市内観光が無料!ドーハ空港での乗り継ぎ方法とトランジットの過ごし方

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中東のカタールにあるドーハ空港は、フラッグキャリアのカタール航空が拠点を置くハブ空港です。年々運航路線を拡大し続けており、日本路線は成田と羽田線に就航しています。航空券が安いことから、イタリアやスペインといったヨーロッパ方面の格安旅行に利用されるケースが増え、日本人旅行者も増加傾向にあります。

ドーハ空港は乗り継ぎ客を大切にしており、無料の市内観光ツアーや無料でホテルを提供するなどのサービスが行われています。また嬉しいことに、2016年10月からはドーハ入国の際に取得するアライバルビザが短期滞在に限り無料になりました。

今回でドーハ空港のトランジットは3回目となった筆者。ドーハ空港での乗り継ぎ方法とトランジットの過ごし方について紹介していきたいと思います。

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ドーハ空港(ハマド国際空港)での乗り継ぎ方法

今回はカタール航空の羽田→カタール→ベルリン線を利用した経験をもとに、乗り継ぎ方法を紹介していきます。

羽田空港のチェックインカウンターは、一番端の「L」カウンターになります。
搭乗手続き時には、最終目的地までの搭乗券(今回だと日本→ドーハ、ドーハ→ベルリンの2枚)が発券されます。受託手荷物は多くの場合、最終目的地まで運ばれるので乗継地のドーハ空港で受け取る必要はありません。

ドーハに到着後、飛行機を降りて空港内へ入ると「Arrivals/入国」「Transfers/乗り継ぎ」と書かれた看板がありますので「Transfers」の方向に進みます。

すると「Transfer Screening/セキュリティチェック」「Transfer Desk/乗り継ぎカウンター」と書かれた看板がありますので、「Transfer Screening」へ進み保安検査を受けます。乗り継ぎ搭乗券とパスポートを用意して列に並びましょう。

保安検査を通過したら、発着掲示板にて乗り継ぎ便の搭乗ゲートを確認します。
ドーハ空港にはA・B・C・D・Eゲートがあります。空港内はとても広いので、搭乗ゲートを間違えると引き返すのが大変です。特に乗り継ぎ時間が短い方は、早めに行動しましょう。
また、搭乗ゲートは変更になることがよくあるので、何度か確認することをおすすめします。

保安検査場からエスカレーターで1階へ下りると、黄色の巨大クマが鎮座する免税店エリアに出ます。ここは免税店や飲食店が集まるエリア。各搭乗ゲートの周辺にはお店がほとんどないので、乗り継ぎ時間が長い場合はこのエリアで時間を潰すといいでしょう。

免税店エリアを中心として、各搭乗ゲートへのコンコースが延びています。各ゲートへ向かう方面には「A」「B」「C・D・E」と大きな看板が出ているので、分かりやすいですね。

さすがはお金持ち国家。スーパーカーが展示されています。

では、乗り継ぎ便が出発する搭乗ゲートへ向かいます。

しばらくすると、今回のベルリン行きの便が出発するC12ゲートが見えてきました。
あまり早く行きすぎても時間を持て余してしまうと思うので、上手に時間調整して下さいね。

空港内でのトランジットの過ごし方

ドーハ空港は「中東のハブ空港」と呼ばれるだけあって、乗り継ぎ客用の施設やサービスが充実しています。乗り継ぎ時間が長い場合は、空港内の施設で過ごすか一時入国で時間を潰してみてはいかがでしょうか。

休憩エリア

A~Eまでの搭乗ゲートのコンコースには、リクライニングチェアが設置されたクワイエットルームがあります。足を伸ばして横になれるので、短時間の仮眠場所としては最適です。定期的に警備員も巡回に来てくれるので、女性でも安心して休める雰囲気。飛行機の発着が集中する時間帯は、満席になることもあるほど人気です。

ただ、クーラーが強めなので羽織るものを用意した方がいいと思います。ヒートテックとウィンドブレーカーを着ても寒いくらいでしたから…。またスーツケースなど大きな荷物は足元に置いても問題ないと思いますが、貴重品はくれぐれも目を離さないようにして下さいね。

無料インターネットコーナー

空港内にはあちこちに、無料で利用できるパソコンや充電コンセントが設置されています。
特におすすめなのが、Macのパソコンが複数台置かれているインターネットコーナー。

空港内ではもちろん、無料Wi-Fiも利用することができますよ。ちなみに空港内のコンセントの形状は、日本とは異なるBFタイプなので変換プラグをお忘れなく。

レストラン・カフェ

レストランやカフェは、黄色のクマがある免税店エリアに集まっています。A~Eの搭乗ゲートのコンコースには、あまり飲食店がないので免税店エリアで済ませておくといいでしょう。
正直、ドーハ空港は世界のハブ空港に比べてレストランやカフェが少ないように感じました。スタバもありませんでしたし、定番のファストフード店もバーガーキングくらい。

今回利用したマルシェ(Marché)は、ビュッフェ形式のレストランでした。免税店エリアの端にあるため利用客も少なく、ラウンジのようにゆったりと過ごすことができましたよ。

ラウンジ

空港ラウンジは通常、ビジネスやファーストクラスの方、航空会社やアライアンスの上級会員でなければ利用できない場合が多いのですが、ドーハ空港では誰でも24時間利用できるラウンジ、オリックス ラウンジ(Oryx Lounge)があります。

場所は黄色のクマの右後ろにあるエレベーターで2階に上がったところ。看板が出ているのですぐに分かると思います。利用料金は最大6時間で、55USドル(200カタールリヤル)です。軽食やドリンクが用意されていたり、シャワールーム・ファミリールームがあるなど、空港内のロビーよりも静かに過ごすことができます。

またプライオリティパスをお持ちの方は、同じフロアにある アル マハ ラウンジ(Al Maha Lounge)が利用できます。

トランジットホテル

オリックスラウンジの上の階(3階)には、国際線乗り継ぎ客専用のホテル「ザ エアポート ホテル」があります。制限エリア内にあるので、面倒な入国審査を受けずにチェックインできるのが魅力です。チェックイン時には、搭乗券を提示する必要があります。

滞在時間は最大24時間まで、宿泊料金は標準のスーペリアルームでも約30,000円~とややお高め。ただ、ラウンジとホテルでは疲れの取れ具合が全く違いますから、しっかり休みたい方はトランジットホテルを利用するといいでしょう。

一時入国してトランジットを過ごす方法

カタール航空の無料ホテル

カタール航空ではドーハ空港での乗り継ぎ時間が長い乗客に対し、無料でホテルを提供するサービスを行なっています。カタール航空の公式サイトでもアナウンスされていますが、以下の一定条件を満たす場合のみ利用できます。

  • 8時間以内の乗り継ぎ便が運航していない場合。
  • 乗り継ぎ時間が8時間以上、24時間以内の場合。
  • アブダビ、バーレーン、ドバイ、クウェート、マスカット、ラアス アル ハイマ、シャルジャ発着便を含まない旅程。

注意事項としては、
①航空券の予約クラスによっては、ホテルサービスを利用できない場合がある。
②ホテル手配の申し込み期限は、航空券発券後からホテル利用日の72時間前まで(土・日・祝日を除く3営業日前まで)です。
③ドーハ空港に到着後、コンコースA・Bのトランスファーデスク(Transit Accomodation at City Hotels)にて手続きすること。
④食事の提供は、座席クラスや乗り継ぎ時間等によって異なる。
⑤2015年2月1日より、エコノミークラスで乗り継ぎ時間が11時間以内の場合は、食事の提供がありません。

カタール航空が定期的に行うセールの激安航空券は、ホテルサービス適用外の可能性が高いです。自分達も最安の予約クラス「O」だったため、適用外でした。ドーハは3つ星ホテルでも1泊1万円以上しますから、条件に当てはまる方は利用する価値大だと思いますよ。

個人でドーハ観光

以前はカタールに入国する際、短期滞在であっても100カタールリヤルを支払って、アライバルビザを発行する必要がありました。しかし2016年10月より、ドーハで5~96時間の乗り継ぎまたはストップオーバー(途中降機)の場合はビザが無料になりました。

乗り継ぎビザは、出発の7日以上前(祝祭日を除く)までに申請が必要です。ビザは発効日から30日間有効なので、早く申し込みすぎてもいけません。 乗り継ぎ時間が長いから、ちょっとだけ観光してみたいという旅行者には嬉しい知らせですね。

空港からドーハ市内までは、タクシーで片道20~30分ほどです。当たり前ですが、観光中のアクシデントや飛行機に乗り遅れるといったトラブルは全て自己責任になります。空港~市内の往復時間や出入国審査の時間もしっかり考慮し、時間に余裕を持って行動しましょう。

無料のドーハ市内観光ツアー

カタール航空ではトランジット客のために、無料でドーハ市内観光ツアーを行なっています。

【参加条件】
ドーハに現地時間4:00~19:00の間に到着する方
接続便への乗り継ぎ時間が、5時間以上12時間未満の方

【申込場所】
空港内のドーハ シティツアーデスク

【ツアー時間】

ツアー開始時間予約開始時間予約終了時間集合時間
8:006:006:457:00
11:006:009:4510:00
16:006:0014:4515:00
20:0016:0018:4519:00

【ツアー内容】
所要時間は2時間45分で、英語ガイドが案内します。
ザ・パール、カタラ文化村、イスラム美術館、スーク・ワキーフを訪問予定です。

【注意事項】
事前予約は行なっていません。
申し込みは先着順で、定員に達した場合は参加できません。

実際にドーハ市内観光ツアーに参加したので、その時の様子をレポートしたいと思います。
シティツアーデスクは、黄色のクマがある免税店エリアの「B」ゲートと書かれた巨大看板の下あたりにあります。「WHSmith」というお店のすぐ目の前です。

6時前に到着しましたが、すでに数組の先客が並んでいました。係員は遅刻して6時15分頃にやってきたのですが、その時点で後ろは大行列!かなり人気があるツアーなので、確実に参加したい方は15分前には並んでおくといいかもしれません。

パスポートと乗り継ぎ搭乗券を提示すると、シティツアーのチケットが発券されました。
指示された時間に再度シティツアーデスクに集合すると、係員が入国審査場へと案内してくれます。入国審査では特に質問されることもなく、スムーズに通過。
※通常カタールの入国にはアライバルビザが必要ですが、ツアー参加者は免除されます。

ここからは、右の赤いポロシャツを着たツアーガイドさんの案内に従っていきます。
ツアー客の国籍は様々で、総勢20名ほど。空港前で待機していたツアーバスに乗り込みます。

一瞬外に出ただけで強烈な暑さでしたが、バスの中はクーラーが効いてるから快適。
車窓から見る街並みは、道路も建物も整然としていて非常に綺麗です。

至る所で工事が行われており、開発ラッシュの真っ最中なんだなという印象を受けました。
こちらの斬新なデザインの建物も建設中です。ホタテ貝のようなビジュアル。

思っていたよりも道路は空いていたので、スムーズに中心部へやってきました。

街中には不思議な形をしたビルがたくさんあります。

テトリスのブロックのようにも見える建物。

こちらのドーハ ハーバーで10分ほど停車してくれるので、バスを降りて撮影タイムです。

先ほどのテトリス風の建物は、イスラム美術館とのこと。海岸に面する美しい公園に建てられています。残念ながら内部を見学することはできませんでした。

ペルシャ湾と新市街の高層ビル群。海がエメラルドグリーン色でとっても綺麗!

まるで海に浮かんでいるようにも見えます。

反対側にはアラビアンな雰囲気の船が、ずらりと停泊していました。
それにしても強烈な日差しなので、たった10分ほど外に出ただけで焦げそうな勢いです。
観光する際は日焼け止め必須で、なるべくなら長袖を着ていった方がいいと思いますよ。

再びバスに乗車し、新市街の方へ向かいます。
こちらの巨大な建物は「エミリ・ディワン」という、カタールの首長(王様)一族が住んでいる王宮のような場所です。

先ほど対岸から見ていた高層ビル群。やはり間近で見るとすごい迫力!

ねじれていたり、尖っていたりと個性的なフォルムのビルがたくさんあります。丸みを帯びたビルはドーハタワーで、建物全体にイスラム模様の透かし彫り装飾が施されています。

そして、綺麗に手入れされた芝生やヤシの木など、砂漠の国なのに意外と植物が多いなという印象を受けました。お金持ちの国なので、こういった管理作業は主にアジアからやってきた出稼ぎ労働者が担っているそうです。

続いて到着したのは、カタラ文化村。
円形劇場や映画館、アートセンターをはじめ、カタールの文化や芸術を楽しむことができる複合施設です。

この美しい建物はモスクで、鮮やかなブルーのタイルと透かし彫り装飾が施されています。

モスクの隣には、レンガ色のピジョン塔(鳩の塔)が建っています。
穴だらけ&釘だらけで、なんとも個性的なデザイン。

モスクのミナレット(尖塔)も美しいアラビア模様で装飾されています。

どこかの宮殿にありそうな巨大な門をくぐると…

ローマのコロッセオ風の円形劇場が見えてきました。

コロッセオ前に展示されたアート作品。「千と千尋の神隠し」のカオナシっぽい(笑)

円形劇場の巨大ステージ。

日差しを遮るものが全くないので、太陽が反射してすごく眩しいです。

一番上まで登ってみると、想像以上の大きさにびっくり。美しいペルシャ湾も一望できます。
15分ほど見学して、次の目的地へ向かいました。

続いてやってきたのは、ザ・パール。
ここはパール型に建設された人工島で、高級ホテルやマンション、ショッピングモール、レストランなどが建ち並んでいるエリアです。

ここから先は立入禁止なので、手前から眺めるだけになります。

橋や欄干のデザインが素敵。

ハーバーには、たくさんのプライベートクルーザーが停泊しています。

高級レジデンスがずらりと建ち並んでいて、ゴージャスなドーハ人の暮らしが垣間見えます。観光客でもザ・パールの中にある5つ星ホテル「マルサ マラズ ケンピンスキー ザ パール」に宿泊することができます。セレブ気分が満喫できるかも?

こちらは高級ショッピングモール。朝早かったせいか、人が全く居ないのでテーマパークのようにも感じてしまいました。15分ほど見学して、次の目的地へ移動。

続いては、旧市街にあるスーク・ワキーフにやってきました。

こちらはスーク・ワキーフの向かい側にあった、イスラム文化センター。
渦巻き状の塔と、外壁の青いイスラム模様が特徴的な建物です。

スーク・ワキーフは、衣類やアクセサリー・工芸品・雑貨・スパイスなどが売られているアラビアンマーケットです。スークはアラビア語で「市場」という意味。
市内観光ツアーの中で、最もアラビアンな雰囲気を感じられるスポットです。

スークの中心にある大きな通りには、カフェが建ち並んでいます。
ただ残念なことに、朝早すぎてほとんどのお店は営業していませんでした。

アラジンに出てきそうな、水差しやオイルランプ。

看板娘ならぬ、看板ラクダとライオン。

細い路地は迷路のように入り組んでいるので、迷子にならないよう気を付けて下さいね。
エキゾチックな柄の布・衣類が売られており、現地の方も買い物されていました。

スークを30分ほど見学し、市内観光ツアーが終了しました。
こうやって観光してみると、確かにドーハは見どころが少ないです。「世界一退屈な都市」と言われてしまうのは、分かるなと思いました。ただ、中東のエキゾチックな雰囲気は感じられたので個人的には大満足でしたね。

予定されていた時間よりも、早めに空港へ戻ってきました。
ここでツアーガイドさんとはお別れ。各自、入国審査を受けて搭乗ゲートへ向かいましょう。

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