ドーハ市内観光ツアーに参加してきました
実際にドーハ市内観光ツアーに参加したので、その時の様子をレポートしたいと思います。シティツアーデスクは、黄色のクマがある免税店エリアの「B」ゲートと書かれた巨大看板の下あたりにあります。「WHSmith」というお店のすぐ目の前です。
6時前に到着しましたが、すでに数組の先客が並んでいました。係員は遅刻して6時15分頃にやってきたのですが、その時点で後ろは大行列!かなり人気があるツアーなので、確実に参加したい方は15分前には並んでおくといいかもしれません。※私達が参加した当時は無料ツアーでした。
パスポートと乗り継ぎ搭乗券を提示すると、シティツアーのチケットが発券されました。指示された時間に再度シティツアーデスクに集合すると、係員が入国審査場へと案内してくれます。入国審査では特に質問されることもなく、スムーズに通過。※通常カタールの入国にはアライバルビザが必要ですが、ツアー参加者は免除されます。
ここからは、右の赤いポロシャツを着たツアーガイドさんの案内に従っていきます。ツアー客の国籍は様々で、総勢20名ほど。空港前で待機していたツアーバスに乗り込みます。
一瞬外に出ただけで強烈な暑さでしたが、バスの中はクーラーが効いてるから快適。車窓から見る街並みは、道路も建物も整然としていて非常に綺麗です。
至る所で工事が行われており、開発ラッシュの真っ最中なんだなという印象を受けました。こちらの斬新なデザインの建物も建設中です。ホタテ貝のようなビジュアル。
思っていたよりも道路は空いていたので、スムーズに中心部へやってきました。
街中には不思議な形をしたビルがたくさんあります。
テトリスのブロックのようにも見える建物。
こちらのドーハ ハーバーで10分ほど停車してくれるので、バスを降りて撮影タイムです。
先ほどのテトリス風の建物は、イスラム美術館とのこと。海岸に面する美しい公園に建てられています。残念ながら内部を見学することはできませんでした。
ペルシャ湾と新市街の高層ビル群。海がエメラルドグリーン色でとっても綺麗!
まるで海に浮かんでいるようにも見えます。
反対側にはアラビアンな雰囲気の船が、ずらりと停泊していました。それにしても強烈な日差しなので、たった10分ほど外に出ただけで焦げそうな勢いです。観光する際は日焼け止め必須で、なるべくなら長袖を着ていった方がいいと思いますよ。
再びバスに乗車し、新市街の方へ向かいます。こちらの巨大な建物は「エミリ・ディワン」という、カタールの首長(王様)一族が住んでいる王宮のような場所です。
先ほど対岸から見ていた高層ビル群。やはり間近で見るとすごい迫力!
ねじれていたり、尖っていたりと個性的なフォルムのビルがたくさんあります。丸みを帯びたビルはドーハタワーで、建物全体にイスラム模様の透かし彫り装飾が施されています。
そして、綺麗に手入れされた芝生やヤシの木など、砂漠の国なのに意外と植物が多いなという印象を受けました。お金持ちの国なので、こういった管理作業は主にアジアからやってきた出稼ぎ労働者が担っているそうです。
続いて到着したのは、カタラ文化村。円形劇場や映画館、アートセンターをはじめ、カタールの文化や芸術を楽しむことができる複合施設です。
この美しい建物はモスクで、鮮やかなブルーのタイルと透かし彫り装飾が施されています。
モスクの隣には、レンガ色のピジョン塔(鳩の塔)が建っています。穴だらけ&釘だらけで、なんとも個性的なデザイン。
モスクのミナレット(尖塔)も美しいアラビア模様で装飾されています。
どこかの宮殿にありそうな巨大な門をくぐると…
ローマのコロッセオ風の円形劇場が見えてきました。
コロッセオ前に展示されたアート作品。「千と千尋の神隠し」のカオナシっぽい(笑)
円形劇場の巨大ステージ。
日差しを遮るものが全くないので、太陽が反射してすごく眩しいです。
一番上まで登ってみると、想像以上の大きさにびっくり。美しいペルシャ湾も一望できます。
15分ほど見学して、次の目的地へ向かいました。
続いてやってきたのは、ザ・パール。ここはパール型に建設された人工島で、高級ホテルやマンション、ショッピングモール、レストランなどが建ち並んでいるエリアです。
ここから先は立入禁止なので、手前から眺めるだけになります。
橋や欄干のデザインが素敵。
ハーバーには、たくさんのプライベートクルーザーが停泊しています。
高級レジデンスがずらりと建ち並んでいて、ゴージャスなドーハ人の暮らしが垣間見えます。観光客でもザ・パールの中にある5つ星ホテル「マルサ マラズ ケンピンスキー ザ パール」に宿泊することができます。セレブ気分が満喫できるかも?
こちらは高級ショッピングモール。朝早かったせいか、人が全く居ないのでテーマパークのようにも感じてしまいました。15分ほど見学して、次の目的地へ移動。
続いては、旧市街にあるスーク・ワキーフにやってきました。
こちらはスーク・ワキーフの向かい側にあった、イスラム文化センター。渦巻き状の塔と、外壁の青いイスラム模様が特徴的な建物です。
スーク・ワキーフは、衣類やアクセサリー・工芸品・雑貨・スパイスなどが売られているアラビアンマーケットです。スークはアラビア語で「市場」という意味。市内観光ツアーの中で、最もアラビアンな雰囲気を感じられるスポットです。
スークの中心にある大きな通りには、カフェが建ち並んでいます。ただ残念なことに、朝早すぎてほとんどのお店は営業していませんでした。
アラジンに出てきそうな、水差しやオイルランプ。
看板娘ならぬ、看板ラクダとライオン。
細い路地は迷路のように入り組んでいるので、迷子にならないよう気を付けて下さいね。エキゾチックな柄の布・衣類が売られており、現地の方も買い物されていました。
スークを30分ほど見学し、市内観光ツアーが終了しました。こうやって観光してみると、確かにドーハは見どころが少ないです。「世界一退屈な都市」と言われてしまうのは、分かるなと思いました。ただ、中東のエキゾチックな雰囲気は感じられたので個人的には大満足でしたね。
予定されていた時間よりも、早めに空港へ戻ってきました。ここでツアーガイドさんとはお別れ。各自、入国審査を受けて搭乗ゲートへ向かいましょう。
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