトン花火です。ワイキキ最大のホテルである、ヒルトンハワイアンビレッジ前のデュークカハナモク・ビーチパークから上がります。5分間という短い花火ではありますが、誰でも無料で見ることができます。
目の前で開く大輪の花火は、ドンドーンと大迫力!早めに行って場所取りする必要もないので、思い立ったら気軽に行けるのも魅力です。
花火の前には、ワイキキビーチで美しいサンセットも楽しめます。ゆっくり海辺を散策しながら、刻々と移り変わる空の色を眺めてみてはいかがでしょうか。
ダイヤモンドヘッド
ハワイのシンボルであるダイヤモンドヘッドは、ただ眺めるだけでなく登山も楽しめるのをご存知ですか?トレッキングコースが整備されており、山頂からは素晴らしい景色が一望できます。ワイキキからはザ・バスの2番または23番に乗り、約15分で行くことができます。
ダイヤモンドヘッド登山口に一番近いバス停で下車し、坂道をしばらく歩くと料金所に到着します。入山料は1人1ドルなので、とってもリーズナブル。
登山口から山頂までは約1.3㎞あり、大人なら30分、お子様連れやシニアの方でも45分くらいで登れてしまいます。デコボコ道や急階段があるので、動きやすい服装&スニーカーを履いて行くといいでしょう。
山頂から望む景色は、登山の疲れも吹っ飛んでしまうほどの絶景です!
美しいグラデーションの海や火山のクレーターなど、ハワイの大自然を肌で感じることができます。素晴らしい思い出になること間違いなしですよ。
ハナウマ湾
ハナウマ湾は、南国らしいカラフルな熱帯魚とシュノーケリングできるスポットです。ホテルラクロワワイキキ前から22番バスに乗り、40分ほどの場所にあります。オプショナルツアーで訪れる人も多いですが、自力で行けば入場料の7.5ドルとバス代だけで済みます。
ローカルから観光客までとにかく大人気のスポットなので、バスは始発で行くことをおすすめします。入場者全員に義務付けられている環境保護ビデオを見たら、いざビーチへ!
綺麗な弧を描いたビーチには、見事に透き通った海が広がっています。
岩礁にぽっかり空いた「キーホール」と呼ばれる場所は、初心者やお子様連れも遊びやすい砂地のポイントです。少し顔をつけただけで、魚がうじゃうじゃ泳いでいますよ(笑)
シュノーケル道具は現地でレンタルもできますが、ワイキキのスーパーやコンビニで買って行った方が経済的です。私達もウォルマートで買って準備しましたが、最低限シュノーケルセットだけあれば楽しめます。
イオラニ宮殿とカメハメハ大王像
近年トレンドの発信地として注目を集めるダウンタウンには、歴史的な見どころが点在しています。ワイキキ中心部からは、運行本数の多い2番バスに乗って行くと便利です。
1800年頃に建てられたイオラニ宮殿は、カラカウア王とカピオラニ王妃が住まわれていた豪華な宮殿です。アメリカに存在する唯一の宮殿であり、激動の歴史を見つめてきた場所でもあります。内部は日本語ガイドツアーまたはオーディオツアーで見学できます。
イオラニ宮殿の向かい側には、お馴染みのカメハメハ大王像が立っています。定番のフォトスポットなので、記念撮影をお忘れなく!
ホノルル美術館
続いてはちょっと趣向を変えて、ホノルル美術館でのアート鑑賞はいかがでしょうか。イオラニ宮殿から1㎞ほどの場所にあるので、2番バスで一緒に訪れることができます。ホノルル美術館にはなんと5万点以上もの美術品が所蔵されており、ピカソやセザンヌなど有名画家の作品を見ることができるんです。
無料の日本語ガイドツアーもあり、火曜~土曜の10時~正午にかけて開催されています。ツアーは事前予約不要なので、セントラルコートヤード付近に集合すればOKです。
美術館で一番人気なのが、印象派・ポスト印象派の展示室です。特にモネの「睡蓮」は絶対に見逃せません!
こちらは美術館のシンボルとなっている「観音如来像」です。
ホノルル美術館では、併設のカフェとミュージアムショップも忘れずにチェックしてみて下さい。観光客のみならず地元客も通う人気のヘルシーカフェは、ランチの2時間しか営業していないので予約必須。ミュージアムショップでは、センスの良いお土産が買えますよ。
パールハーバー(アリゾナ記念館・戦艦ミズーリ記念館)
オアフ島を代表する観光スポットと言えば、パールハーバー(真珠湾)です。誰もが教科書で学んだ歴史の舞台ですから、一度は訪れてみたいと思う方も多いのでは?ワイキキからは20番または42番バスに乗り、1時間10~20分ほどで行くことができます。
パールハーバーは現在もアメリカ軍の基地となっており、その一部が「パールハーバー・ヒストリック・サイト」として一般公開されています。敷地内にはいくつか施設がありますが、中でもおすすめなのがアリゾナ記念館と戦艦ミズーリ記念館です。
アリゾナ記念館は海上にあるため、15分おきに催行されているボートツアーに参加して見学します。沈没した戦艦アリゾナの真上に建てられた記念館は、亡くなられた1000名以上の方を慰霊するスペースとなっています。
アリゾナ記念館で特に注目してもらいたいのが、現在でも戦艦アリゾナから流れ出ているオイルです。通称「アリゾナの涙」と呼ばれており、水面が虹色に光っていることが分かります。70年以上も前のオイルを見ていると、歴史に思いを馳せずにはいられません。
戦艦ミズーリ記念館は、対岸のフォード島に係留されているので専用バスに乗って行くことになります。迫力満点の巨大戦艦は、全長なんと270mもあるそうです。日本語ガイドさんがいるので、案内をお願いするとより一層理解が深まりますよ。
メインデッキには3基の16インチ砲のほか、第2次世界大戦の降伏文書調印式が行われた場所など見どころがたくさんあります。パールハーバーの入場チケットは争奪戦なので、事前予約するか朝一番で訪れるといいでしょう!