バンコク中心部を流れるチャオプラヤー川沿いにあるホテルは、どこも高いのが悩ましいところ。今回はリバーサイドのホテルでも、手頃な価格で泊まれると評判のセンターポイント シーロム リバービューホテル(Centre Point Silom River View Hotel)に宿泊してきました。サパーンタクシン駅から徒歩3分ほどの場所にあり、すぐ近くの船着き場からはワット・ポーや王宮行きのボートが出ているので、バンコク観光にはうってつけの便利なホテルです。客室からはチャオプラヤー川が一望でき、キッチン&洗濯機付きの広々としたお部屋でした。
センターポイント シーロム リバービューホテル
センターポイント シーロム リバービューホテルは、BTSサパーンタクシン駅に隣接するロビンソンデパートに直結したホテルです。上層階が丸まった形をしているので、遠くから見ても結構目立ちます。
ホテルのエントランスは駅前通りではなく、ロビンソンデパートのエントランスを過ぎて左に曲がったところにあります。ちょっと奥まったところなので見落とさないように。
ロビンソンとくっついているため、ホテルのロビーは狭め。ロビーの奥の方にロビンソンに直結したドアがあり、ルームキーがないとアクセスできないようになっていました。
ロビーの無料ドリンクコーナーでは、よく冷えたレモングラスティーやコーヒーが頂けます。これとは別に、エレベーター近くの自販機のものが3つまで無料という特典付きだったので、ありがたくジュースを購入させてもらいました。
ホテルの立地
センターポイント シーロム リバービューホテルがあるのは、バンコクを代表する高級ホテルが建ち並ぶチャオプラヤー川沿いのエリア。繁華街のサイアム・スクンビットエリアから離れているのはデメリットですが、バンコクを訪れたら一度は泊まってみたいところ!
ホテル周辺は地元の人が生活するエリアなので、ちょっと混沌とした雰囲気が…(笑)なんともタイらしい下町の風景が見られます。
ホテル前の横断歩道を渡ったところあるセブンイレブン。
ホテルに直結したロビンソンデパートは、マクドナルドやスタバのほか、ドラッグストア、スーパーなどが入っていて便利です。エントランス前にはトゥクトゥクが待機し、デパートというよりも小型ショッピングセンターに近い感じでしたね。
4階にはフードコートがあり、1品40~60バーツと格安で食事できます。
スーパーのトップスマーケットは、メインエントランス横の階段を下りたところにあります。品揃えはなかなか充実していて、営業時間は8:00~22:30まで。同じ地下階には、やよい軒やMKレストランといった飲食店もいくつか入っていました。
ホテルの最寄り駅は、高架鉄道BTSサパーンタクシン駅の3番出口。この出口から真っすぐ150mほど歩くと、ホテルの看板が見えてきます。
駅の高架下を100mほど進んだところに、サトーン船着場(Sathorn Pier)があります。駅から直接サトーン船着場へ行く場合は、2番出口から出ると一番近いです。
このサトーン船着場からは、バンコク三大寺院、アイコンサイアム、アジアティーク行きのボートが出ているので、観光スポット巡りには最高に便利な立地なんです!
バンコク観光の目玉である三大寺院の「ワット・ポー」「ワット・プラケオ&王宮」「ワット・アルン」。私たちもここからボートに乗り、寺院巡りを満喫してきました。
アイコンサイアムは、2019年にオープンしたばかりの最新スポット。高島屋や海外の高級ブランドが出店し、まるで本物の市場感覚で楽しめる水上マーケットまで併設した、バンコクでも指折りの巨大ショッピングモールです。
アジアティーク・ザ・リバー・フロントは、バンコクを代表するナイトマーケットです。東南アジアにありがちな小汚いマーケットではなく、綺麗に整備されたテーマパークのようなところ。美味しいご飯を食べてショッピングしたり、ニューハーフショーや人形劇を鑑賞したりと楽しみ方は色々です。
客室(デラックスルーム リバービュー)
今回宿泊したのは、リバービューのデラックスルーム。部屋の広さは45㎡もあり、バンコクのホテルにしてはゆったりとした造りになっています。設備はやや古さを感じますが、綺麗に手入れされていたので気になりませんでした。
ベッド奥の窓ガラスを開けると、バルコニーに出られるようになっています。窓が薄いせいか、高層階なのにバンコク特有の騒音がちょっと気になりましたね。
ベッドサイドにはワークデスクとダイニングテーブルが置かれ、入口の方にバスルームとキッチンというレイアウトです。
クローゼットにはスリッパ、雨傘、アイロン、セーフティボックス。Wi-Fiは無料、日本のA型コンセントをそのまま差し込めるマルチコンセントなので便利でした。
このホテルは全室キッチン付きなのがポイント!家庭用サイズの大きな冷蔵庫もありました。
電子レンジ、電気ポット、IHコンロといった本格的なキッチンを完備。鍋やフライパン、包丁、まな板も揃っているため自炊ができちゃいます。紅茶はスリランカの高級ブランド「Dilmah」のもので、お水は毎日2本ずつ補充されました。
キッチンにはなんと、洗濯乾燥機と洗剤まで備わっています。日本語の説明書きがあるので、使い方が分からなくて困った!なんていう心配も要りませんね。
部屋の大きさのわりに、バスルームはちょっと手狭に感じました。バスタブとシャワールームが独立したタイプなので、使いやすいのは良かったです。
洗面台の向かって左側がバスタブ、右側がトイレとシャワールームというレイアウト。
トイレは東南アジアでよく見かけるホース式のウォシュレットではなく、ちゃんとしたウォシュレットが付いていました。シャワーの水圧と温度は◎。
シャンプーやボディローションといったアメニティは、タイの高級スパでも使われるコスメブランド「BATH&BLOOM」のものでした。ナチュラルな使い心地で、良い香りがします。
客室からの眺望(チャオプラヤー川)
今回アサインされたのは、上層階のバルコニー付きの角部屋。角部屋はバルコニーが部屋を半周する形になっているため、南北の両方向の景色が一望できました。
せっかくこのホテルに滞在するなら、リバービューの部屋を選ばないともったいないです。チャオプラヤー川の雄大な景色を眺めると、しみじみ「バンコクに来たな~」という気持ちになります。
チャオプラヤー川を挟んで対岸にあるのが、巨大ショッピングモールのアイコンサイアム。すぐ目の前に見えている白い建物は、バンコクを代表する5つ星シャングリラホテルです。
夜になると景色は一変。大都会バンコクのまばゆいほどの夜景が望めます。夜9時頃にはチャオプラヤー川の名物である、ナイトリバークルーズの船がたくさん行き交っていました。
ホテルの施設
プールやフィットネスジム、サウナ、ラウンジ、キッズルームといったホテルの施設は、全てL階(日本でいう2階)にあります。プールの利用時間は6:00~20:00、そのほかの施設は6:00~22:00まで。
プールからはバンコクの街並みが一望でき、奇抜なデザインの高層ビル「マハナコン」も見えました。目の前にそびえ立っているのは、世界一高いルーフトップバーを持つ高級ホテルタワークラブ アット ルブアです。
プールは大きめで、リゾート感の漂うデザイン。
朝食
朝食会場のレストランもL階にあり、時間は6:00~10:30まで。
レストランは一面ガラス張りで、プールに面しているため雰囲気が良かったです。
朝食内容は、和・洋・中が揃ったインターナショナルビュッフェ。メニューの充実度と美味しさは、ごく普通の4つ星ホテルレベルといったところでしょうか。
クロワッサンやデニッシュ、マフィンなどパンの種類は多め。
サラダコーナー。
エッグステーションでは好きな卵料理を作ってもらえます。
パッタイなどのタイ料理も楽しめます。
味噌汁、漬物、白米といった日本食メニューもありました。パサパサしたタイ米ではなく、しっとりとした日本米だったのが嬉しいポイント。
定番のドリンクメニューだけでなく、タイティーやジンジャーティーといったタイならではのドリンクも用意されていました。
まとめ
今回はデラックスルームに、朝食付き1泊1室約11,000円で宿泊しました。シャングリラやマンダリンオリエンタルなど、近隣のリバービューホテルに泊まると1泊20,000~25,000円はしますから、1万円台で泊まれるのはかなりお得ですね!いくつか気になる点はあったものの、チャオプラヤー川の絶景をこの価格で楽しめたので、コスパの良いホテルだと感じました。
そしてホテルがあるサパーンタクシン駅の船着き場は、バンコク観光の起点となるところ。私たちもこのホテルを拠点にし、三大寺院やアジアティークなどを巡りましたが本当に便利でした。観光に便利な場所に泊まりたい、リバーサイドのホテルに泊まりたいけど予算は抑えたい、という人におすすめのホテルです。
ホテル情報・予約
ホテル名 | センターポイント シーロム リバービューホテル |
Centre Point Silom River View Hotel | |
星の数 | ★★★★ |
住所 | No.1522/2 Soi 50 Charoengkrung Road, Bangrak, Bangkok |
アクセス | BTSサパーンタクシン駅まで徒歩3分 |
時間 | チェックイン 14:00/チェックアウト 12:00 |