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サグラダファミリアの聖堂内部と塔、ファサードの見どころを徹底紹介!

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生誕のファサードの見どころ

続いては、生誕のファサードを見学していきます。左から①~⑩の順に見ていくと、分かりやすいと思います。生誕のファサードはガウディが生前に指揮をとって完成させた部分で、キリストの誕生に関する彫刻がこれでもかと言わんばかりに施されています。ファサードには、父ヨセフを象徴する「希望の門」、イエスを象徴する「慈愛の門」、母マリアを象徴する「信仰の門」という3つの門があります。

① ヘロデ王がイエス殺害を計画していることを知り、イエスを胸に抱いたマリアら聖家族がエジプトへ逃げる様子。

② ユダヤ王となる運命を持った子供の誕生(イエス・キリストのこと)を知ったヘロデ王は、王の座を失うことを恐れてベツレヘム周辺の幼児を大量殺害するよう命じた。ローマ兵が赤ちゃんを殺そうとし、母親が兵士にすがりつくシーン。

③ イエスが聖母マリアに冠を授ける様子を、父ヨセフが見守るシーン。

④ イエスが誕生したことを告げるラッパを吹く天使たち。
⑤ 大天使ガブリエルが、母マリアに神の子を宿したことを告げる受胎告知のシーン。

⑥ 左右6人の天使達が、ファゴット、バイオリン、ハーブ、民族楽器を演奏しているシーン。この「奏楽の天使たち」も外尾悦郎氏が制作したものです。

⑦ 生まれたばかりのキリストを父ヨセフと母マリアが見守るシーン。

⑧ 神の子イエスの誕生を知った羊飼いたちが、ベツレヘムへ向かって礼拝するシーン。

⑨ 聖母マリアがイエスを身籠もり、時を同じくして洗礼者ヨハネを身籠った従姉のエリザベトを訪ねているシーン。
⑩ 大工である父ヨセフを手伝って働く、若きイエスの姿。

門の柱の土台にあるカメの彫刻は「変わらないもの」を表しています。一方、ファサードの両端にあるカメレオンの彫刻は「変化」を表しているそう。

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受難のファサードの見どころ

次に、東側の受難のファサードへやってきました。受難のファサードの彫刻は、スペイン人彫刻家のジョゼップ・マリア・スビラックス氏が手掛けたもの。生誕のファサードは柔らかい曲線が多いデザインでしたが、受難のファサードは硬い直線的なデザインとなっています。生誕のファサードには装飾がびっしりと施されていましたが、こちらには装飾が一切なく、対照的な雰囲気ですね。

彫刻のテーマも対照的で、生誕のファサードはキリストの誕生という喜びを表現していたのに対し、受難のファサードはキリストが受けた苦難という悲しみを表現しています。彫刻は「最後の晩餐」から「イエスの埋葬」までのエピソードになっており、左下から右上に「S」の字を逆に描くように見ていくと分かりやすいです。

それでは下段左端から、順番に見ていきます。イエスが処刑される前夜、弟子の十二使徒たちと囲んだ「最後の晩餐」のシーン。

裏切者の弟子ユダがイエスに接吻をし、兵士たちに合図を送っているシーン。接吻は、イエスを反イエス派に捕らえさせるための合図でした。

イエスの足元にある、16個の数字が描かれた暗号のようなパネル。4つの数字を足し算すると、縦、横、斜めいずれの組み合わせでも結果は必ずイエスの死んだ年齢「33」になります。

イエスが捕らえられた後、弟子ペテロがイエスなど知らないと護身のためにイエスを否定するシーン。ペテロの後ろには、3回否定したことを表す3人の女性と、イエスの予言「鶏が鳴くまでにあなたは私のことを3度知らないと言う」を表す鶏の彫刻があります。

鞭打ちの刑を受けてボロボロになったイエスが、茨の冠をかぶせられ、紫の衣を着させられた屈辱的な姿で人目に晒されているシーン。

ローマ総督ピラトはイエスが無罪だと分かっていたにもかかわらず、自分の立場を守るために十字架刑を下してしまった。彫刻は群衆の前でピラトが手を洗うシーン。「この人の血について、わたしには責任がない」とイエスの命運を放棄したことを表しています。

次に、中段を見ていきます。左側は倒れたイエスのそばで聖母マリア、クレオファスのマリア、マグダラのマリアが嘆き悲しむシーン。右側は、キレネ(今のアフリカ北部)人のシモンがイエスの十字架を担ぎあげようとするシーン。

聖ヴェロニカは十字架を背負ってゴルゴタの丘へと歩くイエスに、汗を拭くようベールを差し出したところ、汗を拭き終えたベールにはイエスの顔が浮かび上がっていました。彫刻は聖ヴェロニカがイエスの顔の跡が残った布を掲げるシーン。

馬に乗った兵士ロンギヌスの彫刻。イエスがゴルゴタの丘で磔になった際、脇腹に槍を突き刺したとされる人物です。

最後に、上段を見ていきます。イエスが十字架にかけられて死に瀕している際、ローマ兵がイエスの衣服を賭けてサイコロ遊びをしているシーンです。

磔にされて死んだキリストの彫刻。傍らには、ヨハネに慰められる聖母マリアとマグダラのマリアがいます。キリストの足元にある頭蓋骨は死を意味しています。

布に包まれたイエスを埋葬するヨセフとニコデモ、その様子を見つめる聖母マリアの彫刻。

聖堂内部へ入る「福音の扉」の前には、鞭打ち刑を受けるイエスの彫刻が立っていました。

扉の上部には、イエスの生涯最後の2日間についての出来事が新約聖書から抜粋して記されています。特に重要な部分は、金色で書かれていました。

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地下博物館の見どころ

続いては、受難のファサードの右側にある地下博物館を見学します。地下博物館はサグラダファミリアの入場料に含まれているので、自由に見学することができます。地下博物館の前にあるのは、波打った外観が特徴的なサグラダファミリア教会付属学校。この学校は、ガウディがサグラダファミリアで働く労働者の子供達のために建てた学校です。

博物館にはデッサンや写真などのサグラダファミリア建築に関する貴重な資料や、模型などが展示されていました。

こちらは、聖堂内部の巨大な模型です。ガウディはあまり設計図を書かない人だったそうで、こういった模型をもとにサグラダファミリアを建設していました。

これは、錘と糸を利用したサグラダファミリアの逆さ吊り模型「フニクラ」です。ガウディは複雑な計算を行わず、自然な曲線を描き力学的に安定したフニクラを利用して設計をしました。この模型を逆にすると、サグラダファミリアの形になるそう。

職人さんが模型作りをする作業現場を、目の前で見ることができました。

サグラダファミリアのライトアップ

サグラダファミリアでは、毎晩ライトアップが行われています。昼間とは違った幻想的な姿が見られるので、時間があればぜひ夜も訪れてみて下さい。特におすすめなのが、ガウディ広場から撮影するサグラダファミリアです。

風があると水面に波が立って綺麗に映りませんが、風がないと見事な「逆さサグラダファミリア」を撮影することができます。この日は少し風があったのでやや滲んでいますが、無風だと鏡のように映り込みますよ!

【サグラダファミリアのライトアップ時間】
1月 18:30~22:00、2月 19:00~23:00、3月 19:30~23:00
4月 21:00~24:00、5月 21:30~24:00、6月 22:00~24:00
7月 22:00~24:00、8月 21:30~24:00、9月 21:00~24:00
10月 20:00~23:00、11月 18:30~22:00、12月 18:00~22:00
12/24、12/31、1/6 18:00~25:00

まとめ

今回はお天気が曇りだったので、あまり写真映えしなかったのが残念でした。ただ、雨や強風ではなかったので塔に登れたのは良かったです。6年後に完成予定とのことですが、その時はどんな姿になっているのでしょう?完成したらぜひ見に行ってみたいと思います!

サグラダファミリアはいつ訪れても混雑しているので、入場チケットの予約は必須と思っておいた方が良いでしょう。チケットはサグラダファミリア公式サイト(英語)または、チケット販売サイトのゲットユアガイド(日本語)から予約できます。またライトアップを見に行くなら、サグラダファミリア周辺のホテルに泊まると夜でも出掛けやすいですよ。

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