札幌中心部にありながらも、自然豊かな環境が魅力の札幌パークホテル。中島公園の一画に建ち、歓楽街すすきのが徒歩圏内にあります。市内ホテル最大級の平面駐車場を完備しているため、マイカーやレンタカーでの旅行にも向いています。レストランではコロナ対策がしっかりとなされており、ビュッフェの代わりに「和定食」または「洋定食」から選ぶ朝食になっていました。2020年8月上旬に連泊してきたので、客室や朝食についてレビューしていきます。
ホテルの立地
札幌パークホテルは札幌中心部にほど近い、中島公園内に位置しています。JR札幌駅から最寄りの地下鉄南北線・中島公園駅までは5分ほどでアクセスできます。札幌駅周辺のホテルに比べると立地は落ちますが、そこまで不便なホテルというわけでもありません。
公園内を散策してみると菖蒲池や日本庭園があり、中心部とは思えないほど緑あふれる公園だということが分かります。まさに都会のオアシス、シティリゾートホテルですね!
ホテルに一番近いのは中島公園駅3番出口で、エントランスとほぼ直結していました。
中島公園駅1番出口も最寄りですが、こちらはホテル正面側にあるので3番出口の方が歩く距離が短く済みます。
札幌一の歓楽街・すすきのは徒歩圏内。ホテル前から延びる「駅前通り」を歩いて行けば、200~300mほどでネオン街に到着します。ホテル目の前にはローソンもあり、ちょっとした買い物も困りません。
ホテルの駐車場
札幌パークホテルの敷地内には、約220台を収容できる大型の自走式平面駐車場が完備されています。駐車料金は1泊あたり1,300円、2泊目以降は600円というリーズナブルさも魅力。広々として停めやすい駐車場なので、マイカーやレンタカーでの旅行にもぴったりのホテルだと感じました。
札幌パークホテル
札幌パークホテルは、皇室の常宿としても知られる老舗ホテルです。開業から半世紀以上が経ち、以前から噂のあった建て替えがついに決定したとのこと。2023年に「ヒルトン札幌パークホテル」として開業予定だそうです。
ホテル正面の車寄せは、十分すぎるほどのスペースがあります。
エントランスでAI端末での検温と手指消毒を済ませてからロビーへ。
ゆったりとした造りのロビーには、七夕の時期らしく短冊コーナーがありました。※本州と違って北海道の七夕は8月7日です。
さすがは同じ系列の「札幌グランドホテル」と並ぶ老舗ホテルなだけあり、スタッフの対応は非常に丁寧でしたね。
高級感のあるエレベーターホール。部屋のランクは上層階にいくほど上がります。
10階 エグゼクティブフロア
7~9階 スーペリアフロア
5~6階 スタンダードフロア
密を避けるためエレベーターの定員は6名までに制限されており、床にはフットプリントが貼り付けられていました。
客室フロアのエレベーターホールも贅沢な造り。
各階のエレベーターホールには手指消毒液を設置。エレベーターのボタンを触った後もすぐに消毒できて良かったです。
レトロな雰囲気の廊下。
客室(スタンダードツインルーム)
今回宿泊したのは、広さ24㎡のスタンダードツインルーム。部屋はやや古さを感じるものの、綺麗にメンテナンスされているのであまり気になりませんでした。
ベッド幅は標準の100㎝、枕元にコンセントが無かったのは残念なところ。
足元にはワークデスクとテレビがあります。無料Wi-Fiの通信速度は申し分ありません。
プラズマクラスター加湿空気清浄機を完備。ウイルス抑制のため、滞在中は付けっぱなしにしていました。
ナイトウェアは綿素材のもので、質の良さが感じられました。
入口横にはクローゼットとミニバー。冷蔵庫は大きめサイズで使いやすかったです。
ネスプレッソコーヒーマシン、緑茶・ほうじ茶、ミネラルウォーターが用意されています。
使い捨てタイプではないけれど、ふかふかのクリーニング済みスリッパ。
自然天然成分100%のユーカリ消臭除菌スプレー。
窓際にはテーブルセット。
市街地向きの部屋だったので、中島公園ではなく豊平川の河川敷が見えました。
バスルーム・アメニティ
バスルームも古さは感じましたが、清潔には保たれています。バスタブ付きで、シャワーの水圧と温度は◎。
洗面スペースは広々としているため、物がたくさん置けて使いやすかったです。
アメニティは歯ブラシやカミソリ、ヘアブラシ、シャワーキャップなどが一通り揃っていました。ヘアドライヤーは、パナソニックのイオニティ。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープは、POLAの「カラハリ」というもの。ノンシリコンシャンプーなので、髪がきしみません。
夜のホテル
歓楽街すすきのから歩いてすぐの立地にもかかわらず、夜は静かな環境にあるホテルでした。
日本料理「なだ万雅殿」での朝食
朝食会場は1階の「テラスレストラン ピアレ」もしくは、11階の「なだ万雅殿」どちらかを選ぶことができます。朝食時間は7:00~10:00まで。今回は連泊だったので、両方のレストランで朝食を頂きました。
まずは、和定食が楽しめる「なだ万雅殿」へ。
AI端末での検温と手指消毒を済ませてから会場へ入ります。
ソーシャルディスタンスを保つため、座席はかなり広めに間隔が空けられていました。
全面ガラス張りなので、座りながらにして中島公園が一望できます。公園の奥にはコンサートホールのKitara、その向こうには藻岩山まで望めました。
各テーブルには、アルコール消毒液とマスクケースが用意されていました。食事前と食事後はマスク着用の協力をお願いしますとのこと。
「和定食」か「茶粥定食」を選べたので、和定食をオーダー。札幌グランドホテルに比べると味付けは少し濃いめですが、一品一品のこだわりが感じられました。
テラスレストラン「ピアレ」での朝食
翌日は1階のテラスレストラン「ピアレ」へ。本来であれば北海道産食材を使用したビュッフェ朝食が楽しめるのですが、残念ながらコロナ感染防止のため休止中でした。当面の間は、ビュッフェの代わりに洋定食へ変更されています。
こちらのレストランでも、座席の間隔はゆったりと空けられていました。
全面ガラス張りで、美しい中庭に面したレストラン。
四季のうつろいを感じながら朝食が頂けますね。
消毒済みのソルト&ペッパーミルと除菌シート。
洋定食の内容は、トースト、クロワッサン、バターロール、サラダ、ヨーグルト、フルーツ。卵料理とサイドディッシュ、ジュースは好きなものから1品選ぶようになっていました。
洋定食はありきたりなメニューばかりだったので、もうちょっと工夫が欲しいところ。私たちは和定食の方が気に入りましたが、これは好みの問題もあるかもしれませんね。
ホテルに宿泊した感想
外出の度に「いってらっしゃいませ」と「おかえりなさいませ」の挨拶が聞こえ、非常に気持ち良く滞在することができました。札幌市内でも指折りのホスピタリティが高いホテルだと思います。
- 自然いっぱいの環境
- 駐車場が停めやすい
- 朝食がおいしい
- 部屋がやや古い
- 立地がやや落ちる
ホテル情報・宿泊予約
札幌パークホテルは、GoToトラベルキャンペーンの割引対象ホテルです。
ホテル名 | 札幌パークホテル |
住所 | 北海道札幌市中央区南10条西3丁目1-1 |
アクセス | 地下鉄中島公園駅3番出口直結 |
時間 | チェックイン 14:00/チェックアウト 11:00 |