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グラナダのアルハンブラ宮殿入場レポート!見学ルート・見どころ・行き方を紹介

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アルカサバ

続いては、馬蹄形アーチのワインの門(葡萄酒の門)を通ってアルカサバへ向かいました。

ワインの門をくぐると、アルカサバと「アルヒベ広場」が見えました。アルヒベ広場の地下にはかつて貯水槽があったことから、貯水槽の広場とも呼ばれています。広場には軽食や飲み物が売られている売店があるので、歩き疲れた観光客がゆっくりと休んでいましたよ。

アルヒベ広場に面した入口で、チケットチェックを受けてから入場しました。アルカサバはアルハンブラ宮殿で最も古い部分で、9世紀に建てられた軍事要塞をもとに、13世紀にアルハンブラ宮殿の城塞に改築したもの。

手前に見える馬蹄形アーチのある建物が武具の塔門、奥に見える高い建物がベラの塔。どちらの塔にも上ることができます。

アルカサバの中央にあるアルマス広場は、かつて兵舎や住居、浴場などがあった居住区。現在は、建物の土台部分が残っているだけの遺跡広場になっています。

ここからベラの塔へ上ってみます。塔の上には鐘が一つ設置されており、国旗や州旗が掲揚されていました。アルバイシン地区をはじめとしたグラナダの街並み、遠くにはシエラ・ネバタ山脈も望むことができます。

塔の上から東側を見下ろすと、先ほど通ってきたアルマス広場が見えました。広場の左奥にあるのはオメナッヘの塔で、右奥にはカルロス5世宮殿も。

アルカサバの最西端は、半円形の不思議な形をしているんですね。

グラナダの街の中心にあるカテドラルと、カトリック両王の眠る王室礼拝堂も見えました。アルバイシン地区には、白い家々がびっしりと建ち並んでいます。

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ヘネラリフェ

最後に、アルハンブラ宮殿の最も北側にあるヘネラリフェにやってきました。ナスル朝宮殿やアルカサバのあるエリアからは、歩いて10~15分ほどかかりました。ヘネラリフェは「水の宮殿」とも呼ばれており、歴代の王達が休暇を過ごした夏の離宮です。

糸杉のアーチの入口をくぐると、離宮の建物までの間には「下の庭園」と呼ばれる広大な庭園が続いています。ここはかつて果樹園だった場所で、20世紀になってから庭園に整備されたところ。細長い池と噴水のある庭園が向こうまで延びています。

下の庭園からは、アルハンブラ宮殿とアルバイシン地区の街並みを眺めることができます。

細長い池の庭園の次に、面白い形に刈り込まれた植木と色とりどりの花が植えられた庭園が見えてきました。

秋に訪れたので花は少なめでしたが、庭園には160種類もの草花が植えられているそう。

下の庭園が終わると離宮の入口が見えてきますので、チケットチェックを受けて入場します。

入場するとすぐに、ヘネラリフェで一番の見どころであるアセキアの中庭が見えました。中庭の中央には約50mの細長い池があり、池の両側からはアーチ状に噴水が噴き出しています。

中庭に面して延びる、アーチの美しい回廊。

この回廊は14世紀にできたもので、壁の上部には細かい漆喰細工が施されています。ここからアルハンブラ宮殿とアルバイシン地区を一望できました。

回廊を通ってアセキアの中庭の反対側にやってきました。庭園で使用されている水は、シエラ・ネバダ山脈の豊富な雪解け水。とっても涼しげな雰囲気ですよね。

アセキアの中庭の隣には、スルタナの中庭がありました。スルタナとは「王妃」という意味で、この中庭で王妃が殿方と密会していたとかいないとか…。

スペイン人ギター奏者のタレガはヘネラリフェを訪れたイメージをもとに、あの名曲「アルハンブラの思い出」を作曲したと言われています。

門の上には二対のライオンの像が付いています。ライオンが手に持っているのは、グラナダのシンボルであるザクロでしょうか?

下から見ると分かりませんでしたが、上から見るとスルタナの中庭の池はU字型になっていることが分かりますね。

水の階段の手すり部分は水路になっていて、シエラ・ネバダ山脈から引かれた水が流れています。この手すりは当時のまま残されており、バシャバシャと勢いよく水が流れていました。階段の途中には、丸石の敷き詰められた小さな噴水広場も。

まさに絶景というべき素晴らしい景色ですね。

最後に、緑のトンネルを通って出口に向かいました。これにてアルハンブラ宮殿の見学は全て終了となります。

まとめ

アルハンブラ宮殿はイスラム建築の最高峰と言われるだけあって、繊細な装飾が細部に渡り施されている素晴らしい宮殿でした。イスラム王朝最後の砦となった歴史に思いを馳せることができ、非常に感慨深い気持ちになりました。宮殿の入場チケットは年々入手しづらくなっているので、あらかじめオンライン予約していくのがおすすめです。
 アルハンブラ宮殿はチケット予約必須!予約方法と当日券購入について

またアルハンブラ宮殿内には、泊まれる世界遺産として人気のパラドール デ グラナダというホテルがあります。宮殿の敷地はとても広いので歩き疲れますが、ちょうど中間に位置するパラドール デ グラナダに宿泊すると、部屋に戻って休憩することもできます。

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