プラハではグランディオールホテルプラハの他に、プラハ本駅から徒歩5分のグランディウムプラハ(旧ホテルヤスミン)に宿泊しました。プラハ本駅には国際特急列車が発着しており、私達は朝早くにプラハからウィーンへ電車移動するためにこのホテルを選びました。地下鉄は2駅利用できる立地にあるので、旧市街やプラハ城観光の時も便利でしたよ。
グランディウムプラハ
グランディウムプラハは、比較的新しくて綺麗な5つ星デザイナーズホテルです。以前は、ホテルヤスミンという名前で営業していました。客室は全部で197室あり、ホテル内にはグリーンの葉をモチーフにしたロゴマークがちりばめられています。
フロントスタッフは愛想が良く、テキパキとしていたのでチェックイン・チェックアウト手続きはスムーズでした。
外観はクラシカルな雰囲気でしたが、内部はモダンなデザインとなっています。ホテルが建つポリティツキーフ・ヴィエズニュー通りには、似たような外観のホテルが多いため見付けにくいかもしれません。もし迷ったら、窓ガラスに描かれたグリーンの葉のロゴマークを目印に探すと見付けられるはずです。
レストランのイスは、ホテルのテーマカラーである緑色と茶色で統一されています。天井はガラス張りになっているので、明るくて清潔感があります。
エレベーターホールには、VISAとMASTER対応のATMが設置されていました。ホテル内のATMなら安心してキャッシングができますね。
エレベーターはカードキーをセンサーにかざさなければ、宿泊フロアのボタンが押せないようになっているので、セキュリティは万全です。
立地
グランディウムプラハは、新市街エリアのプラハ本駅とヴァーツラフ広場の中間に位置しています。観光スポットが集まる旧市街広場へは、徒歩15分弱なので歩いて行くこともできます。
プラハ本駅までは徒歩5分なので、スーツケースを引いて移動してもそれほど大変ではありませんでした。プラハ本駅には、国際特急のEC(ユーロシティ)やレイルジェットといった長距離列車が発着しています。チェコ国内の都市間移動はもちろんのこと、ベルリンやウィーンといった近隣国の都市へ移動することができるので非常に便利です。
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地下鉄は2駅利用することができ、A・B線が乗り入れるムーステック駅までは徒歩5分、A・C線が乗り入れるムゼウム駅までは徒歩3分です。
ホテルの一本隣の通りには、「プラハの春」や「ビロード革命」の歴史舞台となったヴァーツラフ広場があります。
ホテルのすぐ隣にあった両替所は、プラハ本駅内にあった両替所よりも断然レートが良かったので、ここで両替するのがおすすめです。
ホテルから2分ほどの場所には、ミニスーパーの「Manni Mini Market」もありました。
客室
今回アサインされたのは、4階のスーペリアツインルームです。部屋の広さは20㎡と狭めですが、それほど窮屈な感じは受けませんでした。ホテルのテーマカラーである緑色と茶色を基調にした、落ち着いた雰囲気のお部屋です。
シングルベッドが2台、両ベッドサイドにはサイドテーブルとコンセントがあります。Wi-Fiは無料。コンセント数も適度にあるので、機能的で使いやすい部屋だなと感じました。テレビはベッド足元の壁に掛かっています。唯一の残念ポイントは、エアコンの効き具合がゆっくりで風量も弱めだったところかな。
デスクは大きめなので、荷物がたくさん置けて使いやすかったです。客室内にも葉のロゴマークがたくさんデザインされていましたよ。
クローゼットの中にはセーフティボックス、折り畳み式バゲージラック、ハンガー、シューブラシ、靴ベラが入っていました。
電気ケトルとバイエルン王室御用達「ダルマイヤー」のコーヒー・紅茶が用意されています。フルーツティーとアッサムティーの他、緑茶もありました。
ミニバーには、冷蔵庫とグラスが入っています。
これはチェックイン時に貰った、17:00~22:00限定のレストラン割引券です。スープ/サラダバー+麺料理+ソフトドリンクで290コルナだから、結構お得かも。
バスルームは一転して、黒いタイル張りの空間になっていました。バスタブにはガラスの仕切り板が付いているので、水しぶきもそれほど気になりません。ハンドシャワーなので使いやすく、水圧と温度も良好でしたよ。
タオルはハンド、フェイス、バスタオルの3種類2セットずつ用意されています。部屋と同じく、水回りも清潔なので快適に滞在することができました。
ハンドソープ、ボディローション、ボディ&ヘアウォッシュ、ティッシュが備わっています。
拡大鏡があるので、メイクやシェービング時も便利です。
ドライヤーは風量強めなので、女性の髪でもしっかりと乾きましたよ。
朝食・レストラン
朝食会場となるレストランは1階奥にあります。
レストランのインテリアは、近未来っぽい個性的なデザイン。
それほど混雑していなかったので、落ち着いて食事をすることができました。
ジュース類はバーカウンターで用意されています。他にもコーヒー、牛乳、フルーツジュースなど。
クロワッサン、デニッシュ、マフィンなど、パンの種類がけっこう豊富でした。
ハム、サラミ、チーズの隣にはバゲット系のパンもあります。
こちらはシリアル、ナッツ、ドライフルーツ、クラッカー、ドーナツなど。
ホットミールは少なめで、コールドミールが中心のビュッフェでしたね。
野菜のソテー、ベーコン、ウィンナー、スクランブルエッグ、目玉焼きなど。
生野菜をあまり食べないチェコでは、貴重なサラダもありました。
ヨーグルトはフルーツ味など3種類。カットフルーツとフルーツコンポートもありました。
ホテル近くの美味しいレストラン
グランディウムプラハの近くにはリーズナブルで美味しいレストランが2軒あったので、紹介したいと思います。1軒目は、ホテルを出て右に約50m歩いた所にある「feldinanda」です。
1品目は、牛肉グヤーシュのクネドリーキ添え。グヤーシュはチェコの定番料理であるシチューのことで、クネドリーキは主食のゆでパンになります。300mlのビールがセットになって、148コルナとお値打ちなセットメニュー。
2品目のグリルポークステーキのマッシュルームとチーズ添えは、153コルナです。黒ビールも別オーダーしたのですが、なんと500mlで32コルナ(約150円)と驚きの安さ!地元の方がたくさん来ている雰囲気のお店で、料理もビールもすごく美味しかったですよ。
2軒目は、ホテルの左斜め向かいにある「BREDOVSKY DVUR」です。
店内は結構広くて、お洒落なビアホールといった雰囲気。観光客と地元客で活気づいており、店員さんも元気いっぱいで明るい接客でした。
ビーフサーロインのクリームソース煮込み、サワークリームとベリージャム添え。こちらもチェコの定番料理で、マイルドな口当たりのソースとジャムの酸味が絶妙でした。
こちらは、ローストポークのクネドリーキとザウアークラウト添え。ザウアークラウトはチェコ版キャベツの漬物で、甘酸っぱい酢の物のような味がしました。メイン料理はどちらも179コルナと、とってもリーズナブル!
チェコビールを代表する銘柄「ピルスナーウルケル」と「コゼル」もオーダーしました。どちらも500mlで43コルナと激安価格!今まで飲んだビールの中で一番美味しかった~。たくさん飲みたかったけれど、料理の量が多くて1杯しか飲めなかったのが心残りかな(笑)
まとめ
プラハでは1軒目に旧市街のグランディオールホテルプラハ、2軒目にプラハ本駅近くのグランディウムプラハに宿泊しました。プラハからウィーンへ高速列車のレイルジェットで移動するためにこのホテルを選んだのですが、結果は大正解でした。朝9時頃の早い便でしたが、朝食を食べてから出発することが出来たのでとても便利でしたよ。
今回はスーペリアツインルームに、朝食付き1泊1室約12,000円で宿泊しました。部屋は清潔で機能的ですし、鉄道旅行される方にぴったりなホテルだと思います。
ホテル情報・予約
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ホテル名 | グランディウム プラハ(旧ホテル ヤスミン) |
Grandium Prague(Hotel Yasmin) | |
星の数 | ★★★★★ |
住所 | Politickych veznu 913/12, Prague 11000 |
アクセス | プラハ本駅徒歩5分、地下鉄ムーステック駅徒歩5分 |
時間 | チェックイン 15:00/チェックアウト 12:00 |