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ベルギー王立美術館のマグリット・世紀末・古典美術館の必見作品25選!

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ベルギー
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ブリュッセルベルギー王立美術館は、15世紀から近代までの幅広いコレクションを誇る世界屈指の美術館です。「マグリット美術館」「世紀末美術館」「古典美術館」など複数の美術館から成り立っており、フランドルの巨匠ブリューゲルやルーベンスといった有名画家の作品が数多く展示されています。特にマグリット作品が約200点も集められたマグリット美術館は、ファンならずとも見逃せません。

今回は数ある名画の中から、これだけは絶対に押さえておきたいベルギー王立美術館の必見作品を25点に厳選しました。アクセス・開館時間・所要時間・入場チケットなど、実際に訪れて分かったベルギー王立美術館の情報を詳しく紹介します。

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ベルギー王立美術館について

アクセス

鉄道:ブリュッセル中央駅から芸術の丘を通り徒歩10分
地下鉄:ブリュッセル中央駅(Gare Centrale)から徒歩10分
トラム:ロワイヤル広場(Royale)で下車すると目の前

開館時間

【マグリット美術館】
月曜~金曜 10:00~17:00
土曜・日曜 11:00~18:00

【世紀末美術館・古典美術館】
火曜~金曜 10:00~17:00
土曜・日曜 11:00~18:00

※12/24と12/31は14:00に閉館

休館日

1/1、1月の第2木曜、5/1、11/1、12/25
※世紀末美術館と古典美術館は月曜休館

入場チケット

 各美術館チケットコンビチケット
大人(19~64歳)10ユーロ15ユーロ
シニア(65歳以上)8ユーロ10ユーロ
学生(26歳以下)3ユーロ5ユーロ
子供(18歳以下)無料無料

※毎月第1水曜の13時以降は入場無料です。

各美術館でチケットを購入するより、全館共通のコンビチケットを買う方がお得です。65歳以上、学生、18歳以下の方は、パスポートなどの証明書の提示が必要になります。

入場チケットの割引サービス

国際列車のユーロスターでロンドンやパリからブリュッセルへ入国し、ベルギー王立美術館に2名で行く場合は、「2 FOR 1」という1名分の入場料で2名入館できる割引サービスが受けられます。割引適用の条件は、乗車したユーロスターの到着都市にて到着から5日間まで有効。チケット購入時にユーロスターの乗車チケットを提示するだけでOKです。

ユーロスターのチケットは、早期割引を利用すればかなり安く購入できます。乗車日まで2週間を切ると料金は割高になるため、出発前に日本で予約して行く方がお得です。ユーロスターのチケットは、ユーロスター公式サイト(英語)やレイルヨーロッパ公式サイト(日本語)から予約することができます。

所要時間

ベルギー王立美術館の各美術館はそれほど大きくありませんが、それでも全館見て回れば3時間くらいはかかります。一つの美術館につき、1時間ほどを目安に考えておきましょう。

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ベルギー王立美術館へ入場

ベルギー王立美術館はブリュッセル中心部の王宮近くに位置し、観光ついでに立ち寄りやすい立地にあります。私達は宿泊していたブリュッセル中央駅そばのウォーウィック ブリュッセルから徒歩で向かい、王宮周辺の観光と合わせて美術館を見学してきました。

ベルギー王立美術館は、一番人気のマグリット美術館をはじめ、世紀末美術館や古典美術館など複数の美術館で構成されています。それぞれの美術館は地下で繋がっているので、年代ごとに美術館が分かれていると考えれば理解しやすいでしょう。

ベルギー王立美術館のメインエントランスは、ロワイヤル広場から延びるレジャンス通りに面しています。入場時には手荷物検査があり、大きな荷物は持ち込みできません。持ち込み可能なバッグのサイズは34×22×12cm。スーツケースは55×50×35cmより小さい場合は、クロークルームで預けられます。

地上階(レベル0)にはチケット売り場、オーディオガイドカウンター、クロークルーム、ミュージアムショップ、カフェ、レストランなどが集まっています。館内では無料Wi-Fiが利用でき、展示物の写真撮影は許可されています。

入場するとすぐに吹き抜けのエントランスホールがあり、チケット売り場とインフォーメションがあります。カウンターでは無料の館内マップが用意されていますから、館内をスムーズに回るためにも一枚貰っておきましょう。

ミュージアムショップには関連書籍やポストカードをはじめ、文房具、エコバッグ、可愛い雑貨などが販売されています。人とはちょっと違ったお土産を探すのにもぴったりのスポットですね。営業時間は火曜〜金曜10:00〜17:15、土・日11:00〜18:00。

ミュージアムカフェとレストラン(ブラッスリー)もあるので、歩き疲れたら休憩を挟んでゆっくりすると良いでしょう。

まず最初に、一番人気のマグリット美術館から紹介していきます。エントランスホールの中央右手に「magritte museum/マグリット美術館」「fin-de-siecle museum/世紀末美術館」と書かれた看板があるので、その方向へ進みます。

するとエスカレーターがあるので下ります。

この地下通路を歩いて行けば、マグリット美術館と世紀末美術館に着きます。

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ベルギー王立美術館の必見作品25選

それでは、ベルギー王立美術館の名画の中から、私達がこれだけは見逃せないと思った作品を紹介していきます。挙げようと思えば何点でも紹介できるのですが、今回は時間がない人も楽しめるよう25点だけに絞り込みました。

マグリット美術館(magritte museum)

マグリット美術館は、シュルレアリスムを代表する画家ルネ・マグリットの作品を約200点も展示する美術館です。日本にもファンが多いマグリットですが、実はベルギー出身の画家。マグリットの作品をこれだけ一度に見られる美術館は、世界でもここだけしかありません。

マグリット美術館はレベル-1~3まで、計4フロアあります。レベル-1はミュージアムショップ、レベル1~3がギャラリーになっています。

エレベーターで一気にレベル3へ上がり、レベル3→2→1→-1の順で見学するルートになっていました。作品は年代ごとに展示されているので分かりやすく、一緒に手紙や写真なども展示されています。

レベル3 ルネ・マグリット「真夜中の結婚」

レベル2 ルネ・マグリット「帰還」
マグリットは平和の象徴である鳩を題材にした作品をいくつか残していますが、中でも有名なのがこちら。ミュージアムショップではこの絵をモチーフにしたグッズが人気です。

レベル1 ルネ・マグリット「光の帝国」
マグリットの最高傑作と言われているのが、光の帝国です。空は明るい青空なのに、地上では街灯の光が家を照らすアンバランスな作品。独特な世界観の絵が多いマグリットですが、この作品はすごくインパクトに残りましたね。

レベル1 ルネ・マグリット「アルンハイムの領地」

レベル-1のミュージアムショップは、マグリットのグッズを専門に扱うショップです。この美術館には展示されていないマグリット作品をモチーフにしたグッズも販売されていました。鳩や青空の描かれたグッズが可愛くて、ついつい欲しくなっちゃいますよ。

世紀末美術館(fin-de-siecle museum)

次に紹介する世紀末美術館は、19世紀末~20世紀初頭の作品を展示する美術館です。アールヌーヴォーや印象派の絵画などを見ることができ、ベルギーを代表する画家アンソールやクノップフの作品も展示されています。

世紀末美術館はレベル-4~-8まで、計5フロアあります。レベル-4は特別展、レベル-5~-8が常設展示室になっています。

レベル-4の特別展では、今回リック・ウォータース(RIK WOUTERS)の回顧展が行われていました。セザンヌやルノワールと同時代に活躍した画家で、結構人気がありましたね。その時々で色んな特別展が行われているので、ぜひチェックしてみて下さい。

レベル-5~-8の常設展示室では、画家ごとに作品が展示されていました。館内マップを見ながら回ると、お目当ての作品が見つけやすいかと思います。

レベル-6 ゴッホ「帽子を被った若い農夫の顔」

レベル-6 ゴーギャン「緑のキリスト」

レベル-6 ピエール・ボナール「薔薇の長椅子のある化粧室」

レベル-6 ジェームズ・アンソール「スキャンダラスな仮面」
アンソールは、仮面や骸骨といったグロテスクなモチーフをよく用いた画家として知られています。魔女のような人物と、鼻の長い男性が描かれている奇妙な作品です。

レベル-6 ジョルジュ・スーラ「グランド・ジャット島からのセーヌ川」

レベル-7 フェルナン・クノップフ「スフィンクスの愛撫」
クノップフの最高傑作と言われているのがこの作品。タイトル通り妖しげな雰囲気が漂う作品で、男性にも女性にも見える中性的な人物とスフィンクスが描かれています。

レベル-8 アルフォンス・ミュシャ「ラ・ナチュール」
ミュシャはチェコを代表する、アールヌーヴォーの巨匠。ミュシャらしい美しい女性が表現されており、頭と耳には宝石が飾られています。世界に4体しかない貴重なブロンズ像です。

古典美術館(oldmasters museum)

次に紹介する古典美術館は、フランドル絵画を中心に15~18世紀の作品を展示する美術館です。15世紀のメムリンクやウェイデンをはじめ、16世紀のブリューゲルなどベルギーを代表する画家の作品が見られます。中でもバロックの巨匠ルーベンスの間は、要チェックですよ。

古典美術館はエントランスホールの回廊を取り囲むようにギャラリーが配置されており、画家ごとに作品が展示されています。図の黄緑色の部分は「近代美術館/Modern Museum」で、19~20世紀の作品が見られます。

レベル2・53室 ルーベンス「ゴルゴタの丘行き」
まず見逃せないのが、53室のルーベンスの間です。赤い壁が印象的なギャラリーには「ゴルゴタの丘行き」をはじめとした、ルーベンスの巨大な祭壇画がずらり。同時代に活躍した画家の作品も一緒に展示されていました。

レベル2・55室 ジャック・ルイ・ダヴィッド「マラーの死」
古典美術館の目玉作品とも言えるのが、ダヴィッドのマラーの死。教科書にも載っているほどの名作です。ショッキングなシーンがドラマチックに描かれており、ついつい引き込まれてしまう作品でした。

レベル2・62室は、近代美術館の展示スペースになっており、デルヴォーやダリなどの作品を見ることができました。

レベル2・62室 ポール・デルヴォー「ピグマリオン」

レベル2・62室 サルバドール・ダリ「聖アントニウスの誘惑」

次は回廊をぐるりと一周して、ギャラリーを巡っていきます。回廊の下に見えているのはエントランスホールです。

レベル2・63室 ヨース・デ・モンペル2世、フランス・フランケン2世「バベルの塔」
バベルの塔と言えば、ウィーンの美術史美術館に所蔵されているブリューゲルの作品が有名ですよね。このバベルの塔も良く描かれている作品なので、見比べてみると面白いでしょう。

レベル2・70室 ロベルト・カンピン「受胎告知」

レベル2・70室 ファン・デル・ウェイデン「ピエタ」

レベル2・69室 ヒエロニムス・ボス「聖アントニウスの誘惑」

レベル2・69室 ハンス・メムリンク「聖セバスティアヌスの殉教」

レベル2・69室 ルーカス・クラナッハ(子)「聖母子像」
ルーカス・クラナッハ(父)の「ビーナスとキューピッド」も必見作品なのですが、今回は残念ながら貸し出し中につき鑑賞することができませんでした。

レベル2・68室 ピーテル・ブリューゲル(父)「イカロスの墜落」
ベルギー王立美術館の魅力の一つに、ブリューゲル作品の多さが挙げられます。ウィーンの美術史美術館ほどではありませんが、なかなかの見応えがありました。ピーテル・ブリューゲル(父)の作品とともに、長男のピーテル・ブリューゲル(子)の作品も見ることができます。

レベル2・68室 ピーテル・ブリューゲル(父)「ベツレヘムの戸籍調査」
イカロスの墜落と並ぶ傑作と言えば、ベツレヘムの戸籍調査です。息子のブリューゲルも全く同じ絵を描いているので、ちょっとややこしいかも(笑)

レベル2・68室 ピーテル・ブリューゲル(父)「反逆天使の墜落」

レベル2・66室 ヤーコブ・ヨルダーンス「豊穣の寓意」

まとめ

今回私達は、マグリット→世紀末→古典美術館の順で見学しましたが、入場してそのまま2階へ上がり古典→マグリット→世紀末美術館の順に回っても良いと思います。館内は想像していたよりも回りやすい構成になっており、お目当ての作品も見つけやすい美術館でした。

また、ユーロスターでロンドンやパリからブリュッセルへ入国する場合は、ぜひ美術館の割引サービスを利用してみて下さい。1名分の入場料で2名入館できるので、2名で訪れるなら絶対にお得です。ユーロスターのチケットは、早期割引を利用すればかなり安く購入できます。

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