アトーチャ駅とマドリードからトレドの行き方(電車・バス)

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マドリード最大の鉄道駅であるアトーチャ駅は、少々複雑で分かりにくい構造の駅です。スペイン鉄道レンフェ(Renfe)のプエルタ・デ・アトーチャ駅とアトーチャ・セルカニアス駅に分かれており、さらに地下鉄のアトーチャ・レンフェ駅もあります。

アトーチャ駅からは高速列車のAVEやAVANTが発着しているので、トレドやコルドバ、バルセロナといった主要都市へ早く移動することができ大変便利です。

今回は実際に、マドリードからトレドへ高速列車のAVANTで移動してきました。マドリードからトレドへの行き方は電車のほかバスがあるので、こちらも合わせて紹介していきます。

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スペイン鉄道レンフェ(Renfe)について

スペインの鉄道は、レンフェ(Renfe)という名の旧スペイン国鉄が運営しています。レンフェの鉄道網はスペイン全土に広がっているので、大都市間の移動は飛行機よりも電車を利用するのが早くて便利です。近郊列車や普通列車、夜行列車、国際列車など様々な列車が運行していますが、日本の新幹線にあたる高速列車が特に便利でおすすめです。

【高速列車の種類】

  • AVE(アベ):マドリードやバルセロナ、コルドバ、セビリア、マラガ、バレンシアといった人気の長距離区間を運行。座席クラスは一等、プレミアム二等、二等の3クラス。
  • AVANT(アバント):マドリード~トレド、マドリード~セゴビア、コルドバ~セビリアといった人気の短距離区間を運行。座席クラスは二等のみ。
  • ALVIA(アルビア):マドリードやバルセロナとア・コルーニャ、ヒホン、ビルバオ、アリカンテといった長距離区間を運行。座席クラスは一等と二等。
  • ALTARIA(アルタリア):マドリード~アルヘシラス、マドリード~カルタヘナなどの長距離区間を運行。座席クラスは一等と二等。

【高速列車の主要路線と所要時間】

  • マドリード~バルセロナ:約2時間30分
  • マドリード~トレド:約30分
  • マドリード~コルドバ:約1時間45分
  • マドリード~セビリア:約2時間30分
  • コルドバ~セビリア:約45分

マドリードの中央駅アトーチャ駅

プエルタ・デ・アトーチャ駅とアトーチャ・セルカニアス駅

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マドリードの中央駅にあたるアトーチャ駅は、スペイン鉄道レンフェの高速列車AVEやAVANTが発着するプエルタ・デ・アトーチャ駅と近郊線の発着するアトーチャ・セルカニアス駅に分かれています。

 icon-hand-o-right アトーチャ駅には地下鉄が乗り入れているのですが、マドリード中心部のプエルタ・デル・ソルなどからアトーチャ駅に行く場合は注意が必要です。鉄道駅に直結しているのは地下鉄アトーチャ・レンフェ駅なのですが、一つ手前に地下鉄アトーチャ駅という駅もあるので間違って降車しないよう気を付けてください。

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高速列車の発着するプエルタ・デ・アトーチャ駅の出発フロア(SALIDAS)出入口です。

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プエルタ・デ・アトーチャ駅の到着フロア(LLEGADAS)出入口です。出発フロア出入口の道路を挟んで対面側にあります。

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赤レンガの円形の建物は、近郊線のアトーチャ・セルカニアス駅です。

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プエルタ・デ・アトーチャ駅とアトーチャ・セルカニアス駅の出入口は、このように道路を挟んで向かい合っています。

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アトーチャ・セルカニアス駅前には空港バスの停留所があり、黄色い車体の空港バス(エクスプレス・アエロプルト)が発着しています。アトーチャ駅とマドリード・バラハス空港を約40分で結んでおり、料金は片道5ユーロとお得で便利です。

プエルタ・デ・アトーチャ駅構内

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プエルタ・デ・アトーチャ駅には2階、1階、0階と3つのフロアがあります。出発フロアの出入口は地上階にあたる2階(日本で言う3階)にあり、エスカレーターで出発ホームのある1階と0階へ下りられます。アトーチャ駅の構内図は、公式サイトを参照して下さい。

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アトーチャ駅は巨大なドーム型の建物で、外観はヨーロッパらしい風格のあるファサードに覆われていますが、内部にはなんと熱帯植物園があります。以前は暗い雰囲気だった旧駅舎を明るい植物園に改築し、現在は主に待合室として利用されています。

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1階(日本の2階)には、コルドバやバルセロナ行きのAVEが発着するプラットホームのPlanta primera(プランタ・プリメーラ)と荷物検査場があります。

同じフロアには一等車の乗客専用のラウンジ「SALA CLUB」があり、飲み物やアルコール、ちょっとした軽食などが用意されており、一等車の乗車券を見せれば無料で利用できます。

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0階(日本の1階)には飲食店やお土産ショップ、コインロッカー、駅窓口などがあります。

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同じく0階には、トレド行きのAVANTが発着するプラットホームのPlanta Baja(プランタ・バハ)と荷物検査場もあります。

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コインロッカー(Consigna)は植物園の奥にあります。ロッカーのサイズは小~特大まで4種類あり、設置されている券売機でロッカーサイズを選び料金を支払います。

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駅窓口(チケット売り場)は植物園の横にあります。営業時間は当日の切符購入なら5:30~22:30、前売りの切符購入なら10:00~20:00です。窓口は平日・休日に関わらずいつも混雑しているので、昼間なら30分~1時間待ちは覚悟しましょう。

駅窓口の利用方法やチケットの購入方法など、詳しくはこちらをご覧下さい。
icon-check スペイン国鉄レンフェ(Renfe)のチケット予約・購入方法

マドリードからトレドへの行き方

電車

スペイン国鉄レンフェ(Renfe)の高速列車AVANTを利用し、マドリードのアトーチャ駅からトレド駅へ行くのが最も早い移動手段です。

  • 所要時間:33分
  • 料金:片道12.90ユーロ、往復20.60ユーロ
▼ 電車の時刻表
マドリード → トレドトレド → マドリード
6:50 → 7:236:25 → 6:58
7:50 → 8:236:50 → 7:23
8:50 → 9:237:25 → 7:58
9:20 → 9:537:55 → 8:28
10:20 → 10:529:25 → 9:58
11:20 → 11:5310:25 → 10:58
12:20 → 12:5312:25 → 12:58
13:50 → 14:2313:25 → 13:58
14:50 → 15:2315:25 → 15:58
15:50 → 16:2316:18 → 16:51
16:50 → 17:2317:25 → 17:58
17:50 → 18:2318:25 → 18:58
18:50 → 19:2319:20 → 19:53
19:50 → 20:2320:25 → 20:58
21:50 → 22:2321:30 → 22:03

バス

ALSA社のバスを利用し、マドリードのプラサ・エリプティカバスターミナルからトレドバスターミナルへ行く方法が一番安いです。

プラサ・エリプティカバスターミナルは、地下鉄プラサ・エリプティカ駅(Plaza Eliptica)と直結しています。地下鉄プラサ・エリプティカ駅は6号線と11号線が乗り入れていますが、中心部のソル駅やアトーチャ駅から向かう場合は乗り換えが必要になります。

ソル駅からは、地下鉄3号線に乗りレガスピ駅で6号線に乗り換えて約20分で到着します。アトーチャ駅からは、地下鉄1号線に乗りパシフィコ駅で6号線に乗り換えて約20分です。

  • 所要時間:直行便60分、経由便90分
  • 運行時間:月曜~金曜6:00~24:00、土曜6:30~24:00、日曜8:00~24:00
  • 運行間隔:約15~30分
  • 料金:片道5.42ユーロ、往復10.78ユーロ

マドリードからトレドの電車移動レポート

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続いては、マドリードのアトーチャ駅からトレド駅へ電車で移動した様子をお伝えします。

トレド行きの高速列車AVANTが発着するのは、0階のPlanta Baja(プランタ・バハ)なので出発フロアを間違わないように注意しましょう。

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入口の係員に乗車券を見せ、荷物検査場を通過したら改札が始まるまで中待合室で待ちます。荷物検査場は早く行きすぎても通れませんので、30分くらい前に行くと良いでしょう。

また、待合室にはプラットホーム番号の表示される電光掲示板があるのですが、プラットホーム番号は出発の10~20分前にならないと表示されません。

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改札が始まったら、係員に乗車券を提示します。今回は駅窓口でチケットを購入したのでこのような乗車券ですが、ネット予約の場合はプリントアウトしたバウチャーを見せればOKです。

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今回乗車するトレド行きの高速列車AVANTです。同じ高速列車のAVEよりも鼻が短く、ずんぐりとした形の車両です。

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今回は11番ホームから出発します。

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電車のドアには、車両番号(COCHE)と行き先(DESTINO)が表示されています。高速列車は全席指定なので、チケットに車両番号と座席番号が書かれています。

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夜遅い便だったので車内はガラガラですが、昼間の良い時間帯は満席になることも多いので早めの予約がおすすめです。

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デッキにはトイレとゴミ箱があります。電車は発車の合図もなく静かに出発し、ぐんぐんスピードを上げていきます。

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途中の駅で停車することもなく、マドリードのアトーチャ駅からたったの33分でトレド駅へ到着しました。トレド駅は美しい鉄道駅として有名で、まるで教会のような外観をしています。

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トレド駅は、1919年にナルシソ・クラベリア・パラシオスが設計した駅舎です。イスラム教とキリスト教の建築様式が融合したネオムデハル様式の建物で、過剰な装飾が特徴的です。駅舎内には、幾何学模様のタイルや馬蹄アーチといった美しい装飾が施されています。

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外観はイスラム要素が強いのに、建物内にはキリスト教の礼拝堂があります。スペインの複雑な歴史を物語っているかのような駅ですね。

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トレド駅は非常に小さく、周辺にも時間を潰せるような場所はありません。駅の出入口前にはタクシー乗り場がありますが、早朝や深夜は台数が少なくなるので注意しましょう。タクシーに乗って5分ほどで、今回宿泊するホテル アルフォンソ VIへ到着しました。

まとめ

アトーチャ駅の構内は案内が不親切なので、余裕を持って早めに行くのが良いと思います。アトーチャ駅の治安が心配な方は、AVEの一等車を予約するのがおすすめです。駅構内にある一等車の乗客専用ラウンジが無料で利用でき、スリや置き引き犯が入って来られないので安心して待ち時間を過ごすことができます。

また、マドリードからトレドへ行く場合は、バスよりも電車の方が早くて便利です。トレドは日帰り観光地としても非常に人気なので、朝や夕方の良い便は売り切れることが多いです。現地で購入する場合は少なくとも前日までに予約し、日程に余裕がない人は事前予約していきましょう。レンフェの公式予約サイトはスペイン語や英語なので、チケットの予約を代行してくれるレイルヨーロッパを利用するのもおすすめです。

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