全国旅行支援特集!

プラハのカレル橋を100%楽しむ!ポイントは聖人像・橋塔・夜景の3つ

広告
チェコ
スポンサーリンク
スポンサーリンク

チェコ・プラハカレル橋は、雄大なモルダウ川に架かる美しい橋です。カレル橋にはザビエルをはじめとした30体の聖人像が並び、さながら美術ギャラリーのような華やかさがあります。橋の両端には、マラーストラナ側の橋塔と旧市街側の橋塔があり、展望台から眺めた街並みは息を呑むほど美しかったですよ。

魅力たっぷりのカレル橋ですから、ただ渡って記念撮影するだけじゃもったいないです。いつ訪れても絶景を見られますが、昼と夜で違った表情を楽しむのがおすすめ。今回は、カレル橋を100%楽しむためのポイント「聖人像を鑑賞する」「橋塔に登る」「夜景を眺める」を3つご紹介していきます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

カレル橋について

カレル橋は旧市街や新市街がある東側と、プラハ城やマラーストラナ地区がある西側の間に架かっています。最寄り駅は地下鉄A線のスタロムニェスツカー駅で、駅からは徒歩5分ほど。
旧市街広場からは徒歩7分と、どこからでもアクセスしやすい立地にあります。

カレル橋は1402年に造られた、全長約520m、幅約10mもある大きな橋です。プラハで最も古い石造りの橋で、街の中心を流れるモルダウ川(ヴルタヴァ川)に架かっています。日本ではドイツ語のモルダウ川という名前が一般的ですが、チェコではヴルタヴァ川と呼ばれているんですよ。

今回は、旧市街側からマラーストラナ側に向かって観光していきます。旧市街側の橋の周りは、レトロな雰囲気のアーケード街になっていました。お土産店・飲食店・両替所などが軒を連ねていて、観光客で賑わっていましたよ。

こちらの黒いとんがり屋根の建物は、旧市街側の橋塔です。建てられたのは14世紀で、もともとは旧市街を守る要塞だったものです。黒くすすけた外観が特徴的で、外壁にはボヘミアン・ゴシック彫刻の守護聖人像などが装飾されています。塔の前に立っているのは、カレル橋の建造を命じたボヘミア王のカレル4世像です。

カレル橋と言えば、この橋脚のアーチがとても美しいですよね。間近で見ると苔が生えたりしていて、600年もの歴史を刻んできた重厚な雰囲気が感じられました。対岸にはプラハ城がそびえ立っていて、なんともメルヘンチックな風景です。

カレル橋の上には観光客だけでなく、似顔絵や風景画を描く人、露天商、大道芸人などもいてすごく賑やかな雰囲気!

楽器を演奏している人もたくさんいて、観光客には特に人気がありました。さすが、音楽の都プラハですね。

スポンサーリンク

カレル橋を楽しむ3つのポイント

カレル橋で聖人像を鑑賞する

カレル橋の上には左右の欄干に15体ずつ、計30体の聖人像が並んでいます。彫像の多くは17~18世紀に設置されたもので、歴史的に有名な聖人や英雄がモデルとなっているんです。
それでは左右交互に、聖人像を紹介していきます。

① 聖イヴ ② 聖ベルナルドスと聖母マリア

③ 聖バルバラ、聖マーガレット、聖エリーザベト
④ 聖母マリアと聖ドミニコ、聖トマス

⑤ 聖ピエタ
⑥ 聖カルヴァリ:カレル橋が完成した当初は、橋の上に彫像は1体も設置されておらず、この十字架だけが設置されていました。

⑦ 聖ヨセフ
⑧ 聖アン:足元にいるのは聖母マリアで、手には子供を抱いています。

聖フランシスコ・ザビエル:日本でもおなじみのザビエル宣教師。アジア各地にキリスト教を伝えた人物で、台座には日本人やインド人などが彫刻されているんですよ。
⑩ 聖キリルと聖メトディウス

対岸のカンパ島に目をやると、外壁がクリーム色のリヒテンシュタイン宮があります。ここは映画「ミッション・インポッシブル」のロケ地で、トム・クルーズが潜入したアメリカ大使館のパーティー会場として登場しています。劇中ではリヒテンシュタイン宮が会場の外観、プラハ国立博物館の中央ホールが会場内として使用されていました。

⑪ 聖クリストフォロス
⑫ 洗礼者ヨハネ

⑬ 聖フランシスコ・ボルジア:残念ながら修復中のため、パネルが飾られていました。
⑭ 聖ノルベルト、聖ヴァーツラフ、聖ジギスムント

チェコの作曲家スメタナの交響詩「わが祖国」の中でも、特に有名なのが「モルダウ」です。この曲はもちろんモルダウ川をテーマにした曲で、スメタナの故郷を想う気持ちがたっぷり詰まった曲です。今回の訪問時はあいにくの曇り空でしたが、どんよりとした景色の方がモルダウ川の曲調にぴったり合っているなと感じましたね。

⑮ 聖ルドミラと聖ヴァーツラフ
⑯ 聖ヤン・ネポムツキー:聖人像の中で最も有名なのが、こちらのネポムツキー像です。30体の中で唯一、銅製の彫像なので緑っぽい色をしています。頭の上には金色の5つ星が輝き、手には金色の葉を持っているのですぐに分かるかと思います。

ネポムツキー像には、台座のレリーフに触れると幸せが訪れるというジンクスがあります。そのため彫像の前には順番待ちの列ができていて、皆が触れる部分はピッカピカに輝いていました。もちろん私達も幸運にあやかろうと、ゴシゴシ触ってきましたよ(笑)

左側のレリーフは、ネポムツキーに懺悔する王妃と残酷なヴァーツラフ4世と猟犬。
右側は、カレル橋から投げ落とされるネポムツキーが描かれています。

⑰ 聖フランシスコ・セラフィヌス
⑱ 聖アントニウス

⑲ 聖ヴィンケンティウスと聖プロコプ:修復中のため、パネルが飾られていました。
⑳ 聖ユダ・タダイ

さらに進んで、プラハ城のあるマラーストラナ側に近づいて行きます。

㉑ トレンティーノの聖ニコラス
㉒ 聖アウグスティヌス

こちらのカレル橋からカンパ島へ通じる階段も、第1作目の「ミッション・インポッシブル」に登場しています。

劇中ではトム・クルーズ扮するイーサン・ハントが、この階段を駆け上がっていました。

階段のすぐ真下にある広場は、駐車場として登場していましたね。作戦が失敗し、仕掛けられた爆弾によって車が爆発してしまうシーンです。

映画で見たそのまんまの階段だったので、地味に感動してしまいました。

㉓ 聖ルトガルディス:30体の彫像の中で、最も美しいと言われる像。十字架に張り付けられたキリストが、傷口に接吻しようとする聖女のために身をかがめるシーンです。
㉔ 聖ガエタヌス

段々と、マラーストラナ側の橋塔に近づいてきました。

㉕ 聖アダルベルト
㉖ 聖フィリップ・ボーシウス:30体の中で唯一、大理石製の彫像です。確かに他の彫像と比べて白っぽいですが、若干すすけていてそれほど目立ってはいませんでした(笑)

㉗ マタの聖ヨハネとヴァロアの聖フィリックス、聖イワン:犬を連れたトルコ人が牢屋の中にいるキリスト教徒を見張っているシーン。聖イワンと三位一体会創設者が上に立っています。
㉘ 聖ヴィート

㉙ 聖ヴァーツラフ:聖ヴァーツラフはチェコで最も崇拝されている聖人です。
㉚ 救世主と聖コスマスと聖ダミアン

以上ですべての聖人像を鑑賞し終わったので、次は橋塔に登ってみたいと思います。

スポンサーリンク

マラーストラナ側の橋塔に登ってみる

カレル橋には、東の「旧市街側の橋塔」と西の「マラーストラナ側の橋塔」があり、どちらの塔にも登ることができます。旧市街側の橋塔からは、カレル橋の後ろにプラハ城がそびえる風景。マラーストラナ側の橋塔からは、赤い屋根の街並みとプラハ城が間近に見られます。今回はマラーストラナ側の橋塔に登ったので、その様子をお伝えします。

チケット売り場と入口は、橋塔の真下にあります。展望台へは、ものすごく古そうな木の階段をひたすら上っていきます。それほど高い塔ではないのですが、階段の傾斜は割ときつめです。エレベーターはないので、お子様連れや年配の方はちょっと大変かもしれません。

【旧市街側の橋塔とマラーストラナ側の橋塔】
開館時間:10:00~22:00、3月と10月は10:00~20:00、11月~2月は10:00~18:00
休館日:なし
入場料:90コルナ

展望台に到着すると、眼下にはカレル橋と旧市街の美しい景色が広がっています。この赤い屋根で埋め尽くされた街並みは、何度眺めてもウットリしてしまいますね…

カレル橋を背景に、ティーン教会、火薬塔、旧市庁舎、旧市街側の橋塔などが一望できます。

プラハは別名、「百塔の街」とも呼ばれています。こうやって街を眺めてみると、確かにたくさんの尖塔があることが分かりますね。

カレル橋の上には、ものすごい数の人がいました。モルダウ川にはたくさんの観光船が行き交っているので、時間があればクルーズを楽しんでみるのもいいと思いますよ。

展望台はぐるっと一周することができ、反対側ではプラハ城を間近に見ることができます。聖ヴィート大聖堂の塔も、バッチリ撮影できましたよ。

手前に広がっているのは、マラーストラナ地区の街並み。ちょうど真ん中に見えているのは聖ミクラーシュ教会、左奥の丘の上にはストラホフ修道院も見えました。展望台は空いていたので、ゆっくりと見学することができて良かったです。プラハではチャンスがあれば、何度でも塔に登ってみてください。きっと、素晴らしい絶景に出会えるはずですよ。

カレル橋の夜景を眺める

最後に、カレル橋とプラハ城の夜景を見に行きましょう!自分達はカレル橋の南隣にある「レギー橋」から夜景観賞をスタートしました。この時はちょうどレギー橋付近で花火が打ち上がり、大変多くの人で賑わっていましたよ。

なぜレギー橋からスタートしたかというと、この絶景が眺められるからなんです!カレル橋とそびえ立つプラハ城は、この世のものとは思えないほどの美しさ…

カレル橋の方へ少し進んでみると、また角度が違っていいです。

旧市街側の橋塔も、美しくライトアップされています。

カレル橋はまるで、ロマンチックな夜の美術館みたい。

夜遅くてもこれだけ多くの人で賑わっていますので、ゆっくりと散策できる雰囲気です。

プラハの美しい夜景が眺められるポイントは、レギー橋からカレル橋までの川沿いの約500mです。皆さんも昼だけでなく夜も訪れて、この絶景を堪能してみて下さいね!

まとめ

カレル橋はローマのサンタンジェロ橋を彷彿とさせる、彫刻ギャラリーのような雰囲気だったのが印象的でした。プラハではどの風景も素晴らしかったのですが、一番を挙げるとしたら河岸から眺めたカレル橋とそびえ立つプラハ城の景色でしょうか。この景色は昼も夜も美しくて、何度見ても飽きなかったですね。

今回私達は、カレル橋までちょっと距離があるホテルに宿泊したので、もう少し橋に近いホテルに泊まれば良かったかなと思いました。カレル橋周辺は夜でもたくさん人がいるので、夜景を見に行くなら旧市街エリアに宿泊して、徒歩で橋に行くのが便利だと思いますよ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
チェコ
\この記事が役に立ったらシェアしてね/
TABI JOZUをフォローする

おすすめ記事

スポンサーリンク
スポンサーリンク
TABI JOZU
タイトルとURLをコピーしました