台南でB級グルメを楽しむなら、夜市での食べ歩きは外せませんよね!海が近い台南では、定番グルメのほかにシーフード料理も楽しめるのが魅力です。台南市内には大きな夜市が4つあり、中でも規模が大きくておすすめなのが「花園夜市」と「大東夜市」です。台南の夜市は毎晩開催されていますが、曜日によって開催場所と時間が異なるので気を付けて下さいね。今回は花園夜市と大東夜市への行き方、夜市のおすすめグルメを詳しく紹介していきます。
夜市の開催場所と開催曜日
台南には四大夜市と呼ばれる「花園夜市」「大東夜市」「武聖夜市」「小北成功夜市」があります。その中でも一番人気なのが台南で最大規模を誇る花園夜市、次に人気なのが大東夜市です。水曜日以外はどちらかの夜市が開催されているため、あらかじめ開催日と旅程を確認しておくといいでしょう。※基本的に雨天の場合は休業です。
月曜日:大東夜市
火曜日:大東夜市、小北成功夜市
水曜日:武聖夜市
木曜日:花園夜市
金曜日:大東夜市、小北成功夜市
土曜日:花園夜市、武聖夜市
日曜日:花園夜市
夜市の開催時間
いずれの夜市も19~20時頃が混雑のピーク。混雑を避けたい方は、少し早めに行くのがおすすめです。
花園夜市 17:00~翌1:00
大東夜市 18:00~翌1:00
武聖夜市 18:30~翌1:30
小北成功夜市 16:00~翌2:00
花園夜市
花園夜市の行き方
▲ 台南駅から花園夜市へのバスルート地図
花園夜市へは、台南駅前のバス停「北站」から0番の左回りバス(0左バス)に乗って行きます。0番は循環バスなので、右回りの「0右バス」に乗っても行けますが、遠回りになってしまうので気を付けて下さいね。
台南駅前には「北站」と「南站」二つのバス停があり、北站は駅を背にして右側、南站は左側にあります。北站はセブンイレブンを目印にすると分かりやすいです。
0番バスは小型バスなので、満員の場合は乗れないことも…。台南駅から8個目の停留所「花園夜市」で下車すれば、すぐそばに夜市があります。所要時間は約20分、運賃は片道18元です。
帰りのバスは、道路の反対側にある停留所から「0右バス」に乗ります。
花園夜市のお店・グルメ
それでは、花園夜市のおすすめグルメを紹介していきます。花園夜市は地元っ子だけでなく観光客にも人気の夜市で、台北の「士林夜市」に肩を並べるほど大きな夜市です。煌々と照らされている屋台群は、遠くから見ても一目で分かりました。
のぼりが大量に並ぶ光景はまさに圧巻!屋台は大まかに「フード」「雑貨」「ゲーム」エリアに分かれています。
今回は土曜日のちょっと早めの時間に訪れたのですが、到着すると会場はすでに大混雑!前に進むだけで一苦労といった感じでしたね。
「吳記排骨酥」は、豚唐揚げの店。鶏の唐揚げではなく、豚というのが面白いですね!
唐揚げは4サイズから選べて、小50元、中100元、大150元、特大200元です。甘めの味付けで食べやすいですが、骨付き肉なので食べ歩きには向いてないかも。
「二師兄滷味」は、照り焼き肉の店。ここは何度見ても行列が出来ていた人気店です。
手羽先から臓モツまで、色んな部位がありました。小サイズは50元、大サイズは100元。
「紅妃香腸大腸」は、ソーセージの店。ここも人気で行列が出来ていました。
一風変わったもち米ソーセージと肉ソーセージに、野菜の漬物とニンニクがトッピングされて値段は50元です。ソーセージの味付けはちょっと甘めでした。
「陳記麻辣鴨血港式魚蛋」は、魚のすり身の漢方スープの店。
入れる具材によってスープの値段が変わります。
- アヒルの血塊+魚のすり身+ホルモンスープ 80元
- アヒルの血塊+魚のすり身スープ 小60元、大80元
- アヒルの血塊+ホルモンスープ 小60元、大80元
- 魚のすり身+ホルモンスープ 小60元、大80元
全部入った80元のスープを食べてみました。スパイシーなあっさりだしのスープで、臭みもなく食べやすいです。アヒルの血の塊りはゴロンと大きく、豆腐のような食感でした。
「統大香雞排」は、鶏の唐揚げと炭火焼きの人気店。
値段は60元、ジューシーでとっても美味しそう!
「延記臭豆腐」は、台湾名物の臭豆腐の店。独特な臭いがする臭豆腐は、好き嫌いが分かれる一品です。値段は50元、私はちょっと苦手な味かも…(笑)
「勁吧香酥葱油餅」は、台湾名物の葱油餅の店。ネギをサクサクのパイ生地に包んで焼いた料理で、値段は40元。
「紅妃薯塔」は、渦巻きフライドポテトの店。丸ごと1個のジャガイモを渦巻き状にして揚げたユニークな一品です。
味付けは、塩こしょう、ピーナッツ、チーズ、青のりなどから選べます。地元っ子に人気のメニューらしく、食べ歩きしている人をよく見かけました。
「阿美芭樂」は、カットフルーツの店。一口大にカットされているので、歩きながら食べやすいようになっていました。
グァバやパイナップルなど、美味しそうな南国フルーツがいっぱい!
「印度拉茶」は、1杯40元のミルクチャイの店。どの夜市もそうですが、屋台では大きな紙幣が使えないので、少額紙幣や小銭を持って行くと便利ですよ。
ゲームエリアを覗いてみると、まるで昭和にタイムスリップしたかのようなレトロ感が漂っていました。お祭りの縁日みたいなので、見ているだけでも充分に楽しめちゃいます!
花園夜市には、きちんとトイレもあるので安心です。
大東夜市
大東夜市の行き方
▲ 台南駅から大東夜市へのバスルート地図
大東夜市へは、台南駅前のバス停「南站」から0番の右回りバス(0右バス)に乗って行きます。花園夜市とは逆ルートのバスになります。
「南站」は、日本人にも人気のホテル台南のすぐ目の前にあります。
所要時間は約20分、運賃は片道18元。台南駅から13個目の停留所「大東夜市」で下車し、南に300mほど歩けば夜市があります。
帰りのバスは、道路の反対側にある停留所から「0左バス」に乗ります。
大東夜市のお店・グルメ
夜市をハシゴしてみると分かりますが、台南の夜市は曜日ごとに開催場所が変わる流動夜市のため、どの夜市に行っても同じような屋台があります。花園夜市と大東夜市も同じ屋台が多かったので、どちらか片方に行けば十分です。
大東夜市は比較的空いていると聞いて行ったのですが、今回は金曜に行ったせいか想像以上に混んでいました。花園夜市よりは歩きやすかったものの、なかなか前に進めず…。
花園夜市と同じ屋台ばかりですが、一応紹介していきます。「陳記麻辣鴨血港式魚蛋」は、魚のすり身の漢方スープの店。
臭豆腐の「延記臭豆腐」
豚肉の唐揚げ店「吳記排骨酥」
ソーセージの人気店「紅妃香腸大腸」
「二師兄滷味」は、照り焼き肉の人気店。花園夜市でも人気だった店には、やっぱり大東夜市でも行列が出来ていましたね。
地元民が行列をなしていたのが、「地瓜球」というさつまいもの粉を揚げたスイーツです。
値段は1袋20元、3袋50元。昔ながらの手作りドーナツのような感じで、中は空洞になっていました。素朴な優しい甘さのおやつです。
ゆでトウモロコシも人気。蒸したてホカホカで美味しそう~!
葱油餅にも行列が出来ていました。値段は35元、1人分だと20元です。
射的や輪投げなど、昔懐かしいゲーム屋台もありました。
大東夜市にもトイレがあるので安心です。ティッシュだけでなく、ウェットティッシュも持って行くと手がベタベタになってもすぐに拭けて便利でした。花園夜市と大東夜市どちらもすごく混んでいますが、お祭りみたいで楽しいのでぜひ足を運んでみて下さいね!