東京除外で不公平との声も多かったGoToトラベルキャンペーン。いよいよ10月1日から東京都民・東京発着の旅行がGoToトラベルキャンペーンに追加と正式発表されました。さらに9月18日正午からは、各旅行サイトでの予約受付も開始。東京が追加になって嬉しい反面、再延期になった場合のキャンセル料や、予約済みの旅行はGoToトラベルの対象になるのか、分からないことも多いですよね？そこで今回は「じゃらん」「楽天トラベル」「ヤフートラベル」「一休.com」の東京追加にまつわる予約の対応について紹介していきます。
GoToトラベルキャンペーンの東京追加はいつから？
GoToトラベルキャンペーンの開始から約2か月が経ち、ようやく東京除外の解除が正式決定しました！9月15日の赤羽国土交通大臣の記者会見によると、10月1日（木）から東京都民・東京発着の旅行がキャンペーン追加対象になります。しかも10月1日からは、GoToトラベルキャンペーン第2弾もスタート。第1弾は旅行代金から最大35%割引のみで、地域共通クーポンの配付はありませんでした。しかし第2弾からは「旅行代金最大35%割引＋地域共通クーポン最大15%配付」＝実質半額で旅行が楽しめるので、これは予約するチャンスですね！
東京都民・東京発着の予約開始日は9月18日
10月1日からの東京除外解除に伴い、9月18日（金）正午からGoToトラベルキャンペーンの割引を反映させた東京対象の旅行商品の予約受け付けが開始しました。ただし、10月1日までに東京都の感染状況のステージが引き上げられるなどの動きがあった場合には、東京の追加を延期する可能性があります。あるいは、キャンペーン開始後に東京を再度対象外にする可能性もあるとのこと。予定通りに東京解禁するかどうかは、感染状況を踏まえて9月下旬に判断することになっています。
【これまでの経緯】第1弾は東京都民・東京発着は除外
GoToトラベルキャンペーン第1弾の旅行代金割引は、2020年7月22日（水）から2020年9月30日（水）まで。この期間中は新型コロナウイルスの感染拡大を理由に、東京都を発着する旅行や東京都在住者の旅行はキャンペーン対象外と7月17日に発表されました。これに伴い、東京都民・東京発着の旅行キャンセルが大量発生。しかも「国は東京除外によるキャンセル料を補償しない」と発表したことにより、日に日に政府への批判が高まります。この事態を受け、7月20日に政府はキャンセル料の全額補償を行うことを決定しました。補償の対象となるのは、7月10日～17日までに旅行を予約した人。すでに支払い済みのキャンセル料に関しても返金されることになり、東京除外の騒動はひと段落となりました。
東京除外が再延期になった場合のキャンセル料は？
9月18日の赤羽国土交通大臣の記者会見で、10月1日の東京除外が見送りになった場合のキャンセル料についても明言されました。万が一、東京除外が見送りされて旅行者にキャンセル料の負担が発生した場合は、国がキャンセル料を全額補償するとのことです。これなら感染の再拡大にヤキモキせず、安心して旅行が予約できそうですね。
批判を避けるために、政府も先手を打ってきたんだね。
予約済みの旅行はGoToトラベルの対象になるの？
すでに予約済みの東京都民・東京発着の旅行はキャンペーン対象になるのかについては、GoToトラベル事業公式サイトで以下のようにアナウンスされています。
既に予約されている１０月１日（木）以降に開始する東京発着の旅行については、同じ内容の割引商品へ予約を振り替える、又は予約を取り直すことにより、割引の適用を受けることが可能となります。個別の予約の振替、予約の取り直しの方法については、予約をした旅行会社、宿泊事業者等にご相談いただくようお願いいたします。
引用元：GoToトラベル事業公式サイト
つまり、予約済みの旅行はそのままにしておいてもGoToトラベルキャンペーンの割引対象にはならないので、ここは気を付けたいところですね。
東京都民の都内旅に1泊5000円上乗せ補助を発表！
東京都の小池百合子知事は9月24日、都民が都内を泊りがけで観光する際に1人あたり1泊5,000円、日帰りであれば2,500円を補助する事業を始めると発表しました！しかも今回の補助は、政府が実施しているGoToトラベルキャンペーンとの併用が可能。GoToトラベルの最大20,000円と合わせると、1人最大25,000円の助成となります。都議会での予算成立を経て、早ければ10月下旬からの事業開始を目指すそうです。
補助の対象となるのは、東京都民が東京都内の旅行で使う場合のみ。「はとバス」などの観光バスツアー、小笠原諸島や八丈島などの島しょ地域への観光は対象となります。気を付けたい点としては、旅行会社経由で対象商品を予約することが補助の条件で、個人でホテル・旅館に直接予約する場合は対象外となります。事業予算の22億円（40万泊分想定）を使い切った時点で終了だそうですが、その間は誰でも何度でも補助を受けることが可能です。これもGoToトラベルと同じく、早い物勝ちってことですね。
じゃらんの東京都民・東京発着の予約について
じゃらんでは、9月18日（金）正午より東京都民および東京発着の旅行を予約開始しました。9月18日正午より前に予約をした東京都民・東京発着の旅行については、GoToトラベルキャンペーンの対象外となります。GoToトラベルキャンペーンの割引を適用させるには、あらためて9月18日正午以降に予約の取り直しが必要となります。
予約済みの旅行を取り直す場合の注意点
①予約する宿泊施設がGoToトラベルキャンペーン対象であることを確認すること。
②キャンセルする際に、宿泊施設の規定するキャンセル料金がかかる場合があります。
③ポイントやクーポンを利用して予約をしていた場合、期限切れのポイントやクーポンはキャンセルにより失効します。
④同じ宿泊プランを再予約する場合であっても、プラン内容や料金等が変更されている場合があります。
楽天トラベルの東京都民・東京発着の予約について
楽天トラベルでは、9月18日（金）正午より東京都民および東京発着の旅行を予約開始しました。9月18日正午より前に、GoToトラベルクーポンを利用せずに予約をした旅行は、GoToトラベルキャンペーンの対象外となります。国内ツアー（航空券＋宿、航空券＋宿＋レンタカー）については、出発日が9月30日（水）以前の予約は対象外です。GoToトラベルキャンペーンの割引を適用させるには、GoToトラベルクーポンを利用して予約の取り直しが必要となります。このGoToトラベルクーポンは、GoToトラベルキャンペーンページより獲得できます。
予約済みの旅行を取り直す場合の注意点
①10月1日より利用可能なGoToトラベルクーポンを獲得し、クーポンを利用のうえで予約すること。
②予約を取り直す場合、空室状況によっては同じプランを予約できないことがあります。
③キャンセル料金については規定通りとなるので、キャンセルポリシーを確認すること。
④ポイントやクーポンを利用して予約をしていた場合、期限切れのポイントやクーポンはキャンセルにより失効します。
東京都対象限定クーポン
ヤフートラベルの東京都民・東京発着の予約について
ヤフートラベルでは、9月18日（金）正午より東京都民および東京発着とする旅行のGoToトラベル割引の予約受付を開始しました。GoToトラベルキャンペーンの割引対象となるのは、国内宿泊の「ヤフープラン」と国内宿泊＋航空券の「ヤフーパック」です。
すでに予約済みの旅行について
①国内宿泊のヤフープランでは、キャンセル料のかからない再予約機能が提供開始されました。これにより、ヤフープランなら予約の取り直しをする必要がありません。GoToトラベルキャンペーンの対象となる予約であれば、チェックイン前日の正午までにGoToトラベルクーポンを適用させることで、割引後の金額で宿泊できます。
②ヤフーパック（国内宿泊＋航空券）はパッケージ商品のため、予約後に変更（GoToトラベルクーポン適用）することはできません。キャンセル料や最新の空席・空室状況を確認し、予約の取り直しをするかどうかは各自判断することになっています。
一休.comの東京都民・東京発着の予約について
一休.comでは、9月18日午後より東京都民および、東京都内への旅行・東京都を発着とする旅行のGoToトラベル割引が適用された予約を受付開始しました。9月18日の受付開始以降に予約する場合は、GoTo Travelクーポンを適用させた上で予約することが条件となります。9月18日の受付開始以前に予約した場合は、キャンペーン対象となる予約であればチェックイン前日の正午までに「GoTo Travelクーポン」を適用させることで、割引後の金額で宿泊できます。
まとめ
10月1日から、ようやく全国民が半額で楽しめるようになるGoToトラベルキャンペーン。一緒にスタートする「地域共通クーポン」についても理解しておきたいですね。地域共通クーポンの種類や受け取り方は、予約した旅行会社やサイトによって異なるので、こちらのページを参考にしてみて下さい。