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ドナウの真珠ブダペスト観光の必要日数とおすすめモデルコース

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ハンガリー
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ハンガリーの首都ブダペストは「ドナウの真珠」と称されるほどの美しい景観を誇る街です。1000年以上もの歴史を刻んできたため、中世の面影が感じられる建物が数多く残っています。特にドナウ川の夜景はこれまでに見た中で最も美しく、我々夫婦も虜になってしまうほどの絶景でした。

そんな美しきブダペストの街は世界遺産にも登録されており、ブダ王宮やマーチャーシュ教会、セーチェーニ鎖橋、国会議事堂といった観光名所があります。今回はこれらの観光スポットを巡るにはどのくらい日数が必要なのか、どのようなルートで巡ったらいいのか、実際の経験をもとに詳しく紹介していきます。

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ブダペスト観光に必要な日数

ブダペストは見どころがそれほど多い街ではないので、基本的に1日で観光できます。ただ、ブダペストは夜景が最大の魅力ですから、ぜひ一泊して夜の散策やドナウ川クルーズを楽しむのがおすすめです。そしてハンガリーは日本と同じく温泉大国なので、街には温泉施設が充実しています。夜景と温泉も楽しむなら、観光に2日間は欲しいところです。

またブダペストはオーストリアのウィーンと、国際特急列車のレイルジェットで約2時間40分で結ばれています。ウィーンから日帰りで訪れることもできるので、足を延ばしてみるのも良いかと思います。電車のチケットは、オーストリア国鉄(英語)またはレイルヨーロッパ公式サイト(日本語対応)から予約できます。

ブダペスト観光モデルコースの地図

ブダペストの街は、ドナウ川を挟んで西のブダ地区東のペスト地区に分かれています。今回紹介するモデルコースは、実際に2日間かけて巡ったものになります。大まかに1日目はブダ地区とドナウ川クルーズ、2日目はペスト地区とセーチェニ温泉というスケジュールでした。

①セーチェーニ鎖橋 ②ブダ王宮 ③ブダペストラビリンス ④三位一体広場 ⑤マーチャーシュ教会 ⑥漁夫の砦 ⑦国会議事堂 ⑧聖イシュトヴァーン大聖堂 ⑨アンドラーシ通り ⑩国立オペラ座

セーチェーニ鎖橋

それでは、セーチェーニ鎖橋からブダ地区の観光スタートさせたいと思います。セーチェーニ鎖橋はブダペストのシンボルとも言える存在で、ドナウ川に架かる長さ380mほどの橋です。西のブダ地区と東のペスト地区を結ぶ最初の橋として、1849年に造られました。

鎖橋という変わった名前は、細長い鉄板をつないで鎖状にした「アイバーチェーン」を用いていることから由来しています。簡単に言うと、自転車のチェーンのような構造です。

鎖橋からは、王宮の丘に建つブダ王宮を眺めることができます。ブダ王宮は歴代国王が暮らした城で、激動の時代を見つめてきた場所でもあります。

ヨーロッパ10か国にまたがって流れる雄大なドナウ川も、ご覧の通り一望できます。左手に目をやると、頂上に女神像が立つゲッレールトの丘が見えました。登るのはちょっと大変ですが、ここから眺めるブダペストの街並みは最高なんですよ。

右手には、白いトンガリ屋根が特徴的な漁夫の砦やマーチャーシュ教会も見えます。

鎖橋の両端には、街を見守る4頭のライオン像が立っています。

鎖橋にはたくさんの電球が取り付けられているので、夜になると驚くほど美しくライトアップされます。ドナウ川に無数の灯りがキラキラと反射する光景は、とっても幻想的です。昼と夜では全く違う雰囲気の橋が見れますから、ぜひ足を運んでみて下さいね!

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ケーブルカーで王宮の丘へ

セーチェーニ鎖橋を渡りきり、クラーク・アーダム広場にやってました。ここは、ハンガリー全土の起点となる0km地点です。日本で言うところの「日本橋」みたいな場所ですね。

広場には0kmの石碑が立っているのですが…誰一人として目をくれていません(笑)

そしてクラーク・アーダム広場には、王宮の丘へ上るケーブルカー乗り場があります。これが観光客に大人気なのですが、タイミングが悪かったせいか乗るまでに30分近くも待ちました。日差しを遮る場所が全くなかったので、皆さん暑そうにしていましたね。

暑さでクラクラしながら、ケーブルカーに乗り込みます。

頂上までは、わずか1分ほどの乗車時間。本当にあっという間なので、ケーブルカーの中から撮影するなら動画の方がおすすめですよ。

王宮の丘ケーブルカー
営業時間:7:30~22:00(年中無休)
運行間隔:5~10分
料金:片道1200フォリント、往復1800フォリント

ガラス張りの頂上駅を出て、王宮の丘に到着しました。王宮の丘はドナウ川西岸の約1.5kmに渡って広がるエリアのことで、丘の南側にはブダ王宮や大統領官邸、北側にはマーチャーシュ教会や漁夫の砦などが建っています。

真下には、先ほど歩いてきたセーチェーニ鎖橋やクラーク・アーダム広場が見えました。

ブダ王宮

では、ブダ王宮の北門から入場していきます。ブダ王宮は13世紀に建てられた城で、歴代の国王が暮らしていた場所です。建物はオスマントルコとの戦いや二度の世界大戦などで被害を受け、これまでに何度も再建を繰り返しています。現在の建物は1950年代に修復されたもので、かつて王が使っていた部屋や調度品などは残念ながら残っていません。

北門の横には、王家伝説のツルル鳥が羽を広げて立っていました。

ブダ王宮は現在、国立美術館や歴史博物館として一般公開されています。てっきり豪華な内装の宮殿が見学できるものと思っていたので、ちょっと残念でしたね。ただ、ブダ王宮から眺めるブダペストの街並みは絶景ですから、必ず訪れてもらいたいスポットの一つです。

ご覧下さい、この中世の美しい街並みを…!

手前がセーチェーニ鎖橋、奥がマルギット橋、対岸には東のペスト地区や国会議事堂も見えていますね。

国立美術館はハンガリー国内の作品を集めた美術館で、ムンカーチ・ミハーイをはじめとしたハンガリー五大画家の絵画も展示されています。企画展も頻繁に行われており、今回訪れた時はピカソ展が行われていましたよ。美術館の前に勇ましく立っているのは、神聖ローマ帝国の名将プリンツ・オイゲンの騎馬像です。  

国立美術館
開館時間:10:00~18:00
休館日:月曜
入場料:1800フォリント(企画展の料金は内容によって異なる)

オイゲン公の後ろにあるアーチをくぐって、王宮の西側へ抜けると…

「ハンガリー人の馬乗りと馬の銅像」が立つ広場に出ました。この辺りは観光客の姿も少ないですし、花壇も綺麗に整備されているのでゆっくりと散策できます。

南側には「狩りをするマーチャーシュ王の銅像」が飾られた噴水もあります。

噴水の先へ進むと、美しい彫刻が施されたライオンの門が見えてきました。

ライオンの門をくぐると、二体のライオン像がお出迎えしてくれます。鎖橋に立っていたライオンよりも何だか怖そうですね…。

中庭の右手に見えているのは、ハンガリー国立図書館です。

ハンガリー国立図書館の隣には、ブダペスト歴史博物館があります。入口の横には大きなブロンズ像が立っているので、すぐに分かるかと思います。館内にはブダ王宮に残されていた装飾品や街の歴史が分かる資料などが展示されています。

ブダペスト歴史博物館
開館時間:10:00~18:00(11~2月10:00~16:00)
休館日:月曜
入場料:2000フォリント

続いては、マーチャーシュ教会や漁夫の砦がある王宮の丘の北側へ向かいます。ブダ王宮を出て、遺跡があるエリアを横目に10分ほど歩いて行きます。

すると「独立戦争を記念する女神像」が立つ広場が見えてくるので、広場左側のウーリ通りを進みます。

ブダペストラビリンス

ウーリ通りを100mほど歩くと、ブダペストラビリンスに到着しました。入口がちょっと分かりにくいのですが、黄色の建物に「Labirintus」と書かれた看板と国旗が掲げられています。ブダペストラビリンスは、王宮の丘の地下に広がる天然の洞窟です。内部は迷路のような造りになっているので、一人で見学するにはちょっと怖いかもしれません(笑)全長は約1200mもあり、かつてはシェルターやワインセラー、監獄として使われていたそうです。

ブダペストラビリンス
開館時間:10:00~19:00
休館日:なし
入場料:2500フォリント
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三位一体広場

次はブダペストラビリンスから3分ほど歩き、三位一体広場にやってきました。ここはマーチャーシュ教会の前にある広場で、中央には18世紀に造られた三位一体像が立っています。中世ヨーロッパで猛威を振るったペストの終焉を記念して建てられたものです。 

マーチャーシュ教会

そして三位一体広場に面して建っているのが、モザイク屋根と尖塔が特徴的なマーチャーシュ教会です。13世紀に創建されたゴシック様式の教会で、鎖橋から見てもよく目立っていた尖塔は15世紀にマーチャーシュ王によって造られました。天に向かって伸びる尖塔と、セラミックタイルのモザイク屋根のコントラストが驚くほど美しかったです。このカラフルでポップなデザインは、現代にも通じる可愛さですよね~。

教会内部も色鮮やかな壁画で埋め尽くされていて非常に美しいです。またマーチャーシュ教会ではコンサートも開催されているので、時間が合えばぜひ鑑賞してみて下さい。観光客向けのコンサートなので服装も気にせずに済みますし、プログラムは有名な曲ばかりなので気軽に楽しめると思います。

マーチャーシュ教会
開館時間:9:00~17:00、土曜9:00~12:15、日曜13:00~17:00
休館日:なし
入場料:1500フォリント

漁夫の砦

マーチャーシュ教会の隣には、漁夫の砦があります。「漁夫の砦」って不思議な名前だなと思っていたのですが、漁師がここを守っていたから、魚市場があったからとか名前の由来は諸説あるそうです。1階部分は無料で見学できますが、2階のテラスは有料となっています。1階だけでも十分に楽しめるので、テラスに登っている人は少なかったですね。

広場の中央には、ハンガリーの初代国王である聖イシュトバーン騎馬像が立っています。台座にしては凝ったデザインで、ライオンの彫像などが飾られていました。

漁夫の砦は、7つあるトンガリ屋根の尖塔が特徴的です。砦と聞くと無骨なイメージですが、こうやって見るとメルヘンなおとぎの国みたいな感じがしますね。

漁夫の砦からはブダペストの街並みを一望できます。世界で一番美しいと言われる国会議事堂も、ばっちりと捉えることができますよ!

こうやって下から見ると、石造りのお城みたいにも見えます。マーチャーシュ教会と漁夫の砦は、ブダペスト観光のハイライトですから必ず足を運んでみて下さいね。

漁夫の砦
開館時間:9:00~20:00
休館日:なし
入場料:800フォリント
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ハンガリー
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