ウズベキスタン旅行の費用はいくら?12泊14日・4都市周遊でかかった総額・予算・物価を公開

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2026年5月、憧れだったシルクロードの国・ウズベキスタンへ旅行に行ってきました。12泊14日・夫婦2人で4都市を周遊し、実際にかかった旅行費用は約42万円。食事や観光地の入場料は思ったより高めでしたが、Yandex Goなどの交通費は安く、費用を抑えやすい部分もありました。

ウズベキスタンは日本人旅行者がまだそれほど多くなく、旅行費用や物価、都市間の移動など「お金まわり」の情報が少ないのが正直なところ。私たちも旅行前は、どれくらい予算を用意すればいいのか分からず、計画を立てるのに苦労しました。

この記事では、12泊14日のウズベキスタン旅行で実際にかかった総額や費用内訳、旅行日数別・スタイル別の予算目安、現地の物価、旅行費用を安く抑えるコツまで詳しく紹介します。これからウズベキスタン旅行を計画している方が、予算を立てる際の参考になれば嬉しいです。

※本記事の内容は、2026年5月に訪れた際の情報をもとに記載しています。料金やサービス内容は変更される可能性がありますので、最新情報は公式サイトなどでご確認ください。

目次

ウズベキスタン旅行の予算は?4泊5日・5泊6日・7泊8日の費用目安

中央アジアのウズベキスタンは、物価の安い国というイメージがありますが、旅行費用まで大幅に安くなるとは限りません。費用感としては、東南アジアのタイやベトナムより高く、ヨーロッパよりは安いといったところ。個人旅行でウズベキスタンを周遊するなら、1人あたり20万~25万円ほどをひとつの目安にすると、予算を立てやすいでしょう。

ここでは、旅行日数と旅行スタイル別に、ウズベキスタン旅行に必要な予算の目安を紹介します。

旅行日数別の予算目安

ウズベキスタン旅行の予算は、4泊5日なら12~20万円、5泊6日なら14~23万円、7泊8日なら18~30万円程度が目安です。費用を大きく左右するのが航空券代。直行便と乗り継ぎ便のどちらを選ぶかで予算は大きく変わりますが、以下では、航空券は乗り継ぎ便を利用した場合を想定しています。

日本と比べてホテルや交通費は安い一方、食費や観光費は意外とかかります。4泊5日ならタシケントとサマルカンド、5泊6日ならブハラまで足を延ばすことができ、7泊8日あれば、さらにヒヴァまで周遊できます。

旅行日数1人あたり予算の目安こんな旅行向け
4泊5日12~20万円2都市に絞る
5泊6日14~23万円3都市を周遊
7泊8日18~30万円4都市周遊も可能
12泊14日(実体験)約21万円4都市周遊+カラカルパクスタンツアー
ウズベキスタン旅行日数別の予算目安(1人あたり・乗り継ぎ便利用)

では、実際にどの費目にいくらかかるのでしょうか。実体験をもとに、4泊5日・5泊6日・7泊8日の予算内訳をまとめました。
※航空券は乗り継ぎ便、3〜4つ星ホテルの利用を想定しています。観光や食事の内容、ホテルのグレードによって予算は前後します。

費目4泊5日5泊6日7泊8日
航空券8~15万円8~15万円8~15万円
ホテル1.5~2万円2~3万円3~5万円
食事1~1.5万円1.5~2万円2~3万円
都市間移動6,000~8,000円1.2~1.5万円2.5~3万円
タクシー2,000~3,000円3,000~5,000円8,000円~1万円
入場料5,000~6,000円6,000~8,000円7,000円~1.5万円
雑費3,000円5,000円1万円
ウズベキスタン旅行4泊5日・5泊6日・7泊8日の予算内訳(1人あたり)

旅行スタイル別の予算目安

どこにお金をかけるかによって、同じ日数でも旅行費用は大きく変わるため、旅行スタイルに合わせて予算を考えることが大切です。

できるだけ費用を抑えるなら、リーズナブルな2~3つ星ホテルやゲストハウスを選び、食事はローカル向けの食堂を利用。都市間移動では、高速鉄道より安い特急列車を選ぶのもひとつの方法です。一方、4~5つ星ホテルに泊まり、国内線やタクシーチャーターなどを利用すれば、予算はぐっと上がります。

以下は、航空券代を除いた現地滞在費の目安です。

旅行スタイル1日あたり予算7日間の目安こんな旅行に
節約重視の旅行7,000~8,000円5~6万円ホテル・食事・移動費を抑えたい
標準的な旅行10,000~12,000円7~10万円快適さと費用のバランスを重視
快適重視の旅行12,000~18,000円10~13万円ホテルや移動の快適さを優先
ウズベキスタン旅行スタイル別の現地滞在費の目安(航空券代を除く)

ウズベキスタン旅行の費用内訳【航空券・ホテル・食費・交通費】

今回のウズベキスタン旅行は、12泊14日の夫婦旅。すべて個人手配で、かかった総額は約42万円(1人あたり約21万円)でした。出発前は「中央アジアなら、かなり安く旅行できるのでは?」と考えていましたが、実際には余裕を持って組んでいた予算にほぼぴったり。物価の安さだけをイメージしていると、少し意外に感じるかもしれません。

旅のスタイルは、いわゆるバックパッカーではなく、スーツケースで巡る快適重視の個人旅行です。宿泊先はドミトリーなどの格安宿ではなく、清潔さや安心感を重視して3~4つ星ホテルを選択。都市間の移動では、体力面や治安面を考えて夜行列車は利用せず、必要なところにはお金をかけて、国内線やタクシーチャーターを選びました。

今回の旅行条件は次のとおりです。

  • 旅行日数:12泊14日
  • 訪問都市:タシケント、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァ
  • 旅のスタイル:個人旅行、3~4つ星ホテル宿泊、食事はリーズナブルなレストラン中心
  • 移動手段:
    • 国内線(タシケント → ウルゲンチ)
    • タクシーチャーター(ヒヴァ → ブハラ)
    • ウズベキスタン鉄道(ブハラ → サマルカンド、サマルカンド → タシケント)
    • Yandex Go(配車アプリ)

ここからは、12泊14日のウズベキスタン旅行で実際にかかった費用を項目ごとに詳しく紹介します。実際の支出をもとに、「どこにお金がかかったのか」「どこなら節約できるのか」が分かるようにまとめました。

費目金額(2人分)1人あたり補足
航空券208,000円104,000円韓国乗り継ぎ便利用
宿泊費85,000円42,500円3~4つ星ホテル12泊
都市間移動46,000円23,000円飛行機・鉄道・タクシー利用
交通費9,000円4,500円Yandex Go利用
観光費28,000円14,000円主要観光地は全て入場
食費37,000円18,500円
(1食1,200~1,500円)
安めのレストラン中心
お土産・雑費5,000円2,500円スーパー利用
SIMカード代2,200円1,100円現地SIM
ランドリー代1,600円800円宿で依頼
合計421,800円1人あたり210,900円
12泊14日・ウズベキスタン旅行の費用内訳(夫婦2人分)

航空券代は1人約10万円!韓国経由の乗り継ぎ便

ウズベキスタン行きの往復航空券は、夫婦2人で約21万円(1人あたり約10万4,000円)でした。今回利用したのは韓国のアシアナ航空。新千歳からソウル(仁川)を経由して、タシケントへ向かう乗り継ぎ便です。

航空券は約半年前から探していましたが、地方空港からの乗り継ぎ便ということを考えても、1人あたり10万円台前半で予約できたのは、比較的リーズナブルな価格だったと思います。

実際に利用してみると、ソウル⇔タシケント便は日本人の搭乗者も多く、クルーも日本人の対応に慣れている印象。機内食も美味しく、ビールやワインも楽しめました。長時間のフライトでしたが、思っていたよりも快適に過ごせたのが嬉しいところです。

日本からウズベキスタンへは直行便の選択肢が限られるため、韓国や中国などを経由する乗り継ぎ便を利用するケースも多いです。航空券の料金は、時期や経由地によって変わりますが、今回調べた範囲では、直行便だと1人あたり15~18万、乗り継ぎ便だと8〜15万円前後が目安になります。

日本からウズベキスタンへの行き方や、直行便・乗り継ぎ便の違い、利用できる航空会社については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
※リンク

ホテル代は約8.5万円!3~4つ星ホテルに宿泊

12泊分の宿泊費は、税金・手数料を含めて合計約85,000円。1泊1室あたり約7,100円でした。今回選んだのは、いわゆる高級ホテルではなく、一般的なビジネスホテルや家族経営のプチホテルが中心。観光と移動のしやすさを重視し、朝食付きの3〜4つ星クラスを選びました。

ウズベキスタンにはゲストハウスやB&Bも多いため、現地の宿泊事情を考えると、私たちは比較的グレードの高いホテルに泊まったほうです。特にヒヴァ、ブハラ、サマルカンドでは観光時間が限られているため、宿泊費を抑えることよりも、観光エリアの中心に泊まることを優先しました。

また、できるだけ事前にカード決済ができ、税金込みの料金が表示されるホテルを選択。現地での支払いをシンプルにできることも、ホテル選びでは意識したポイントです。

今回宿泊したホテルは以下の5軒です。

【仁川空港】仁川エアポート ホテル ゼウメス(ツイン朝食なし 約6,500円×1泊)

トランジットのため、仁川空港近くの雲西エリアに1泊。部屋の広さや設備、サービスに不満はなく、価格を考えれば十分な内容でした。短時間の滞在なら使いやすいホテルです。

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【タシケント】グランド ショシュ ホテル(ツイン朝食付き 約3,600円×前泊2泊+後泊1泊)

空港アクセスの良さと、圧倒的な安さで選んだホテル。その分、地下鉄がないエリアのため、観光時はYandex Goを利用しました。期待していなかっただけに、実際に泊まってみると今回の旅で最もコスパの良さを感じた一軒です。

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【ヒヴァ】イスラム ホジャ(ツイン朝食付き 約9,100円×3泊)

ホジャミナレットのすぐそばにあり、旧市街の散策に便利な立地。細やかな気配りも印象的で、日本人旅行者に人気があるのも納得です。この旅で最もホスピタリティを感じたホテルでした。

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【ブハラ】ホテル オマル ハイヤーム(ツイン朝食付き 約7,900円×2泊+税金20万スム)

カラーンミナレットのすぐそばにあり、旧市街散策にぴったりの立地。ワンランク上のホテルで、館内にはパティオ(中庭)もあります。朝食は種類が豊富で美味しく、ホテルのグレードを考えてもコスパの良さを感じました。

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【サマルカンド】ホテル マロカンダ(ツイン朝食付き 約6,300円×3泊+税金24万7000スム)

レギスタン広場まで徒歩でアクセスできる貴重な一軒。ライトアップも気軽に見に行けるロケーションは抜群です。館内は改装されていて全体的に綺麗でしたが、客室の排水溝から匂いが上がってきた点は残念なところ。

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都市間移動費は約5万円!国内線・鉄道・タクシーを利用

今回は、タシケント → ヒヴァ → ブハラ → サマルカンド → タシケントと西周りに4都市を巡り、都市間移動にかかった費用は合計約46,000円でした。

タシケントからヒヴァまでは、ウズベキスタン航空の国内線を利用。1人約11,500円と、飛行機代としては妥当な金額です。長距離を陸路で移動するよりも、体力面や移動中の安心感を優先して飛行機を選びました。

一方、ヒヴァからブハラまでは夜行列車を使わず、宿に手配してもらったタクシーチャーターを利用。料金は2人で80ドル(約13,000円)と決して安くありませんが、夜行列車での移動を避けられることを考えると、2人旅ならそれほど割高には感じませんでした。

ブハラ → サマルカンド、サマルカンド → タシケントは、どちらもウズベキスタン鉄道を利用し、1人2,500円前後。料金は手頃でしたが、予約にはかなり苦戦しました。私たちは現地発行のカード以外では決済できず、最も速い「アフラシャブ号」は1か月以上試してもエラーが出て予約できない状態に。

そこで、一つ遅い特急列車「シャルク号」を試したところ、こちらは問題なく決済できました。アフラシャブ号より時間はかかりますが、実際に乗ってみると定刻どおりに出発し、特に不便も感じませんでした。最速の列車にこだわらなければ、シャルク号も十分に現実的な選択肢です。

移動方法利用区間1人あたり料金目安
ウズベキスタン航空タシケント → ウルゲンチ11,500円
タクシーチャーターヒヴァ → ブハラ40ドル約6,500円
特急列車シャルク号ブハラ → サマルカンド169,810スム約2,300円
特急列車シャルク号サマルカンド → タシケント200,060スム約2,700円
ウズベキスタン都市間移動の料金一覧(1人あたり)

交通費は約1万円!Yandex Goを利用

市内観光では配車アプリ「Yandex Go」を利用し、交通費は2人で合計約9,000円でした。タシケント空港から市内中心部までは近く、Yandex Goなら10~15分ほどで移動できます。料金も安く、ロシア語やウズベク語を話せなくても目的地まで連れて行ってくれるので、かなり頼りになる移動手段でした。

料金は市内の近距離移動なら、1回2万スム前後が目安。私たちは観光中の移動にYandex Goをほとんど利用し、地下鉄は駅の撮影で1度使っただけです。

交通費の内訳は以下のとおりです。

利用区間1台あたり料金目安
タシケント空港 → 市内ホテル17,000スム約230円
タシケント市内ホテル → チョルスー市場25,000スム約340円
ウルゲンチ空港 → ヒヴァ旧市街ホテル112,000スム約1,500円
ブハラ旧市街ホテル → ブハラ駅30,000スム約400円
サマルカンド中心部ホテル → サマルカンド駅38,000スム約510円
レギスタン広場 → アフロシヨブ博物館23,000スム約310円
実際に利用した主なYandexGoの交通費

観光費は約3万円!入場料は意外と高め

観光費は想定していたよりも値上げの影響が大きく、2人で約28,000円かかりました。今回は人気の観光地にはほぼすべて入場。サマルカンドではレギスタン広場やシャーヒズィンダ廟、ブハラではアルク城、ヒヴァではホジャミナレットやクフナ・アルク展望台などを訪れました。

中でも最も大きな出費となったのが、ヒヴァ発のカラカルパクスタン共和国のカラ(城跡)巡りツアー。料金は2人で50ドル(約8,000円)でした。一見すると高く感じますが、タクシーを1台チャーターして丸1日巡るプライベートツアーだったため、内容を考えれば納得できる金額。何より、まるで別の惑星に来たような風景を実際に目にできたことが嬉しく、私たちは大満足でした。

観光費用の内訳は以下のとおりです。

都市入場スポット1人あたり料金目安
サマルカンドレギスタン広場100,000スム約1,340円
アフロシヨブ博物館80,000スム約1,080円
シャーヒズィンダ廟80,000スム約1,080円
グールアミール廟75,000スム約1,000円
ビビハヌムモスク75,000スム約1,000円
ブハラアルク城60,000スム約800円
カラーンモスク15,000スム約200円
ヒヴァクフナ・アルク展望台100,000スム約1,340円
ホジャミナレット100,000スム約1,340円
カラカルパクスタンツアー50ドル約8,000円
アヤズカラ・トプラクカラ・キジルカラ20,000スム×3か所約800円
ウズベキスタン旅行の観光費一覧(1人あたり)

食費は約4万円!思ったより高め

食費(外食費)は2人で約37,000円。12泊14日の旅行としては、なんとか予算内に収めた形です。ウズベキスタンでは食費も値上げの影響が大きく、1人1食あたり1,200~1,500円ほどかかりました。

それでもこの金額に抑えられたのは、観光で時間がなかったこともあり、昼食を抜くことが多かったため。夕食も1品減らして注文したり、きれいめなローカル食堂を中心に利用したりと、できる範囲で工夫しました。

観光客向けの少し高めのレストランを利用することもありましたが、毎食こうした店を選んでいたら、食費はもっと膨らんでいたはずです。一方、ウズベキスタンの名物グルメであるプロフやシャシリク、ラグマン、マンティなどは、リーズナブルな店でも十分に味わえる印象でした。

実際に食べたメニューの価格は、以下のような感じです。

場所メニュー価格ひとこと
タシケント牛肉プロフ48,000スム(約640円)牛肉の旨みが染みた炊き込みご飯
シャシリク24,000スム(約320円)香ばしく焼いた肉の串焼き
サマルカンドラグマン50,000スム(約670円)もちもち麺と具材たっぷり
マンティ(3個入り)40,000スム(約540円)肉を包んだ大きな蒸し餃子
ヒヴァマスタヴァ35,000スム(約470円)肉と野菜が入った具だくさんスープ
アチュチュク25,000スム(約340円)トマトと玉ねぎのさっぱりサラダ
ウズベキスタンで実際に食べた料理の価格

買い物代は約5,000円!お土産は少なめ

買い物代は、現地で飲んだ水やアルコール、お土産を含めて約5,000円で収まりました。金額が抑えられた大きな理由は、お土産をほとんど買わなかったことと、アルコールを購入する機会が少なかったことです。

バザールで売られているドライフルーツや香辛料、雑貨などには、値札が付いていないものがほとんど。購入時には価格交渉が必要でした。これまで訪れた海外と比べても適正価格を判断しにくく、私たちはあえて手を出しませんでした。

また、海外のスーパーでさまざまな商品を見てきた経験からすると、ウズベキスタンのスーパーで「お土産に買って帰りたい」と思えるような商品に出会う機会もほとんどありませんでした。

アルコールも、イスラム教徒が多いウズベキスタンでは、どこでも気軽に購入できるわけではありません。実際に現地では、アルコールを扱っている店を探すのに苦労したほど。飲む機会も自然と少なくなりました。

ウズベキスタンの物価は高い?現地の価格を紹介

実際に現地を訪れて一番感じたのは、事前に調べていた情報よりも物価が上がっていたこと。特に観光地の入場料や旅行者向けのレストランは、以前のネット情報よりも高めです。「何でも激安!」というイメージで行くと、少し驚くかもしれません。

実際に旅行して感じた価格感をまとめると、次のようになります。

項目価格感ひとこと
ホテル日本よりやや安いコスパ△
食事日本と同じくらい、東南アジアより高め高級店でも意外に高くない
Yandex Go日本の4~5分の1程度気軽に使って時間を節約
人気観光地入場料1か所につき10万スム(約1,350円)程度日本よりやや高め
水(1.5L)4,000~5,000スム(約60~70円)観光エリアだと3~4倍のところも
ジュース(500ml)8,000~10,000スム(約110~140円)日本のコンビニと同じくらい
ビール(500ml缶)12,000~20,000スム(約160~270円)レストランだと5万スム程度と高い
ウズベキスタン旅行で実際に感じた物価の目安

ホテルの宿泊料金

ウズベキスタンでは、3つ星ホテルなら5,000円前後、4つ星ホテルでも8,000円前後から宿泊できます。数字だけを見ると、ホテル代は安く感じるかもしれません。

ただ、これまでさまざまな国でホテルに泊まってきた私たちからすると、ウズベキスタンはホテル代のコスパがあまり良くないと感じました。現地の物価を考えると宿泊料金は思った以上に高めで、同じくらいの料金なら東南アジアのほうが設備やサービスは充実している印象です。

実際に泊まってみても、アメニティの質や館内設備、スタッフの対応など、価格に対して物足りなさを感じる場面が多くありました。タシケント以外では外資系ホテルが少なく、宿泊施設の選択肢が限られていることも、こうした価格とサービスのバランスに影響しているのかもしれません。

また、ホテルによっては宿泊料金とは別に「ツーリストタックス」や「レジストレーション登録手数料」などが加算されることもあります。表示料金だけで判断せず、税金や手数料を含めた総額と、設備・サービスの内容を見て選ぶことが大切です。

ウズベキスタンで実際に泊まって良かったホテルや、おすすめの宿泊エリア、ホテル選びのポイントは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

観光地の入場料

ウズベキスタンは物価が安いと聞いていたため、「観光費もそれほどかからないだろう」と思っていました。ところが、実際に訪れてみると、人気観光地の入場料は意外と高め。事前に調べていた情報よりも値上げされている施設が多く、中にはわずか1~2年で料金が2倍になっていたところもありました。

現在、人気観光地の入場料は7~10万スム前後がひとつの目安。サマルカンドだけでも1人あたり5,000円、4都市周遊なら1万円前後を観光費として見込んでおきましょう。

また、今回訪れたウズベキスタンの観光施設は、「事前予約なら安くなる」といった仕組みはありません。現地払いが基本で、カードが使えるところもあれば、現金のみの施設もありました。入場料の値上げも考慮し、現金も含めて少し余裕を持って観光予算を組んでおくと安心です。

国内線・鉄道・Yandex Goの交通費

ウズベキスタンの市内交通費は、日本と比べるとかなり安く、おおむね3分の1~5分の1程度が目安です。特に市内移動は安く、タシケントの地下鉄なら1回50円前後という驚きの安さ。クレジットカードで支払うと、さらに安く利用できました。

市内の移動で便利だったのが、配車アプリ「Yandex Go」。料金交渉の必要がなく、タシケント、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァの4都市すべてで利用できました。近距離の移動なら1回15,000スム(約200円)前後が目安ですが、ラッシュ時や深夜は1.5~2倍ほどの料金になることもありました。

一方、都市間移動に使う高速鉄道は、日本の新幹線と比べれば3分の1~4分の1程度とリーズナブル。ただ、数年前と比べて料金は上がっており、本数も限られています。料金は安くても、利便性まで含めるとコスパはそれほど良くないと感じました。

乗車区間(片道)特急列車高速鉄道
タシケント ⇔ サマルカンド約3,000円~約4,000円~
サマルカンド⇔ブハラ約2,500円~約3,000円~
ブハラ ⇔ ヒヴァ(寝台)約2,000円~
ウズベキスタン鉄道の料金目安一覧

レストランでの食費

ウズベキスタンの食費は、思っていたよりも安くありませんでした。事前の下調べでは1人1食1,000円もあればお腹いっぱい食べられると聞いていましたが、実際に訪れてみると東南アジアよりも高いと感じました。

その理由のひとつが、日本のような定食メニューがほとんどなく、料理を単品で注文するスタイルです。プロフやラグマン、シャシリク、マンティなどは1品500~1,000円ほどですが、何品か注文してお腹いっぱい食べようとすると、日本で定食を食べるより高くなることもありました。

また、現地では日常的に外食する習慣があまりないようで、レストランや食堂は観光客向けという印象。安いローカル店でも、1人1食あたり1,500~2,000円ほどを見ておくと安心です。

一方で、高級店と一般的なレストランとの価格差は小さく、ちょっと良い店を選びやすいのは魅力。私たちもせっかくならと生演奏を楽しめるレストランを利用しましたが、一般的な店より1~2割高い程度でした。安い店を探して食費を抑えるより、気になる店を選んで料理だけでなく雰囲気まで楽しむのもひとつの方法です。

水・ビール・お菓子の価格

ウズベキスタンの飲み物は、買う場所によって価格差がかなり大きいと感じました。地元の人が利用するスーパーと観光客向けの商店を見比べてみると、同じ商品でも3~4倍ほど値段が違うことがありました。

水(1.5L)は4,000~5,000スム、ビール(500ml缶)は12,000~20,000スムほどが実際の相場。しかし、私たちが見た水は、まったく同じ商品がスーパーでは4,000スム、観光地の真ん中にある商店では12,000スムで販売されていました。これまでさまざまな国で現地の物価を見てきましたが、ここまで販売場所による価格差が露骨なのは初めて。

一方、お菓子は日本と同じくらいか、商品によっては日本より高め。板チョコレートは300円前後、スナックやクッキーも200円程度からでした。お酒は販売場所が限られるため、店舗による価格差はそれほど感じませんでした。観光地では少し場所を変えるだけで、同じ商品でもかなり節約できることがあります。

ウズベキスタン旅行の予算を安く抑えるコツ

ウズベキスタン旅行の費用を抑えるなら、現地で細かく節約するよりも、航空券やホテルなど大きな出費を見直すことがポイントです。実体験をもとに、無理なく旅費を抑えられた方法を3つ紹介します。

航空券は乗り継ぎ便を利用する

実際にウズベキスタンを旅行して感じたのは、現地での節約には限度があるということ。食費や交通費を抑えるよりも、まず見直したいのが旅費の中で最も大きな割合を占める航空券代です。

日本からウズベキスタンへの直行便は15~18万円ほどする一方、乗り継ぎ便なら8~15万円程度が目安。航空券代だけで数万円の差が出るため、旅行費用を抑えたいなら、乗り継ぎ便を選ぶのが手っ取り早い方法です。

私たちも韓国・仁川経由の乗り継ぎ便を利用し、1人約10万円に抑えられました。乗り継ぎ時間や移動の負担はありますが、旅費全体を抑えるなら検討する価値のある選択肢です。

あえて中心部から外したホテルを選ぶ

航空券の次に見直したいのが、旅費の中でも大きな宿泊費。特にサマルカンドやブハラでは、観光の中心となる旧市街周辺のホテルほど、宿泊料金が高くなります。

そこでおすすめしたいのが、中心部から少し離れたホテル。ウズベキスタンでは配車アプリ「Yandex Go」が安く使えるため、あえて立地を外して、宿泊料金の安いホテルを選ぶ方法もあります。

Yandex Goなら1回200~500円程度で移動できるため、ホテル代が数千円安くなるなら、タクシー代を含めても十分に元が取れることも。さらに、中心部から離れたホテルの方が、部屋が広かったり、建物が新しかったりと、意外とコスパの良いホテルが多いのも魅力です。

ノンやファストフードを上手に活用する

ウズベキスタンのレストランは、1品ずつ見ると安いですが、何品か料理を注文してお腹いっぱい食べようとすると、最低でも1,500円ほどかかります。そこで、食費を抑えたいときに活用したいのが、現地のパン「ノン」やファストフードです。

ノンはウズベキスタンの国民食ともいえる丸い平焼きパンで、驚くほど安く、どこの食堂でも食べられます。特におすすめなのが、ノンとスープの組み合わせ。ノンは見た目以上にボリュームがあり、スープと合わせるだけでも十分お腹いっぱいになります。しっかり食べながら節約したいときに、ぴったりの組み合わせです。

もうひとつ、意外と使いやすかったのがケンタッキーやバーガーキングなどの世界的ファストフード店。実際に利用したときは、ハンバーガーにポテトやナゲット、ドリンクが付いたセットを1,000円ほどで食べられました。ボリュームを考えると、かなりお得に感じました。

もちろん、せっかくのウズベキスタン旅行なので、毎食パンとファストフードでは少し寂しいもの。現地料理を楽しむ食事と、手軽に済ませる食事を上手く使い分けると、無理なく食費を抑えられます。

まとめ|実際にウズベキスタンを旅して感じたこと

12泊14日のウズベキスタン旅行は、夫婦2人で総額約42万円かかりました。ホテルや都市間移動にはある程度お金をかけた快適重視の個人旅行だったため、費用はそれなりにかかったなというのが実感です。「東南アジアと同じくらい安く楽しめるのでは」と期待していた分、現地では思った以上に出費がかさみ、負担を感じたのも正直なところ。

とはいえ、ヨーロッパより安く旅ができ、青いタイルで彩られたイスラム建築や中世の街並みを楽しめるのは、ウズベキスタンならではの魅力です。東南アジア以外の旅行先を探している人や、シルクロードの歴史に興味がある人には、ぜひ一度訪れてほしいと思います。この記事が、ウズベキスタン旅行の費用や予算を考える際の参考になれば嬉しいです。

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