釜山市内から30分ほどの場所にある海東龍宮寺は、海岸沿いの崖に建つお寺です。波打ち際にたたずむ寺院はまさに絶景で、そのロケーションの良さから多くの観光客が訪れます。
私達も市内観光の合間に訪れましたが、気軽に行けて楽しめるおすすめのスポットでしたよ。今回は初めて釜山旅行される方にも分かりやすいよう、海東龍宮寺へのバスでの行き方や見どころなどを詳しく紹介していきます。
海東龍宮寺への行き方
海東龍宮寺へは、地下鉄2号線の海雲台駅からバスに乗って行く方法が一番分かりやすいです。繁華街の西面や南浦洞エリアから行くと時間がかかるので、海雲台観光のついでに訪れるのがおすすめです。私達は海雲台駅近くのサンセットビジネスホテルに宿泊していたので、歩いてバス停へ向かいました。
Expedia Hotels.com
agoda Booking.com
バス停は海雲台駅の7番出口前にあります。
ここから181番バスに乗ります。バス停の電光掲示板には、バスが何分後に到着するか表示されるので分かりやすいです。
運賃は1300₩とリーズナブル。ちなみに韓国のバスは運転が荒いので、乗車したらすぐに座らないと危いかも(笑)
ロッテアウトレットモールの次の停留所、「龍宮寺・国立水産科学院前」で下車します。海雲台駅からは30分ほどで、他にも観光客がたくさん降りるから分かりやすいと思います。
バス停から海東龍宮寺への道順。行きのバス停とは反対車線側に、帰りのバス停があります。
バス停から来た道を少しだけ戻り、信号がある交差点を左へ曲がります。
すると石碑が見えるので、この道を真っ直ぐ歩いて行くと龍宮寺に着きます。お寺までの道のりは、緩やかな坂道が続きます。
国立水産科学院という大きな建物が見えてきたら、お寺はすぐそこです。
バスを降りてから約10分、海東龍宮寺の入口に到着しました。お寺までの参道には露店や屋台がぎっしりと並び、なんとも韓国らしい光景が広がっていましたよ。
海東龍宮寺の見どころ
海東龍宮寺は見学自由(入場無料)なので、そのまま進んで行きましょう。まず最初に、可愛らしい十二支像がお出迎えしてくれます。
観音様も優しくお出迎え。
タイヤが置かれているこちらの塔は、交通安全を祈願する塔。
塔の後ろにある、金色の龍の門から本殿へ向かいます。
門を抜けると得男佛という像がありますが、お腹に触ると男児を授かると言われています。おかげでお腹が真っ黒になっていますね(笑)
龍門石窟と書かれた下には、なぜか首だけの仏像が置かれています。ちょっと怖い…
門を抜けると階段があります。階段は煩悩の数と同じ108段あり、下りきった後には煩悩が消えて心安らかになっているそうです。見た目よりも急な階段なので、行きはいいのですが帰りがキツかったですね。
学業成就の可愛らしい仏様。
階段の途中には、日出と書かれた石碑が置かれています。この分岐点を曲がると…
海東龍宮寺の絶景ポイント!一番ダイナミックな写真が撮影できるスポットなので、本殿へ行く前に必ず立ち寄ってみて下さいね。
さらに階段を進んで行くと、金色の仏様と日出岩があります。その名の通り、水平線上から美しい日の出を眺められるスポットです。美しい景色と波の音に、心癒されました。
こちらの紅龍橋を渡った先は、周辺の散策道になっています。
先ほどの分岐点へ戻り、本殿へ向かうことにします。
石橋の上から、皆さんなにやら写真を撮っていますね。
石橋の下を見ると、幸運の銅銭占がありました。橋の上から仏像が持つ器にコインを入れられれば、願いが叶うのだそうです。皆さん挑戦していますが、なかなか入らないみたい。
とっても縁起が良さそうな名前の萬福門を通ります。
門を抜けると、本殿の大雄賓殿に着きました!緑色を基調とした、極彩色の鮮やかで美しい本殿です。ちなみに海東龍宮寺は、誰もが心から祈りさえすれば必ず一つだけ願いを叶えてくれると伝えられています。
本堂内には観光客も入ることができるので、一つだけお願い事をされてみては?熱心にお祈りされている信者の方も居ますから、くれぐれもマナーは守って参拝して下さいね。
堂内もとってもカラフルで、金色の仏像が3体ありました。
本殿の周りにも見どころがたくさんあるので、時間があればゆっくり散策してみるといいでしょう。韓国では縁起が良いとされている黄金の豚。顔だけじゃなくお尻もキュートなので要チェック(笑)
お水をかけて参拝する佛浴灌の後ろには、
甘露薬水と書かれた、地下への入口があります。
階段を下りてみると、地下はお祈りの場になっていました。
とっても縁起が良さそうな、黄金の布袋様。かなりのメタボ体型だけど(笑)
本殿の裏手には、園通門と書かれた立派な階段があります。
階段を登ってみると、海水観音大仏がある高台広場になっていました。ふくよかな観音様は、優しい表情で海を見守っています。
観音様が見つめる先には、美しい景色が広がっていました。この風景と観音様を眺めていると、なんだか心が穏やかになってきます。この日はお天気にも恵まれて、気持ち良くお寺参りをすることができました。
帰りのバスは、行きのバス停とは反対車線側から乗ります。時刻表はありませんでしたが、10分も待たないでバスは来ましたよ。
まとめ
釜山市内でグルメやショッピングを楽しむのも良いですが、少し足を延ばして風光明媚な観光スポットを訪れてみるのも良いのではないでしょうか。波打ち際に建つ海東龍宮寺は、なかなか写真映えするスポットですし、景色を眺めているだけでも充分に楽しめましたよ。
海東龍宮寺への行き方はとっても簡単なので、初めての釜山観光にもおすすめです。時間がない方は、海雲台駅からタクシーを利用するのも良いでしょう。