新型コロナウイルスの感染が全国に広がる中、「ビジネスホテルに泊まるのは安全なの?」と心配に思う人も多いのではないでしょうか。不特定多数の人が泊まっているし、ホテル自体が狭いので、感染リスクは大丈夫なのか気になりますよね。そこで今回は、ビジネスホテルのいまを確かめるべくアパホテルに宿泊してきました。ビジネスホテルではどんなコロナ対策が取られていたのか、コロナ下においてホテルに宿泊する際の注意点などを紹介していきます。
コロナ下でビジネスホテルに泊まるのは安全なの?
この新型コロナウイルスの流行下においては、ビジネスホテルに泊まることは控えるべきなのか判断に迷うところ。どうしてもレジャーで泊まるような大型ホテルより、ビジネスホテルの方が狭くて「3密」になりそうなイメージがありますよね。しかし、ビジネスホテルを含めほとんどの宿泊施設では感染防止対策が取られているので、ビジネスホテルだけが危険というわけではないと思います。ご存じの方も多いかもしれませんが、このコロナ禍でホテルや旅館は大打撃を受けています。そんな中で「あのホテルは対策をしていないからコロナが発生した」なんて噂が立てば、ひとたまりもありませんよね?どうしても心配ということであれば、大手のチェーンホテルならコロナ対策自体がマニュアル化されていて安心感があるかと思います。さらに、感染防止対策を取っていることが国から認められた「GoToトラベルキャンペーンの登録承認ホテル」を選べば間違いないでしょう。
ソーシャルディスタンスが確保できなさそうなホテルに泊まる場合は、「朝食なしのプラン」を予約するのがおすすめです。私たちも極力人と接しないために、朝食なしプランで宿泊しました。また、宿泊料金とサービスは比例するので、格安なところよりも高級ビジネスホテルの方が感染防止対策は取れている傾向にあります。
コロナ下でホテルに宿泊する際の注意点は?
これはビジネスホテルに限ったことではありませんが、ホテルで感染しやすい場所と言えばパブリックスペースです。人と接するフロントはもちろんのこと、ロビーのテーブルやイス、エレベーターのスイッチ、ドアノブ、手すりは気を付けたいところ。朝食会場ではテーブルやイスをはじめ、共同で使用するトングや菜箸、調味料ケースにも感染リスクが潜んでいます。忘れがちなところではルームキー、共同スペースに置かれた電子レンジ、製氷機、自販機も。私たちが実践している対策としては、これらを極力触らない、もし触ったらすぐに消毒することです。常に消毒液と除菌シートを持ち歩いて、徹底的に除菌するようにしています。
ビジネスホテルの代表格アパホテルの宿泊レポート
ビジネスホテルと言えば「アパホテル」ということで、今回はアパホテル京都駅前を例としてどんな新型コロナの感染防止対策が取られていたのかをレポートしていきます。
まずはエントランスを入ってすぐのところに、手をかざすと自動で消毒液が噴射される「消毒液のオートディスペンサー」が設置されていました。一般的な消毒液だとポンプに触れないといけないので、手をかざすだけで良いのは感染リスクが軽減されますね!
フロントでは、スピーディにチェックインできる自動チェックイン機が導入されていました。カウンターには飛沫防止のビニールカーテン、さらにはチェックアウト時にフロント立ち寄り不要のエクスプレスチェックアウトポストも設置。極力人と接しないように配慮されているので、安全性が高そうですね。
ロビーのイスはソーシャルディスタンスを保つため、1席ずつ間隔を空けて座るようになっていました。
今回宿泊したのは、広さ10㎡のダブルルーム。このホテルは2019年にリニューアルされたばかりなので、清潔感があって綺麗なお部屋です。
室内照明の電源、コンセント、USBポートは枕元に集約されており使い勝手が良いです。菌やウイルスを抑制する効果が期待できる「ナノイーX搭載エアコン」を完備。
無料Wi-Fiのパスワードは、テレビの画面上に表示されています。
冷蔵庫や電気ケトルなど、必要なものはデスク周りに集約。
浴衣(ナイトウェア)とドライヤーは引き出しの中。お茶やコーヒーを飲むのに、ビニールの個包装になった紙コップが用意されていたのはポイントです。不特定多数の人が使うグラスは、万が一洗いきれていなかった時に感染リスクがありますからね。
除菌消臭剤、その名も「衛生検査官」 が設置されていました。ホテルに帰ってきたら、外出着にシュッと吹きかけると除菌になりますね。
客室からは京都駅を望むことができ、線路の向こうにはイオンモールが見えました。
ユニットバスも新しくてピカピカ、ウォシュレットも最新のものが導入されています。
アメニティは、歯ブラシやカミソリ、くし、ボディスポンジ、シャワーキャップなど。洗面所のコップも、使い捨ての紙コップになっていて衛生面が配慮されています。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ。
連泊すると、アパオリジナル水が補充されます。
アパホテル京都駅前の立地は?
今回アパホテル京都駅前を選んだのは、空港からアクセスの良い京都駅前のホテルだったからです。コロナ対策においては、無駄な移動を極力減らすことも大切なことだと思います。
伊丹空港から空港リムジンバスに乗り、京都駅八条口へ。
アパホテル京都駅前があるのは反対側の烏丸中央口なので、八条口から烏丸中央口へは南北自由通路を通って行きます。
京都駅周辺は夜の町ではないというのもポイントです。駅周辺は人出が多いから感染リスクが高いかと思いきや、行き交う人は真面目なビジネスマンが中心。ビジネスマンのマスク着用率は非常に高いので、逆に安心して出歩くことができました。
京都滞在中の朝食・夕食は、コロナ対策のため外食はなるべく控え、できる限りスーパーを利用しました。ホテル周辺にはグローバルキッチン(スーパー北野)、エビスク、成城石井があるので、買い物するのに便利です。
ホテル情報・予約
ホテル名 | アパホテル 京都駅前 |
住所 | 京都府京都市下京区西洞院通塩小路下ル南不動堂町806 |
アクセス | JR京都駅まで徒歩5分、地下鉄烏丸線京都駅まで徒歩3分 |
時間 | チェックイン 15:00/チェックアウト 11:00 |