オランダ・アムステルダムでは、スキポール空港から徒歩3分の場所に建つシチズン M スキポール エアポート ホテルに宿泊しました。アムステルダム中心部まで電車で20分という距離にあるため、トランジットホテルとしてだけでなく市内観光にもおすすめのホテルです。デザイン・サービスともに斬新なホテルでしたので、どんな雰囲気だったのか紹介していきます。
シチズン M スキポール エアポート ホテル
シチズン M スキポール エアポート ホテルは、スキポール空港に隣接した近未来的なデザイナーズホテルです。ホテル代が高いアムステルダムの中では手頃な価格で泊まれるとあって、トランジット客だけでなく観光客にも人気があるホテルです。
このホテルにはレセプションがなく、チェックイン・チェックアウト手続きは自動端末機にて自ら行うシステムになっています。ルームキーも自分で作る必要がありますが、やり方はスタッフが教えてくれるので問題ありません。お部屋はエアポートビュー、シティビュー、高層階、低層階を選べるのがポイント。レセプションで並ぶ煩わしさがないので、中々便利なシステムでしたね。
ロビー階(0階)には24時間営業のレストラン・バーがあり、軽食・ドリンクを手頃な価格で購入できます。ホテルの周辺にはコンビニや飲食店はないので、ホテル内か空港のお店で調達する必要があります。
さすが世界的なハブ空港とあって、様々な国のゲストが滞在していました。どうやら航空会社のパイロットとCAも御用達のホテルのようです。
オシャレな雰囲気のロビー。照明は和モダン風のデザインですね。
ビジネスセンターまでオシャレ感たっぷりで、パソコン(Mac)とプリンターが設置されています。スーツケースなどの大きな荷物は、バゲージルームで預かってもらえました。
客室は0~5階まで計6フロアあり、全室禁煙となっています。廊下のデザインも、さながら現代アート美術館のような雰囲気でした。
客室(デラックスダブルルーム)
チェックイン時に「高層階のエアポートビュー」を選択してみたところ、今回は3階のお部屋にアサインされました。入ってまず驚いたのが、シャワーとトイレがそれぞれ円筒形のブースになって独立しており、部屋と一体化している点です。最近はユニークなデザインのホテルが増えていますが、あまりの斬新なデザインに戸惑ってしまいました(笑)
部屋は14㎡と日本のビジネスホテルくらいの広さです。トイレのドアはすりガラス、シャワーはカーテンで目隠しできますが、シースルー状態なのでちょっと落ち着きませんでした。同行者がいる場合は、気心の知れた人とでないと厳しいかもしれません。比較的新しいホテルなので、清潔感があるのは良かったですね。
キングサイズのベッドは窓側までギリギリに寄せられており、狭いながらも部屋のスペースは最大限に活かされていました。質の良い寝具を使用しているのも好印象です。
エアポートビューの場合は、滑走路と飛行機を間近に見ることができて面白いです。防音対策はなされていますが、飛行機のエンジン音はさすがに強烈なので多少は音漏れしていました。私は爆睡した一方で、夫は眠りが浅かったそう…(笑)気になる方は、エアポートビューではなくシティビューを選んだ方が良いかもしれませんね。
ベッド下には収納スペースがあり、ベッド脇にはデスクとイスが置かれています。残念ながら冷蔵庫と電気ケトルはなく、無料のミネラルウォーターが用意されているだけです。無料Wi-Fiはサクサク使える速度でしたが、エアコンの効きはちょっとイマイチかな。
もう一つユニークなのが、iPad(タブレット端末)にて部屋の照明、ブラインド、エアコン、テレビ、アラームなどを一括操作できるようになっている点です。ビデオプログラムも無料で見放題でした。
例えば、照明はこんな感じで明るさと色が調整できます。シャワーとトイレブースの色も変えることができ、うっかり赤系の色にすると妖しげな雰囲気になります(笑)
入口横のクローゼットスペースには、ハンガーとセーフティボックスが備わっていました。
洗面台にはハンドソープとティッシュが備わっており、ゴミ箱は洗面台の下に入っています。フェイスタオルとバスタオルは2枚ずつ、ドライヤーは風量強めでしっかりと乾きました。アメニティは備え付けのシャンプーのみで、ハンドシャワーの水圧と温度は良かったです。
立地・アクセス
シチズンMホテルに隣接したアムステルダム・スキポール空港は、欧州でも指折りのハブ空港として知られています。世界のベストエアポートにも選ばれたことがあり、とても使い勝手が良い空港です。日本からは、KLMオランダ航空の成田・関西便が乗り入れています。
スキポール空港は中心部へのアクセスが良く、アムステルダム中央駅までは電車で15~20分ほどで行けます。空港からはデンハーグ行きの電車のほか、アムステルダム国立美術館行きの397番バス(旧197番バス)やチューリップで有名なキューケンホフ公園行きの858番バスも出ています。
空港内にはアルバートハイン(Albert Heijn)という大きめのスーパーが入っており、生鮮食品から惣菜まで品揃えが豊富です。朝食や晩ご飯を調達するだけでなく、バラマキ用のお土産を購入するのにも便利ですよ。
この他にもスタバをはじめ、カフェやレストラン、お土産ショップなどがたくさんあります。周辺には何もありませんが、食事や買い物をする場所には困らないでしょう。
空港内には「Citizen M」と書かれた、ホテルの方向を示す看板があるので分かりやすいです。エントランスを出て、右手に進むとすぐにホテルが見えてきます。
空港からホテルへの連絡通路は屋根付きなので、雨に濡れる心配もありません。
ホテル前にあったアートなオブジェ。空港からホテルへは3分ほどで到着します。
まとめ
今回はデラックスダブルルームに、朝食なしプラン1泊1室約13,000円で宿泊しました。アムステルダムのホテルでは市税が徴収されるので、チェックイン時に宿泊代金の5%程度の税金を別途支払いました。
シチズンMホテルは中心部のホテルに比べて安く宿泊できるうえに、利便性が高いが最大の魅力です。同じく空港が徒歩圏内にあるシェラトンホテルやヒルトンホテルなどと比べても安く泊まれるので、お得感があります。1人旅やトランジットなど、寝られれば十分だという方にぴったりのホテルです。
ホテル情報・予約
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ホテル名 | シチズン M スキポール エアポート ホテル |
citizen M Schiphol Airport Hotel | |
星の数 | ★★★★ |
住所 | Jan Plezierweg 2, Schiphol |
アクセス | アムステルダム・スキポール空港まで徒歩3分 |
時間 | チェックイン 14:00/チェックアウト 11:00 |