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国際特急列車ECでベルリンからプラハへ移動する方法

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ドイツ
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ドイツのベルリンからチェコのプラハへは、電車で移動するのがおすすめです。ベルリン中央駅とプラハ本駅の間は、国際特急列車EC(ユーロシティ)が約4時間半で結んでいます。今回は実際に、ベルリン中央駅からECを利用してプラハへ移動しました。

ベルリン中央駅は近郊鉄道や地下鉄も乗り入れる大きな駅なので、プラットホームを間違わないように気を付けて下さいね。ベルリン中央駅についてと、国際特急列車ECで移動した様子を失敗談も交えてお伝えします。

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ベルリンからプラハへの移動方法について

ベルリンからプラハへの移動方法は飛行機・バス・電車がありますが、手荷物検査の煩わしさや乗り物酔いの心配を考えると電車がおすすめです。ベルリンとプラハ間には、国際特急列車EC(ユーロシティ)が運行しています。途中、ドイツ屈指の人気観光地ドレスデンにも停まるので、ドレスデン観光をしてからプラハに向かうこともできます。

  • 所要時間:4時間25分
  • 運行本数:1日6本
  • 運行間隔:2時間毎

  ベルリンとプラハ間は意外に人気路線なので、現地購入でも間に合うと思っていたら、乗りたい電車が満席だったということもあります。旅程が決まったら、なるべく早めに予約しておくのが良いと思いますよ。

ベルリンとプラハ間の電車チケットを安く購入する方法

ベルリンとプラハ間の電車チケットは、ユーロシティを運行するドイツ鉄道チェコ国鉄どちらの公式サイトでも購入することができます。どちらのサイトで予約しても全く同じ電車が予約できるのですが、実はチェコ国鉄から予約する方が料金が安いです。

さらに、早期予約だとプロモーション価格で購入することができるので、早めに予約するのも電車チケットを安く購入する秘訣です。ただし、ドイツ鉄道とチェコ国鉄の公式サイトは英語・ドイツ語なので、心配な方は日本語で予約できるレイルヨーロッパを利用するのがおすすめです。

ベルリンからプラハへの電車移動レポート

ベルリン中央駅について

ベルリン中央駅は、ドイツ最大の鉄道会社であるドイツ鉄道(DB)の拠点駅です。ドイツ版の新幹線であるICE、特急列車のICやECが発着しており、ドイツ国内はもちろんのことチェコやポーランドなどの近隣諸国と結ばれています。建物はガラス張りの近代的なデザインで、2006年のサッカーワールドカップドイツ大会に合わせて開業しました。中央駅から少し歩けば、連邦議会議事堂やブランデンブルク門といった観光スポットがあります。

駅前からは、ベルリン中央駅とベルリン・テーゲル空港をダイレクトに結ぶ空港バス(ジェットエクスプレスバス TXL)が発着しています。基本的に乗客は観光客しかいないので、安全に利用できますし、料金もお得なのでおすすめの移動手段です。

  • 運行ルート:テーゲル空港~ベルリン中央駅~アレクサンダープラッツ駅
  • 運行時間:中央駅→空港は3:52~0:03、空港→中央駅は4:16~0:28
  • 運行間隔:6~10分
  • 所要時間:14~20分
  • 運賃:片道2.80ユーロ

ベルリン中央駅は地上3階、地下2階の5階建てです。駅入口は南のワシントン広場側と、北のヨーロッパ広場側にあります。

ベルリン中央駅の構内図です。地上階は真ん中の0階で、一番上の2階と一番下の地下2階にプラットホームがあります。1階にはコインロッカー1等車の乗客専用ラウンジ「DB Lounge」があります。ラウンジは1等車(ファーストクラス)の乗車券を提示すれば無料で利用することができ、飲み物や軽食、新聞、雑誌などが用意されています。

地上階にはツーリストインフォメーションがあり、公共交通機関の乗り放題券+観光施設の入場料の割引特典が付いた「ベルリンウェルカムカード」を購入することができます。

中央駅にはプラットホームがたくさんありますので、くれぐれも間違わないように。入口近くには大きな電光掲示板がありますから、プラットホーム番号、行き先、出発時刻をしっかりと確認して下さいね。

2階にはプラットホームの11~16番があります。基本的に11~14番ホームはICE、IC、ECなどの長距離線、15・16番ホームは市内近郊鉄道Sバーンの乗り場になっています。

エスカレーターで地上階から1階に上がると、駅窓口(チケット売り場)と券売機コーナーがありました。Sバーンの切符をはじめ、新幹線や国際列車の切符も購入できますよ。

各プラットホームへ上るエスカレーターも1階にあります。Sバーンが発着する15・16番ホームの看板には、数字の横に大きく「S」と書かれているので分かりやすいと思います。

エスカレーター前の電光掲示板には、到着予定分数、行き先、プラットホーム番号が表示されています。中央駅にはS5、S7、S75線が乗り入れているので、市内観光も便利でしたよ。

エスカレーターで1階から2階(日本でいう3階)に上がってみると、ちょうどSバーンの電車がホームに入ってきたところでした。電車のドアは自動開閉ではないので、自分でドアのボタンを押して乗降して下さいね。

続いては、地上階から地下1階へ下りてみます。

地下1階には飲食店が充実しており、レストランというよりは軽食をつまめる感じのお店が多かった印象です。パンやサンドイッチを扱う「kamps」や「dean&david」、ちょっとしたお惣菜店の「FISH&CHIPS」、怪しげな寿司店の「TOKIO SUSHI」などがありました。

マクドナルドではハンバーガーやアップルパイが1ユーロ~と、お手頃価格で食事できます。ちなみに、スターバックスコーヒーは地上1階にありましたよ。

地下1階には、カイザーススーパーもありました。営業時間は月曜~土曜が6:00~24:00、日曜・祝日が8:00~22:00です。ドイツでは日祝休みのスーパーが多くて困るのですが、ここは嬉しいことに毎日営業しています。

地下1階からは、地下2階のプラットホームが見渡せました。地下2階にはプラットホームの1~8番があり、ICEやECなどの中長距離線が発着しています。

次は、地下鉄のUバーンへ向かってみたいと思います。地下鉄は駅の東側にあるのですが、場所がちょっと分かりにくかったです。

地下鉄はU55線の1路線だけが乗り入れています。U55線は、ベルリン中央駅~ブランデンブルク門駅のわずか1.5kmを結ぶ短い路線です。長い工事期間を経て2009年に開業し、たった3駅の間を折り返し運行しています。将来的にはU5線を延伸する予定もあるそうですが、このペースだと開通はいつになることやら(笑)

Uバーンのプラットホームは、階段を下った地下2階にあります。U55線は、連邦議会議事堂とブランデンブルク門を観光する際に利用すると便利です。

電光掲示板には到着予定分数が表示されています。1時間に6本(10分間隔)で運行中。

ホームには自動券売機が設置されています。

ホームには刻印機も設置されているので、矢印の方向に切符を入れて必ず刻印しましょう。刻印されていない切符は無効なので、検札で見つかった場合は罰金を取られてしまいますよ。

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ベルリンからプラハへ国際特急列車ECで移動

続いては、ベルリン中央駅からチェコのプラハ本駅へ移動した様子をお伝えします。今回私達は、ベルリン中央駅のすぐそばにあるインターシティホテル ベルリンに宿泊していました。ホテルから駅までは歩いて2分くらいなのでとっても便利でしたよ。

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今回乗車したのは、ベルリン中央駅15:00発→プラハ本駅19:28着のEC177号です。電光掲示板の下から4番目の「Praha hl.n.」行きで、プラットホームは1番です。

1番ホームは地下2階にあるので、地上階から地下階へ下ります。

地下1階に下りると、各プラットホームへ向かうエスカレーターがありました。1・2番ホームと書かれたエスカレーターで、地下2階のホームへ。エスカレーター前にも電光掲示板があるので、再度確認するといいでしょう。

ドイツは日本と違って改札口はないので、電車内で検札が行われます。そのままエスカレーターを下りて、ホームで電車が来るのを待っていればOKです。今回はドイツ側とチェコ側で1回ずつ、計2回検札がきました。

予定時刻よりも早く電車が来たなと思ったら、ドイツ版の新幹線ICEでした。

電車はほぼ定刻通りにやってきました。ECは1編成にドイツ鉄道やチェコ国鉄など、複数国の客車が連なっているのが面白いところ。今回乗ったのはチェコ国鉄の青い車両で、結構年季が入っていました。

電車ドアの電光掲示板には、電車番号と行き先が表示されています。

ECには1等車と2等車があり、1等車には「1」、2等車には「2」と大きく書かれています。その下に書かれた数字は座席番号で、ECには食堂車も連結されています。

ECは日本では見かけることの少ない、6人コンパートメントタイプの車両が主流です。通常のオープンサロンタイプの車両もありますが、基本的に個室型の車両だと思いましょう。個室内は向かい合わせに座席が配置されており、3席+3席の計6席あります。こちらは2等車の座席なので狭いですが、1等車は向かいの座席との距離が広くなっています。

見知らぬ人と向かい合わせになると気まずいので、同行者がいる場合は向かい合わせで座るのがおすすめです。向かい側に体格の大きい人が座ると、足がぶつかってしまいます…。個室内は狭いので、大きな荷物は頭上の荷物棚に置くのがマナー。

5VのUSBチャージャーと、230Vのコンセントが設置されていました。

個室のドアには、リザーブボードが付いています。日本と違って指定席車と自由席車はなく、基本的に全席自由席です。座席指定が入っている席には、電光掲示板またはボードに表示がされています。全く予約が入っていない席か、自分が乗車する区間に予約が入っていない席ならどこに座ってもOKです。

ECは予約なしでも乗車できますが、座席指定は必ずした方が良いと思います。私達が乗った電車は金曜日だったせいか、通路に人が溢れかえるくらいの混雑ぶり。よりによって座席指定をしなかったので、あやうく4時間半立ちっぱなしになるところでした。親切な方に「後方車両なら席が空いてるよ」と声を掛けて頂いたので、なんとか座ることができたのですが、座席指定すれば良かったなと反省しました…。

途中ドレスデンなど、いくつかの駅を経由してプラハへ向かいます。川沿いには可愛らしい家々が並んでいて、まるで絵本の世界みたいでした。

街並みが中世っぽくなってきたら、まもなくプラハです。

ほぼ定刻通りに、プラハ本駅に到着しました。

今回はハンブルク発→プラハ着の電車だったので、乗り過ごす心配がなくて良かったです。

ベルリン中央駅に比べると、簡素な造りで年季の入ったホームですね。

ホームから駅構内へ入ると、東欧独特の寂しげな雰囲気が感じられました。プラハ本駅では残念なことにスリや置き引きが発生していますので、くれぐれもスーツケースや貴重品からは目を離さないようにして下さいね。

チェコの通貨はユーロではなく、独自通貨のチェココルナですので両替が必要になります。駅構内には両替所がいくつかありますが、レートは悪かったです。プラハに数日間滞在するなら駅での両替は最低限にして、街中で両替する方が良いと思います。

駅からホテルへの移動が心配な方は、私達も宿泊したグランディウムプラハなどプラハ本駅近くのホテルに宿泊すると安心だと思いますよ。

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まとめ

ベルリン中央駅は大きな駅なので、余裕を持ち早めに行った方が良いと思います。駅ではスリや置き引きが多いので、荷物の管理にはくれぐれも気を付けて下さい。1等車の乗客は駅内にある専用ラウンジ「DB Lounge」が無料で利用できるので、心配な方は1等車を予約するといいかもしれません。不審者が入って来られないので、安心して待ち時間を過ごせますよ。

今回私達も失敗してしまったのですが、長距離移動の場合はなるべく座席指定していくことをおすすめします。ドイツ鉄道の公式予約サイトはドイツ語や英語なので、手数料は掛かりますが日本語で予約できるレイルヨーロッパを利用するのも良いと思います。

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ドイツチェコ
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