ドナウの真珠ブダペスト観光の必要日数とおすすめモデルコース

国会議事堂

続いては、国会議事堂からペスト地区の観光をスタートさせたいと思います。最寄りの地下鉄コシュート・テール駅を出ると、目の前にドーンと国会議事堂が現れます。長さ268m、幅123mもある巨大な建物なので、最初はスケールの大きさに驚きましたね。

ゴシックやルネサンスなど様々な建築様式を用いているため、国会議事堂とは思えないほどの華やかさがあります。左右対称の建物からは、尖塔が無数に伸びているのが特徴的です。国会内部も非常に豪華な造りで、特に戴冠式で使われていた王冠は見逃せないお宝です。内部はガイドツアーでしか見学することができませんが、時間があればぜひ参加してみて下さい。

国会議事堂の前には、芝生が敷かれたコシュート・ラヨシュ広場があります。

広場には国民的英雄のラーコーツィ・フェレンツ2世騎馬像や、ハンガリー独立を導いたコシュート・ラヨシュ記念碑などが立っています。

セーチェーニ鎖橋やブダ王宮にもライオン像がありましたが、国会の入口にも二体のライオン像が誇らしげに立っていました。ハンガリーの人はライオン好きなのでしょうか？

国会議事堂はドナウ川沿いに建っているので、セーチェーニ鎖橋とブダ王宮の絶景を眺めることができますよ。鎖橋と王宮は、ここから撮影すると一番綺麗に撮れると思います。

正面にはマーチャーシュ教会と漁夫の砦も。尖塔やモザイク屋根まではっきりと見えますね！

ちなみに国会議事堂が一番美しく撮影できるのは、対岸のブダ地区からです。鎖橋を渡って、漁夫の砦の麓あたりから撮影すると素晴らしい一枚が撮れますので、ぜひお試しあれ。

聖イシュトヴァーン大聖堂

国会議事堂から10分ほど歩いて、聖イシュトヴァーン大聖堂にやってきました。聖イシュトヴァーン大聖堂は、1905年に造られたハンガリー初代国王のイシュトヴァーンを祀る教会です。中央の大きなドームと、左右に設置された時計塔が特徴的な建物です。

大聖堂の西側はちょっとした広場になっており、幾何学模様のタイル床が印象的でした。

広場にはオベリスクをかたどったような噴水があり、大聖堂の正面扉には12使徒の彫刻が施されています。

教会内部は想像以上に広く、赤大理石と金の装飾が美しい空間でした。正面の中央祭壇には、イシュトヴァーンの大理石像が祀られています。

中央のドーム天井は高さが96mもあり、美しいフレスコ画がびっしりと描かれていました。ドームには見晴らしの良い展望台も設けられているので、別料金を払って登ることもできます。

アンドラーシ通り

聖イシュトヴァーン大聖堂のすぐ近くには、街のメインストリートであるアンドラーシ通りがあります。パリのシャンゼリゼ通りをモデルに造られたそうですが、普通の通りに見えてしまうのは私だけでしょうか…？（笑）英雄広場まで約2.5kmに渡って続いており、近年はショッピングストリートとしても注目されているんですよ。

国立オペラ座

アンドラーシ通りを7分ほど歩くと、国立オペラ座があります。国立オペラ座は1884年に造られた、ハンガリーオペラの殿堂です。ホール天井に描かれたフレスコ画の美しさと、音響の良さで知られる劇場です。7～8月のオフシーズン以外は、ほぼ毎日のように公演が行われていますよ。オペラ鑑賞の時間がない方は、内部見学ツアーに参加するのも良いかと思います。

セーチェニ温泉

そしてハンガリーと言えば、ヨーロッパ屈指の温泉大国として知られています。温泉を愛する気持ちは日本人にも負けず劣らず、ブダペスト市内にもたくさんの温泉施設があります。中でも観光客に人気なのが、プールと浴場が15種類もあるセーチェニ温泉です。温度はぬるめなので、夏でものぼせることなく長時間入っていられましたよ～。

ブダペストの夜景とドナウ川クルーズ

ブダペストを訪れたら温泉の他にもう一つ外せないのが、世界屈指の美しさを誇る夜景鑑賞です！夜景なんてどこで見ても大して変わらないのでは？と思っていたのですが、本当に心が震えるほど美しい夜景でした。特にドナウ川を船で行くナイトクルーズは、絶景のオンパレードなのでシャッターを切る手が止まらないこと（笑）この夜景を見なければ一生後悔しますよ、というくらいおすすめなのでぜひナイトクルーズに参加してみて下さいね。

まとめ

ブダペストはサッと観光を済ませてしまう方も多いですが、ぜひゆっくりと観光してもらいたいほど素敵な街でした。昼と夜で違った表情が楽しめる街なので、一泊するとより満喫できるかと思います。

私達はセーチェーニ鎖橋に近いスターライトスイーテンホテルに宿泊しましたが、市内観光に便利な立地で良かったです。本当はインターコンチネンタルブダペストやソフィテルブダペストに泊まりたかったのですが、今回は二週間も中欧を周遊したので予算の関係で諦めました。ブダペストはヨーロッパの中でもリーズナブルに5つ星ホテルに宿泊できるので、次の機会には絶対に泊まってみたいなと思います。