2025年10月、憧れだったシルクロードの古都・西安へ旅行に行ってきました。11泊12日・夫婦2人で実際にかかった費用は約25万円。ホテルや食事は安い一方で、兵馬俑など人気観光地の入場料は高めという、メリハリのある価格感でした。
西安は上海や北京に比べると日本人旅行者がまだ少なく、旅行費用や物価、決済事情など「お金まわり」の情報が少ないのが正直なところ。私たちも旅行前は予算を立てるのに苦労しました。
この記事では、11泊12日の西安旅行で実際にかかった総額や費用内訳、旅行日数別の予算目安、現地の物価、決済・両替で困った実体験まで詳しく紹介します。これから西安へ旅行を計画している方が、予算を立てる際の参考になれば嬉しいです。
※本記事の内容は、2025年10月に訪れた際の情報をもとに記載しています。料金やサービス内容は変更される可能性がありますので、最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
西安旅行の費用はいくら?11泊12日の総額を公開
私たち夫婦が11泊12日で訪れた西安旅行は、すべて個人手配で総額約25万円(1人あたり約12.7万円)でした。当初の予算28万円以内に収まり、円安の中でも比較的リーズナブルに旅ができました。
今回の旅行先に西安を選んだ理由は、「円安の今はドル・ユーロ圏への旅行は避けたい」「飽きてしまった東南アジア以外の旅先も開拓したい」と考えたからです。上海や北京と比べてホテル代などの滞在費が安く、直行便の航空券が手頃だったことも決め手になりました。
旅のスタイルは、いわゆるバックパッカーではなく、スーツケースで巡る「快適重視の個人旅行」です。ドミトリーのような格安宿ではなく、清潔で安心して泊まれる3~4つ星ホテルに宿泊しました。市内移動に関しても、地下鉄で節約するところと、DiDiタクシーで安全面や体力を優先するところを上手に使い分けています。
また、旅で常に大切にしているのは、「お金をかけるところ」と「節約するところ」をしっかり分けること。行きたい場所にはしっかりお金をかける一方、食事やお土産などはローカルなお店を利用して無理なく節約しました。その結果、満足度を落とすことなく、予算内で充実した旅行を楽しめたと思います。
今回の旅行条件は次のとおりです。
- 旅行日数:11泊12日
- 訪問都市:西安、洛陽、華山
- 旅のスタイル:個人旅行、3~4つ星ホテル宿泊、食事はローカル食堂中心
- 移動手段:中国高鉄(高速鉄道)、DiDi、地下鉄
西安旅行の予算目安【旅行日数別】
西安旅行の予算は、ホテル代や食費、交通費を比較的安く抑えられる一方で、兵馬俑などの人気観光地の入場料は高めです。そのため、旅行日数や訪れる観光地によって必要な予算は大きく変わります。
実体験をもとに、旅行日数別のおおよその予算目安をまとめました。
※航空券を45,000円前後、3〜4つ星ホテル利用を想定した目安です。観光内容やホテルのグレードによって予算は前後します。
| 旅行日数 | 1人予算の目安 | こんな旅行向け |
|---|---|---|
| 2泊3日 | 7〜8万円 | 兵馬俑・西安市内中心 |
| 3泊4日 | 8〜9万円 | 兵馬俑・西安城壁・大雁塔 |
| 5泊6日 | 10〜12万円 | 西安+華山または洛陽 |
| 7泊8日 | 11〜14万円 | 西安・華山・洛陽を周遊 |
| 11泊12日(実体験) | 約12.7万円 | 西安・洛陽・華山をゆっくり周遊 |
観光を中心に楽しむ一般的な3~5泊の旅行なら、1人あたり7~12万円程度を目安に考えておくと安心です。華山まで足を延ばす場合は、ロープウェイやシャトルバス代がかかるため、少し余裕を持った予算を見込んでおくとよいでしょう。
西安旅行に必要な日数やモデルコースについては、こちらの記事を参考にしてください。
西安旅行の費用内訳【航空券・ホテル・食費・交通費】
ここからは、11泊12日の西安旅行で実際にかかった費用を項目ごとに詳しく紹介します。「どこにお金がかかったのか」「どこで節約できたのか」が分かるよう、実際の支出をそのまままとめました。
| 費目 | 金額(2人分) | 1人あたり | 補足 |
|---|---|---|---|
| 航空券 | 90,000円 | 45,000円 | 直行便・FSC利用 |
| 宿泊費 | 65,000円 | 32,500円 | 3~4つ星ホテル11泊 |
| 観光代 | 42,000円 | 21,000円 | 兵馬俑・華山など |
| 食事代 | 18,000円 | 9,000円 (1食500円) | ローカル食堂中心 |
| 高速鉄道 | 15,000円 | 7,500円 | 3区間利用 |
| 市内交通費 | 11,000円 | 5,500円 | 地下鉄・DiDi |
| お土産・雑費 | 8,000円 | 4,000円 | スーパー中心 |
| SIMカード代 | 4,500円 | 2,250円 | 現地SIM |
| 合計 | 253,500円 | 1人あたり126,750円 |
航空券代が一番高い!往復約4.5万円で直行便を利用

西安旅行で最も費用がかかったのは航空券でした。往復航空券は夫婦2人で約9万円(1人あたり約45,000円)。燃油サーチャージや諸税込みでこの価格なら、円安の今でも十分リーズナブルだったと思います。旅費全体の約3分の1を占めるものの、国際線としてはかなりお得に行けました。
今回利用したのは、中国のFSC(フルサービスキャリア)である海南航空(ハイナン航空)。日本ではあまり馴染みのない航空会社ですが、LCCではないため受託手荷物や機内食も料金に含まれており、コスパの良さを感じました。中華系航空会社は「安いけれど機内マナーが心配」というイメージがあったものの、私たちが利用した新千歳〜西安の直行便はとても静かで快適。想像していた以上に満足度の高いフライトでした。
もう少し安く行くなら、中国東方航空の上海乗り継ぎ便という選択肢もあります。ただ今回は、乗り継ぎの手間や遅延リスクを避けたかったため、直行便を選びました。上海浦東空港は規模が大きく混雑しやすく、乗り継ぎには最低でも3時間以上必要と言われています。少し費用が高くなっても時間と安心感を優先しました。
日本から西安までの航空券は、1人あたり5万円前後が相場です。韓国よりは高いものの、東南アジアよりは安く行ける価格帯で、円安の現在でも比較的訪れやすい旅行先だと感じました。成田や関空からは、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空など複数の航空会社が就航しています。
西安行きの航空券は、予約する時期や曜日によって料金が大きく変わります。旅行日程が決まったら、早めに料金をチェックしておくと安心です。
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宿泊費は65,000円!11泊でも1泊約6,000円

宿泊費は航空券に次ぐ大きな支出で、11泊分の合計は65,000円でした。今回は西安を起点に洛陽や華山も巡る周遊旅行だったため、立地と移動のしやすさを重視し、朝食付きの3〜4つ星ホテルを選んでいます。
最近はアジア圏全体でホテル代が値上がりしていますが、1泊1室あたり約6,000円で泊まれたのはかなりお得だったと感じています。私たちが宿泊したのは、いわゆる一般的なビジネスホテルで、高級ホテルではありません。それでも、どのホテルも清潔で快適に過ごすことができ、安心して滞在できました。
今回宿泊したホテルは以下の5軒です。
- 【西安中心部】西安鐘楼回民街メルキュールホテル(ツイン朝食付き 約8,600円×3泊)
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ローカルホテルに少し予算を足すだけで安定のメルキュールに泊まれるため、コスパの良さに惹かれて選びました。部屋や水回りは清潔で、午後のおやつや夜食の無料サービスも嬉しいポイント。城壁内にあるため、鐘楼や回民街へのアクセスが良く、観光のタイパも抜群でした。
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- 【西安中心部】禧唐ホテル(ツイン朝食付き 約5,900円×2泊)
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後泊はエリアを変えたくて、大唐不夜城まで歩いて行けるホテルを選びました。部屋の広さや水回りは問題なかったものの、10月下旬の冷え込みに対して暖房は11月からと言われ、寒かったのが残念…。ローカルホテルなので安く泊まれたのは良かったですが、全体的には価格相応という印象でした。
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- 【洛陽】洛陽古都漫歩ホテル(ツイン朝食付き 約6,200円×3泊)
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地下鉄がすぐそばで、洛陽古街まで歩いて行ける立地が決め手でした。スタッフがとても親切で、博物館の予約を手伝ってくれたり、両替できる銀行を教えてくれたりと、ホスピタリティは今回のホテルでNo.1!部屋はやや狭く設備も古めでしたが、快適に過ごせたのでコスパは悪くないと感じました。
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- 【華山】眷山ホテル(ツイン朝食付き 約3,700円×2泊)
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華山ハイキングが目的だったため、設備は最低限でOKと割り切って価格重視で選びました。アットホームで清潔感があり、今回泊まったホテルの中では一番ご飯が美味しく、コスパ最高!さらに、華山への往復送迎や高鉄駅への送迎もあり、交通費がほとんどかからず非常に助かりました。
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- 【西安空港】ジェームズ ジョイス コフィテルホテル(ツイン朝食なし 約3,600円×1泊)
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朝7時発の飛行機に乗るため、「寝られればOK」と思って選んだホテルです。正直あまり期待していなかったのですが、モーニングコールをしてくれたり、送迎も10分前集合でスムーズだったりと安心感がありました。空港近くなのに飛行機の騒音も気にならず、前泊には十分満足できるホテルでした。
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観光代は約42,000円!華山が最も高額

観光代は2人で約42,000円と、今回の旅行では宿泊費に次ぐ大きな出費になりました。その中でも特に割合が大きかったのが、中国屈指の景勝地である華山のハイキングです。ロープウェイ往復・麓からのシャトルバス往復・入山料を合わせると、約2万円(920元)かかりました。
確かに高額ではありましたが、心が震えるほどの絶景が見られたので、「ここは思い切ってお金をかけて良かった」と感じています。
また、人気観光地の入場料は全体的に高めで、兵馬俑は約5,000円、龍門石窟は約4,000円かかりました。ただ、どちらも旅のハイライトだったので、削るという選択肢はありませんでした。私たちは事前にチケットを予約していたため、どちらも現地で購入の列に並ばず、スムーズに入場できました。
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観光費用の内訳は以下のとおりです。
| 都市 | 入場スポット | 1人あたり料金 |
|---|---|---|
| 西安 | 兵馬俑 | 約2,550円 |
| 清真大寺 | 約550円 | |
| 大慈恩寺(大雁塔) | 約210円 | |
| 半坡博物館 | 約1,200円 | |
| 西安城壁 | 約1,150円 | |
| 大唐芙蓉園 | 約1,450円 | |
| 洛陽 | 龍門石窟 | 約1,950円 |
| 関林廟 | 約900円 | |
| 白馬寺 | 約800円 | |
| 華山 | 入場料・シャトルバス・ロープウェイ | 約10,250円 |
都市間移動は中国高鉄を利用!3回乗って約15,000円

今回は西安 → 洛陽 → 華山 → 西安のルートで3都市を巡り、都市間の移動はすべて中国高鉄(新幹線)を利用しました。夫婦2人で3回乗車して、合計約15,000円。日本の新幹線と比べるとかなりリーズナブルで、長距離移動の費用を抑えられたと感じています。
所要時間は西安〜洛陽が約1時間20分、西安〜華山が約40分と非常に短く、限られた日程でも効率よく周遊できました。このスピード感なら、「時間がないけど洛陽も華山も行きたい!」という人でも、西安から日帰りで十分楽しめると思います。
中国高鉄の料金内訳は以下のとおりです。
※公式アプリでAlipay決済したため、決済時に少額の手数料(約10元)が別途加算されました。
| 乗車区間 | 1人あたり料金 | 目安 |
|---|---|---|
| 西安 → 洛陽 | 174.5元 | 約3,800円 |
| 洛陽 → 華山 | 119.5元 | 約2,600円 |
| 華山 → 西安 | 54.5元 | 約1,200円 |
私たちは中国高鉄公式アプリを利用しましたが、中国語のみのため、予約にはかなり苦戦しました。初めて利用する方や、中国語での予約に不安がある方は、日本語で予約できるTrip.comを利用するとスムーズです。
\ 日本語で予約できて安心 /
交通費は約11,000円!地下鉄とDiDiを使い分け

市内観光では地下鉄と配車アプリ「DiDi」を利用し、交通費は合計約11,000円でした。西安空港から市内中心部までは約40kmと距離があり、地下鉄で移動すると乗り換えを含めて約1時間半かかります。地下鉄とDiDiのどちらを利用するか迷いましたが、今回のフライトは夜到着だったこともあり、DiDiでホテルまで直行しました。
結果的にホテルへ早く到着できたので、そのまま回民街で夕食を楽しめたのは大正解。限られた旅行日数の中では、到着日や出発日は時間を優先してDiDi、市内観光は地下鉄という使い分けをしていました。
私たちはDiDiを利用しましたが、中国で初めて配車アプリを使う方や、夜遅い到着で移動に不安がある方は、日本語で事前予約できる空港送迎を利用するのも一つの方法です。
\ 西安空港から市内の料金を確認 /
交通費の内訳は以下のとおりです。
| 利用区間 | 料金(元) | 目安 |
|---|---|---|
| 西安空港 → ホテル【DiDi】 | 87.9元(1台) | 約2,000円 |
| ホテル(北大街駅) → 秦陵西駅【地下鉄】 秦陵西駅 → 兵馬俑【DiDi】 | 16元(1人) 10.9元(1台) | 約350円 約240円 |
| ホテル → 回民街【DiDi】 | 9元(1台) | 約200円 |
| ホテル(北大街駅) → 西安北駅【地下鉄】 | 8元(1人) | 約180円 |
| 永寧門 → 大雁塔【地下鉄】 | 4元(1人) | 約90円 |
食事代は約18,000円!1食500~800円で大満足

食事代(外食費)は2人で約18,000円と、12日間の旅行にしてはかなり抑えられました。当初の予算どおり、1人1食あたり500~800円ほどに収まり、すべて朝食付きプランで予約したことも節約につながったと思います。
私たちは観光客向けのレストランではなく、綺麗めなローカル食堂を中心に利用しました。西安名物のビャンビャン麺やラム肉の串焼き、西安風ハンバーガーなども、高級店へ行かなくても十分満足できる美味しさでした。
実際に食べたメニューの価格は、以下のような感じです。
| 場所 | メニュー | 価格 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 西安 | ビャンビャン麺 | 29元(約640円) | 平太麺でボリューム満点 |
| 西安風ハンバーガー | 15元(約330円) | 食べ歩きにもぴったり | |
| 洛陽 | ハーラー麺 | 20元(約440円) | 洛陽ではさらにリーズナブル |
| 蘭州拉麺 | 18元(約400円) | 豚骨ラーメン風で美味しい |
買い物・お土産代は約8,000円!便利なスーパーも紹介

買い物代は、現地で飲んだ水やアルコール、お土産を含めて約8,000円で収まりました。これだけ安く済んだ一番の理由は、決済アプリや両替のトラブルで使える金額が限られていたこと。そのため、お土産は最低限にとどめ、お菓子やドライフルーツ、ハチミツ、香辛料など、自宅用を中心に購入しました。本当はもっと買い物したかった…!
滞在中は観光スポットやホテルからアクセスしやすいスーパーを利用し、水やお酒、お菓子などをまとめ買いしていました。
- 永輝スーパー(永寧門の南側)
-
日本のスーパーと遜色ないほど綺麗で品ぞろえも豊富。ついテンションが上がり長居してしまうほど楽しく買い物ができました。
- 華潤万家(大雁塔の隣駅・北池頭)
-
中国大手のスーパーで、プライベートブランド商品が充実していました。お土産代を抑えたい方にもぴったりです。
西安の物価は安い?実際に感じた価格感
西安は北京や上海に比べると物価が安く、日本と比較しても旅行中の出費を抑えやすい都市だと感じました。ただし、ホテルや食事は安い一方で、兵馬俑や華山などの観光費は予想以上に高く、メリハリのある価格感だったのが印象的です。
実際に旅行して感じた価格感をまとめると、次のようになります。
| 項目 | 価格感 | ひとこと |
|---|---|---|
| ホテル | 日本よりかなり安い | コスパ◎ |
| 食事 | 日本の2~3分の1程度 | ローカル食堂がお得 |
| 地下鉄 | 初乗り4元~ | 100円以下で移動可能 |
| DiDi | 近距離10元程度~ | 近距離でも気軽 |
| 観光 | 日本より高め | 人気の観光地は予算多めに |
| 水(1L) | 3~3.5元 | スーパーもコンビニも同程度 |
| ビール(350ml缶) | 3~4.5元 | ホテル飲みにぴったり |
ホテル代は日本よりかなり安い

西安はホテル代が安く、3つ星ホテルなら5,000円前後、4つ星ホテルでも8,000円前後から宿泊できます。上海と比べても価格は半額ほどに抑えられており、ホテル代を節約しやすい都市だと感じました。
今回の旅では5軒のホテルに宿泊しましたが、どのホテルも清潔で、価格以上に快適だったのが印象的です。フロントでは英語がほぼ通じず戸惑う場面もありましたが、翻訳アプリを使って丁寧に対応してくれるスタッフばかりでした。
到着日は安心感を重視して国際ブランドのメルキュールホテルを選びましたが、実際に泊まってみるとローカルチェーンのホテルでも十分満足できるレベル。ホテルの競争が激しいためか、価格に対して設備やサービスの質が高く、「もっと安いホテルを選んでも良かったかも」と思ったほどでした。
西安で実際に泊まって良かったホテルや、おすすめの宿泊エリア、ホテル選びのポイントは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
観光地の入場料は意外と高い

西安はホテル代や食事が安いため、「観光費も安そう」と思っていました。しかし実際に調べてみると、世界遺産クラスの観光地は入場料が意外と高いことに驚きました。
西安に限らず、中国の人気観光地では1人100元(約2,000円)以上の入場料がかかるのが一般的です。西安旅行では、兵馬俑や西安城壁だけでも1人あたり約5,000円、華山まで訪れる場合はさらに1万円前後を観光費として見込んでおくと安心です。
\ Trip.comで料金を確認 /
中国高鉄は日本の約3分の1!安くて便利
中国高鉄は、日本の新幹線と比べると料金は3分の1程度と非常にリーズナブルです。運行本数が多く、時間にも正確なので、都市間の移動手段としてとても使いやすいと感じました。
ヨーロッパの鉄道のように大幅な遅延やストライキに遭うこともなく、快適さはむしろ日本に近い印象です。
- 実際に利用して感じたメリット
-
- とにかく安い・早い・便利
- 時間に正確で本数が多い
- 主要都市間を効率よく移動できる
- 実際利用して感じたデメリット
-
- 高鉄駅は郊外にあることが多く、市内までの移動費がかかる
- 空港のような手荷物検査があり、出発1時間前には駅に到着する必要がある
- 公式アプリは中国語のみで、予約やパスポート登録が難しい
私たちは手数料無料の高鉄公式アプリで予約しましたが、中国語にはかなり苦戦しました。多少の手数料はかかるものの、初めて利用する方はTrip.comで日本語予約した方が圧倒的に楽だと思います。
地下鉄もDiDiも安く、移動費は日本よりかなり安い

西安の交通費は日本と比べてかなり安く、地下鉄の初乗りは4元(約80円)から利用できます。主要観光地のほとんどは地下鉄でアクセスでき、100円前後で移動できるのは大きな魅力でした。
配車アプリのDiDiも近距離なら10元前後(約200円)とリーズナブル。「歩けそうだけど少し遠いな」という距離でも気軽に利用しましたが、それでも交通費は想像以上に安く済みました。
観光費は高めですが、交通費は日本の3分の1〜4分の1程度という印象です。時間を優先するならDiDi、交通費を抑えるなら地下鉄と、目的に応じて使い分けると便利でした。
食事代は日本の2~3分の1!ローカル食堂はコスパ抜群

西安の食事代は、日本と比べると2~3分の1ほどの価格感でした。観光エリアの庶民的な食堂でも1人40~50元(約1,000円)、ローカルエリアなら20~30元(約500円)ほどで、お腹いっぱい食べられます。
実際に利用したローカル食堂はどこも味のレベルが高く、ボリュームも十分。価格以上の満足感がありました。特にコスパが良いと感じたのは、「清真(イスラム系)」と書かれたローカル食堂です。せいろに入った肉まん7個入りが4.5元(約90円)という驚きの安さで、美味しくて安いお店が多い印象でした。
また、中国のローカル食堂は衛生面が不安というイメージを持っていましたが、コロナ禍以降は食器の煮沸消毒や店内の衛生管理が徹底されており、想像以上に清潔でした。東南アジア旅行では毎回お腹を壊す夫も、西安では一度も体調を崩さなかったほどです。
水やビールも安い!スーパーで感じた西安の物価

スーパーをいろいろ見て回った結果、水(1L)は3~3.5元、ビール(350ml缶)は3~4.5元ほどが実際の相場でした。水はスーパーでもコンビニでも価格差がほとんどなく、ホテル近くのコンビニで購入することが多かったです。
アルコールは、名産品の白酒(度数高めなのに格安)をスーパーで買って、ジュースと割って楽しんでいました。これがまたコスパ最強で、夜のホテル飲みにぴったり!旅行中のちょっとした楽しみになっていました。
このように、西安は観光費こそ高めですが、ホテル・食事・交通費は日本よりかなり安く、旅行全体では予算を抑えやすい都市だと感じました。
西安旅行のお金事情|決済・両替で困らないための注意点

今回の西安旅行では、旅費そのものよりも「現地でお金をどう支払うか」で思わぬ苦労をしました。
中国では「アリペイ」や「WeChat Pay」などのQR決済が広く普及しており、ローカル食堂や屋台でも当たり前のように利用されています。そのため、西安旅行の費用を考えるうえでは、物価だけでなく「現地でスムーズに支払いができるか」も意外と重要なポイントです。
事前情報では「現金が使えない店が多い」と聞いていましたが、実際に旅行してみると、ほとんどのお店で現金も利用できました。お釣りが少ない店もありましたが、嫌がられることもなく普通に支払えています。
ところが私たちは、決済アプリと両替の両方でトラブルが発生。結果的に旅の予算管理にも影響したため、その実体験を紹介します。
- 実際に起きたトラブル
-
- 空港到着時に両替所・ATMを見つけられず、現金が手に入らないまま市内へ。
- 妻のアリペイに紐づけたクレジットカードが、不正利用と誤判定され突然停止。
- 予備カードを登録するも、またも不正利用扱いで即停止。
- WeChat Payのクレカ登録を試みるも、エラーで弾かれる。
- 「夫のアリペイまで止まったらどうしよう…」という恐怖を抱えながら旅行することに。
- 街中で民間の両替所を探しましたが、まったく見つかりません。
- ATMも銀聯カード専用ばかりで、VISA・Master対応ATMがほぼなくキャッシングができない。
いよいよ困り果て、ホテルスタッフに相談すると…
- 「現金が欲しければ大きな銀行に行くしかない」と教えてもらう。
- 近くの大手銀行へ行くも、日本円から中国元への現金両替はできないと言われる。
- この時点で、日本から持参した5万円の現金は使えず、お蔵入り…。
- 銀行に設置されていたVISA・Master対応ATMで、ようやくキャッシングに成功(1,000元入手!)
なんとか現金は手に入りましたが、「夫のアリペイとクレカまで止まったら終わり」という不安は、旅の最後まで続きました。
- 実際に使い分けた支払い方法
-
- ホテル・新幹線など高額決済 → クレジットカード
- DiDiタクシー → アリペイ(最低限の利用)
- 食事・コンビニ・少額決済 → 現金
このように支払い方法を3つに分散させることで、何とか旅を続けることができました。
今回の経験から、中国旅行では「支払い手段を1つに頼らないこと」が本当に大切だと痛感しました。特に西安は両替所が少なく、ATMも銀聯カード対応が中心です。私たちのように現地で慌てないためにも、出発前に次の4つを準備しておくと安心です。
- 日本の空港で少額だけ両替しておく
- クレジットカードは複数枚持参する
- アリペイ・WeChat Payは事前に登録・動作確認しておく
- 可能であれば銀聯カードも用意する
せっかく西安旅行の予算をしっかり立てても、現地で支払いができなければ旅行を十分楽しめません。万が一に備えて、支払い手段は複数用意しておきましょう。
まとめ 実際に西安を旅して感じたこと
11泊12日の西安旅行は、夫婦2人で総額約25万円に収まりました。これを高いと感じるか、安いと感じるかは人それぞれですが、私たちとしては十分満足できるコスパの良さでした。上海や北京のような大都市は滞在費が高くなりがちですが、西安のような地方都市(といっても人口約1,300万人!)なら、予算を抑えながら快適に旅行できるというのは嬉しい発見でした。
今回の旅で唯一の反省点は、決済アプリや両替の準備をもっとしっかりしておけばよかったことです。政治的なリスク面は少し心配していましたが、実際には大きなトラブルに遭うことはなく、むしろ西安の人はとても親切でした。日本人だとわかると喜んで話しかけてくれたり、困っていると何度も助けてもらったりと、温かい人柄がとても印象に残っています。街も落ち着いた雰囲気で、騒いでいる人もほとんどおらず、これまで抱いていたイメージとは良い意味で大きく違いました。
マイナス点を挙げるとすれば、地下鉄や中国高鉄に乗るたびにセキュリティチェックがあることくらいです。とはいえ、海外旅行全体の費用が高くなっている今、西安はコスパ良く楽しめる旅行先だと感じました。特に、東南アジア以外の旅行先を探している人や、シルクロードの歴史に興味がある人には、ぜひ一度訪れてほしいと思います。この記事が、西安旅行の費用や予算を考える際の参考になれば嬉しいです。
西安の日数別モデルコースやおすすめの宿泊エリアについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。







