ハンガリーのブダペストは、ヨーロッパ随一の夜景が美しい街として知られています。そんなブダペスト観光のハイライトとも言えるのが、ドナウ川の夜景クルーズです。有名な夜景スポットを60分で一周できるので、手っ取り早く観光を楽しむことができます。
クルーズを催行する会社はいくつかありますが、中でもおすすめなのが日本語オーディオガイド付きのレゲンダ(Legenda)社です。私達は当日朝に現地でチケットを購入し、レゲンダ社のドナウ川ナイトクルーズに参加してきました。今回はドナウ川クルーズの料金、時間、運航ルート、クルーズの予約方法について詳しく紹介していきます。
レゲンダ社のドナウ川クルーズについて
レゲンダ社のドナウ川クルーズは、①昼のクルーズ「ドナウ・ベラ」、②夜のクルーズ「ドナウ・レゲンダ」、③ディナークルーズの3種類あります。
昼のクルーズ「ドナウ・ベラ」の料金
大人 | 4500フォリント |
学生 | 4000フォリント |
子供(10~14歳) | 3000フォリント |
子供(0~9歳) | 無料 |
・所要時間 70分
・日本語オーディオガイド付き
・1ドリンク無料(各種ソフトドリンク、アルコールなど)
・オリジナルレモネード1杯無料
・船内でのWi-Fi無料
※希望であればマルギット島で下船し、90分間自由に散策して次の便で戻ることができます。
夜のクルーズ「ドナウ・レゲンダ」の料金
大人 | 6300フォリント |
学生 | 5100フォリント |
子供(10~14歳) | 3300フォリント |
子供(0~9歳) | 無料 |
・所要時間 60分
・日本語オーディオガイド付き
・1ドリンク無料(各種ソフトドリンク、アルコールなど)
・船内でのWi-Fi無料
ディナークルーズの料金
・大人 23900フォリント
・子供(3~12歳) 17000フォリント
・所要時間 2時間30分
・ウェルカムドリンク1杯無料
・生演奏付き
運航スケジュール
4~9月 | 10:15+、11:00+、11:45+、12:30+、13:15+、14:00+ |
14:45+、15:30+、16:15+、17:00+、17:45+、18:30+ | |
3月、10月 | 10:15+、11:00+、11:45+、12:30+、13:15+、14:00+ |
14:45+、15:30+、16:15+、17:00+ | |
1~2月、11~12月 | 11:00、12:30、14:00、15:30 |
※+が付いている時間は、マルギット島で45分間の自由散策ができます。
1~2月 | 17:00、18:00、18:30、19:30 |
3月、10月 | 18:30、19:30、20:15、21:00 |
4月、9月 | 19:30、20:15、21:00、21:30 |
5~8月 | 20:15、21:00、21:30、22:15 |
11~12月 | 17:00、18:00、18:30、19:30、20:00 |
1~2月、11~12月 | 19:00 |
3~10月 | 19:45 |
運航ルート
昼と夜のクルーズは、ほぼ同じ運航ルートです。昼のクルーズはマルギット島をぐるっと一周しますが、夜のクルーズはマルギット島の手前でUターンするという点だけ異なります。
①エルジェーベト橋→②自由橋→③ペテーフィ橋(Uターン)→④王宮→⑤鎖橋→⑥国会議事堂→⑦マルギット島(昼は一周、夜はUターン)→⑧船着き場
クルーズ船乗り場
レゲンダ社のクルーズ船の発着場所は、ドナウ川沿いに建つブダペストマリオットホテルの目の前にあります。
営業時間は9:00~最終便まで、乗船チケットもここで購入することができます。私達は事前に予約して行かなかったので、当日の朝に慌ててチケットを買いに行きました。現地にてチケットを購入される方は、当日券が売り切れる前(昼頃まで)に購入しておくと良いでしょう。
ドナウ川クルーズの予約方法
夜のドナウ川クルーズは特に人気なので、夏の観光シーズンや年末年始などの繁忙期にはチケットが売り切れてしまうことがあります。現地で購入する時間がない場合は、事前にオンライン予約していくと安心です。レゲンダ社の公式サイトまたは、チケット販売サイトのゲットユアガイドから予約できます。ゲットユアガイドはレゲンダ社から予約するよりも約100円高くなりますが、日本語で予約できるゲットユアガイドの方が予約しやすいです。
レゲンダ社公式サイト(英語)
ゲットユアガイド公式サイト(日本語)
ドナウ川夜景クルーズのレポート
早めに行って良席をゲット
今回私達は、日没時間に合わせて21:30のクルーズに参加しました。ヨーロッパの夏は日没が遅いので、21時頃でもまだ明るいです。
チケット売り場の方には「出航時間の10分前には乗り場に来てね」と言われていたので、私達は20分前に行きました。やはり10分前になると続々と乗客がやってきて、乗り場は大混雑となりました。クルーズ船は全席自由席なので、良い席を確保するには15~20分前に行くのがおすすめです。
船内は広々としており、1階席と2階のデッキ席があります。レゲンダ社のクルーズ船は総ガラス張りなので、ストレスなく景色を眺められるのがポイント。前の座席の背には、30か国語対応のオーディオガイドガイドが用意されています。分かりやすい日本語で、通過するポイントの概要や歴史をアナウンスしてくれますよ。
私達は綺麗に夜景が撮影できる、2階のデッキ席に座りました。夏でも肌寒いことがあるので、薄手の羽織り物があるといいかもしれません。
もうすでに、王宮とセーチェーニ鎖橋の美しい夜景が見えていますね。
出航~南下してペテーフィ橋へ
出航すると間もなくして、ドリンクオーダーがやってきました。アルコールやソフトドリンクは1杯無料で、チケット代に含まれています。南下して最初に見えてきたのは、エルジェーベト橋とゲッレールトの丘です。
エルジェーベト橋と旧市街地区の教会です。ここで完全に日没となりました。
エルジェーベト橋をくぐります。
次に見えてきたのは自由橋です。橋の上には夜景を眺める観光客の姿が。
自由橋をくぐります。
ペテーフィ橋でUターンして北上する
ペテーフィ橋でUターンして戻ります。こちらの宮殿のような建物は、なんとブダペスト工科大学というから驚きです。
ここは有名なゲッレールト温泉。ダヌビウスホテル ゲッレールトという4つ星ホテルに温泉施設が併設されています。ハンガリーは日本と同じく温泉大国なので、こういった温泉施設がたくさんあるんですよ。
もう一度ゲッレールトの丘を眺めながら、自由橋をくぐります。
ゲッレールトの丘の頂上には、シュロの葉を掲げる女性像が立っています。
自由橋の下で、大きなクルーズ船とすれ違いました。
最初に通過したエルジェーベト橋まで戻ってきました。乗客の皆さんも、ブダペストの夜景にうっとり魅入っていますね。
後ろを振り返ると、エルジェーベト橋の全景とゲッレールトの丘が見えました。
ここからがドナウ川クルーズのハイライト
エルジェーベト橋をくぐると、ドナウ川クルーズのハイライトがやってきます。ブダ王宮やセーチェーニ鎖橋など、有名な夜景スポットが目白押しですから見逃せませんよ~
セーチェーニ鎖橋はご覧の美しさ!シャッターを切る手が止まらなくなることでしょう(笑)
丘の上にそびえるブダ王宮も壮麗です。
鎖橋をくぐります。
すると、マーチャーシュ教会と漁夫の砦が見えました。
このタイミングで後ろを振り返ってみて下さい。鎖橋と王宮の絶景ツーショット写真が撮影できますよ!
夜景なんてどこで見ても大して変わらないのでは?と思っていましたが、想像以上の美しさに心が震えるほど感動しました。
こちらの豪華な宮殿のような建物、実は国会議事堂なんです。ドナウ川沿いでも、ひと際目を引く存在でしたよ。
ブダペストが「ドナウの真珠」と呼ばれるのも納得の美しい夜景でした。
最後にマルギット島の手前にあるマルギット橋でUターンして、船着き場へ戻ります。以上でクルーズは終了なので、次はドナウ川周辺を散策してみたいと思います。
ドナウ川周辺散策とブダペストの夜景
夜の外出はちょっと心配でしたが、ドナウ川周辺は想像以上に安心して歩ける雰囲気だったので少し散策してみました。クルーズ船乗り場の周辺もこれだけ明るくて人出もありますから、クルーズで遅くなってもそれほど心配要らないでしょう。
ドナウ川沿いにあるレストランは、夜景を眺めながら食事を楽しむ人で賑わっていました。
川沿いを歩き、美しくライトアップされたセーチェーニ鎖橋へ。
鎖橋と王宮の素敵なツーショット。船から見るのとはまた印象が違っていいですね。
聖イシュトヴァーン大聖堂の周辺には飲食店が多くあり、夜遅くても人が多かったです。
聖イシュトヴァーン大聖堂は、ライトアップされるとさらに荘厳さが増しますね。
まとめ
ブダペストの夜景は写真で見るよりも、実物の方が何倍も素晴らしかったです。ブダペストの夜景をもっと楽しみたいのなら、ドナウ川沿いに建つ眺望自慢のホテルに泊まってみてはいかがでしょうか?
ブダペストはヨーロッパの中でもリーズナブルに5つ星ホテルに宿泊できる街なので、ブダペストマリオットホテル、インターコンチネンタルブダペスト、フォーシーズンズホテル、ソフィテルブダペストといった高級ホテルが特に人気です。中でもブダペストマリオットホテルは全室ドナウビューが売りで、レゲンダ社のクルーズ船乗り場が目の前にあるホテルです。