クアラルンプールのKLタワーは、ブキッナナスの丘の上に建つ高さ421mのテレビ塔です。KLタワーはペトロナスツインタワーより高い位置に展望台があるため、市内で一番眺めが良いスポットになります。屋内展望台とスカイデッキがありますが、窓ガラスが無く直接景色を眺められるスカイデッキに登るのが断然おすすめです。
まるで空中に浮かんでいるようなガラス張りの展望室「スカイボックス」もあり、私達もドキドキしながら体験してきました。今回は営業時間、入場料、行き方など、実際に訪れて分かったKLタワーの観光情報をお伝えしていきます。
KLタワーについて
営業時間
9:00~22:00(年中無休)
入場料
料金区分 | 大人 | 子供 |
---|---|---|
屋内展望台 | 52RM | 31RM |
スカイデッキ(屋内展望台含む) | 105RM | 55RM |
※スカイデッキは12歳以下の入場不可です。
チケットの予約
KLタワーの入場チケットは公式サイトからネット予約できますが、現地でも購入できるので基本的に予約する必要はないでしょう。
所要時間
KLタワー観光の所要時間は、往復1時間+観光1~1.5時間=計2~3時間が目安です。
KLタワーの行き方
KLタワーはクアラルンプール中心部にありますが、アクセスが若干悪いです。最寄駅はKLモノレールのラジャチュラン駅またはブキッナナス駅で、どちらの駅からも10分くらい歩きます。歩くのが面倒であれば、タクシーで行くのもおすすめですよ。
今回私達はラジャチュラン駅のそばにあるイスタナホテルに宿泊していたので、ラジャチュラン駅からスタートした場合の道順を紹介します。
ラジャチュラン駅を出て、イスタナホテルの方向に歩いて行きます。
ラジャチュラン通りを5分ほど歩くと、交差点が見えてくるので右へ曲がります。
100mほど歩くと、Menara Kuala Lumpur(Kuala Lumpur Tower)と書かれた看板があるので左に曲がります。
緩やかな坂道を150mほど歩いて行くと、KLタワーのエントランスに到着です。
見上げると、写真に収まりきらないほど大きなKLタワーがそびえ立っていました。
エントランスには無料のシャトルバス乗り場があります。ここからKLタワーまでは歩いても行けますが、坂道を10分ほど歩くのでシャトルバスを利用するのがおすすめです。
シャトルバスは8:00~21:30まで、約15分間隔で運行しています。
KLタワー展望台の観光レポート
それでは、KLタワーの展望台に登っていきます。KLタワーの正面入口に着いたら、エスカレーターで2階へ上がります。
2階にはチケット売り場の他に、お土産ショップや飲食店などがあります。
チケット売り場は、ご覧の通り空いていたので待ち時間ゼロでした。展望台のチケットだけでなく、ミニ動物園や水族館などがセットになったチケットも販売されています。
スカイデッキは1人105RM(約3,000円弱)と高めですが、屋内展望台も含まれているから良心的ではあります。ちょっと驚いたのが、スカイデッキに登るには同意書にサインする必要があるとのこと。「事故があってもKLタワー側には責任がありません」というような内容が書かれている例のやつです(笑)
同意書にサインしたら、地上からエレベーターで一気にスカイデッキへ登ります。想像していたよりも柵が低くて、開放感たっぷりのオープンデッキ!ガラスを隔てずに直接景色を撮影できるので、夜景も綺麗に撮れそうですね。
スカイデッキからは、360度クアラルンプールの街を見渡すことができます。目の前に見えているのは、ベルジャヤタイムズスクエアやロット10といったブキッビンタン地区のショッピングセンター。
すぐそばには、ペトロナスツインタワーもそびえ立っています。ちなみにツインタワーとKLタワーのどちらに登るか迷ったら、眺めが良いKLタワーに登るのがおすすめです。ツインタワーに登ってしまうと、せっかくの美しい外観を眺めることができません。ツインタワーの外観を綺麗に撮影するなら、向かい側に建つトレーダースホテルが穴場ですよ。
それでは、早速スカイボックスに挑戦したいと思います。スカイボックスはツインタワー側と反対側の計2か所にあり、こんな感じでタワーの外にせり出しています。ボックス内にはカメラ・スマホ以外の荷物は持ち込めず、靴も脱いで入ります。
全面ガラス張りのブースになっていて、本当に空中に浮かんでいるような感覚になります。
ものすごい絶景なのですが、こ、怖すぎる…。
足がすくんでしまって、へっぴり腰になりながら撮影していました(笑)
1か所目のスカイボックスを制覇したので、展望台をぐるりと一周していきます。奥に見えているのは、ヒンドゥー教の聖地バトゥ洞窟でしょうか?
こちらは歴史的建造物が集まる、ムルデカスクエア周辺エリアです。独立広場を中心に、マスジットジャメやセントマリー聖堂などがあります。スルタンアブドゥルサマドビルの時計塔や、国旗が掲げられたポールまではっきりと見えました。
黄色のドームが特徴的な建物は、数年前まで実際に王宮として使用されていたロイヤルミュージアムです。少し曇っているのはガスがかかっているせいでしょうか。
それにしてもクアラルンプールは、大都会なのに自然いっぱいで素晴らしい街ですね。あちこちで大規模な開発が行われていましたが、この環境があまり壊されないといいけれど…。
2ヶ所目のスカイボックスにやってきました。こちらはムルデカスクエアなどの南西方向をバックに撮影できます。少し慣れたけれど、やっぱりドキドキしてしまいますね。
足元をのぞき込むと、、ひええぇ…。心臓に悪いのでこれくらいにしておきましょう(笑)
これでスカイデッキの見学を終えたので、下階にある屋内展望台へ行きます。やはり入場料が安いせいか、スカイデッキより屋内展望台の方が混んでいました。
昼間ならガラス越しでもそこそこ綺麗に撮影できますが、夜景はガラスの映り込みが激しいので難しいかもしれませんね。
真下に見えているのは、人気のシャングリラホテルと最寄りのブキッナナス駅です。
世界のタワーランキングの展示もあり、東京スカイツリーは堂々の1位!KLタワーは世界6位なんですね。
また、KLタワーには回転展望レストランの「アトモスフィア360°」があります。絶景を眺めながら食事が楽しめるとあって、観光客に人気です。ビュッフェスタイルのレストランで、ランチやディナーが頂けますよ。
まとめ
KLタワーではどこのタワーにもあるような屋内展望室ではなく、スカイデッキに登るのが絶対におすすめです。料金はちょっと高いですが、かなりのスリルが味わえたので大満足でした。またスカイデッキに登るなら、雨の日やガスがかかっている日は避けた方が最大限楽しめると思います。クアラルンプールは近代的な建物と歴史的建造物が混在した素敵な街なので、KLタワー以外にも色々と観光してみて下さいね。