フィリピンのセブ島は、日本から5時間のフライトで行ける人気のビーチリゾートです。美しい海と大自然が魅力のセブ島には、南国リゾートを満喫できるアクティビティがいっぱい!野生のサメと一緒に泳げるジンベイザメウォッチングをはじめ、美しい島々を巡るアイランドホッピング、可愛いメガネザルに会えるボホール島といった観光が楽しめます。
セブ島は他のリゾート地に比べて物価が安いので、カジノやマッサージ、グルメ、ショッピングが手頃な価格で楽しめちゃうのも魅力です。今回は実際にセブ島を観光して分かった、おすすめの観光プランや地図、観光に必要な日数を紹介していきます。
セブ島観光に必要な日数
日本から直行便でわずか5時間の近さにあるセブ島は、思い立ったらすぐに行けるのが魅力のリゾート。LCCのセブパシフィック航空が飛んでいるため、航空券はセールを狙えば往復2万円台から手に入ります。そんなセブ島の観光に必要な日数は、3泊4日(フライトによっては2泊4日)もあれば十分に楽しむことができます。セブ島では大型リゾートホテルに泊まり、非日常のリゾートライフを楽しむが醍醐味。観光スポットをあちこち巡るのではなく、ホテル内のプールやプライベートビーチでのんびりと過ごし、以下のようなアクティビティに参加するのが一般的な旅行プランです。
セブ島では日帰り観光と組み合わせて旅行プランを立てよう。
①ジンベイザメウォッチング 野生のジンベイザメとシュノーケリングが楽しめる大人気のアクティビティ。
②アイランドホッピング ボートに乗って小さな離島を巡り、シュノーケリングやBBQを楽しむ定番アクティビティ。
③ボホール島観光 絶景のチョコレートヒル、世界最小のメガネザル「ターシャ」が見られる自然豊かな島。
④セブシティでショッピング&カジノ リゾートホテルの集まるマクタン島は遊べるスポットが少ないため、橋でつながっている本島のセブシティへ。
セブ島観光の治安は大丈夫?
フィリピンと聞いて「治安は大丈夫なの?」と不安になる人もいるのではないでしょうか。セブ島はフィリピンの中でも比較的治安が良いとされていますが、十分に気を付ける必要はあります。リゾートだからといって、ハワイと同じに考えるのはNG。セブ島ではまだまだ貧しい暮らしをしている人も多いので、ホテルから一歩外に出ればストリートチルドレンや物乞いを見かけます。ちょっとした移動でもタクシーを使ったり、オプショナルツアーを利用して観光するのがおすすめです。
セブ島は、リゾートホテルの集まる「マクタン島」と橋でつながった「セブ本島」の2つに分けられます。いずれも観光客が行かないようなローカルエリアには近づかない方が良いでしょう。マゼランクロスなどの観光名所が集まるダウンタウンは、治安があまり良くないと言われてますが、昼間に観光する分には問題のないレベルでした。残念ながらスリやひったくりなどの軽犯罪に巻き込まれるケースもあるので、携行品損害補償の付いた海外旅行保険に入っておいた方がいざという時も安心です。
セブ島のおすすめ観光スポットの地図
①サンペドロ要塞 ②マゼランクロス ③サントニーニョ教会 ④アラヤモール ⑤SMシティモール
①ヒルトゥガン島 ②パンダノン島 ③ナルスアン島 ④カオハガン島 ⑤オランゴ島
①ジンベイザメウォッチング(オスロブ) ②ボホール島 ③シャングリラ マクタン リゾート&スパ
①ウォーターフロント セブシティ ホテル&カジノ ②ウォーターフロント エアポート ホテル&カジノ ③クラウンリージェンシー ホテル&タワーズ
セブシティ観光
リゾートのイメージが強いセブ島ですが、本島のセブシティには「サンペドロ要塞」「マゼランクロス」「サントニーニョ教会」という歴史的な観光名所があります。この3か所はいずれもダウンタウンにあるので、まとめてタクシーで行くのがおすすめ。リゾートエリアとは雰囲気が異なり、東南アジアならではのディープさが感じられるエリアです。
サンペドロ要塞
サンペドロ要塞は、スペイン統治時代に建てられたフィリピン最古の要塞です。完成までには150年以上もかかったそうで、石造りで頑丈な要塞はなかなか見応えがあります。
入場してすぐ目に入るのは、スペイン統治時代の風刺画。
アメリカ統治時代には兵舎として、日本軍占領下では捕虜収容所として使われていた要塞。まさにフィリピンの激動の歴史を象徴するスポットですね。
古い大砲も残っています。
要塞から見下ろした公園。サンペドロ要塞の入場料はたったの30ペソ(約70円)なので、お財布の負担にならないのが嬉しいです。
マゼランクロス
マゼランクロスは、1521年に冒険家のマゼランが建てた木製の十字架です。サンペドロ要塞からは徒歩5分ほどの場所にあり、こちらの八角形の建物の中に十字架が立っています。
十字架が立っているのは、マゼランが最初にキリスト教徒の洗礼を行ったとされる場所。当時は万病に効くと信じられていたそうで、十字架を削って持ち帰ってしまう人が後を絶たなかったんだとか。真上には美しい天井画が描かれていました。
サントニーニョ教会
マゼランクロスの見学が終わったら、すぐ目の前にあるサントニーニョ教会の入口へ。
入場すると大量の赤いロウソクが目に入ります。信者の人たちがお祈りのために灯をともしていました。
教会前の広場はちょっとした記念撮影スポットに。
サントニーニョ教会は、スペイン統治時代の1565年に建てられたフィリピン最古の教会です。「サントニーニョ」とは、幼きイエス・キリストのこと。想像していたよりもずっと立派な教会だと感じました。
教会内部では、ガラスのシャンデリアと黄金の主祭壇が目を引きます。天井には美しい宗教画が描かれていました。
入口そばに立つキリスト像。フィリピンではキリスト教を信仰している人が多いため、地元の人がひっきりなしに参拝に訪れていましたね。
敷地内にはスペイン風のパティオ(中庭)と噴水も。サントニーニョ教会とマゼランクラスはどちらも入場無料です。
アヤラモール
続いて紹介するのは、セブ島の二大ショッピングモール「アヤラモール」と「SMシティモール」です。セブシティの観光スポットを巡ったついでに、ショッピングモールで買い物や食事を済ませると効率が良いですよ。
アヤラモールは地下1階から地上4階までの本館と、中庭を囲むようにレストランが並ぶ新館「ザ・テラス」で構成されています。営業時間は月~木 10~21時、金・土 10~22時なので、夜遅くなっても困りませんでした。
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アヤラモールには、セブ島でも指折りの大型スーパー「メトロスーパーマーケット」が入っています。生鮮食品や日用品をはじめ、お菓子、調味料、コスメといったバラマキ用のお土産になりそうなアイテムまで品揃えは豊富です。
セブ島のお土産と言えば、ドライマンゴーは欠かせませんよね。お土産は空港で買うよりも断然安いので、ここで一気に買い物を済ませちゃいましょう!
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そしてセブ島で両替するなら、アヤラモールに入っている両替所がおすすめ。市場レートとほぼ変わらないという奇跡的なレートで両替することができました。
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SMシティモール
SMシティモールは、アヤラモールから車で10分ほどの場所にあります。営業時間は11~19時まで。アヤラモールよりもさらに店舗数が多く、飲食店やアパレルブランド、スーパー、ドラッグストアなどが500店以上も入っていました。
SMシティモールは、本館のメインウイングと北館のノースウイングで構成されています。
地下1階には「SMスーパーマーケット」が入っており、こちらも食料品から日用品まで品揃えが豊富。もちろんお菓子や調味料などのお土産も購入できます。
1階のお土産屋さん「KULTURA」は忘れずにチェックしたいところ!セブ島にはちゃんとしたお土産屋さんが少ないので、センスと質の良いお土産を買うならココが一番おすすめです。
飲食店は1階と地下階に多く集まっています。アヤラモールにはないレストランもあり、人気店のランチとディナータイムは行列が出来るほど賑わっていました。
アイランドホッピング
続いては、南国リゾートを満喫できる観光プランを紹介していきます。セブ島でトップクラスの人気を誇るアクティビティと言えば、アイランドホッピング!フィリピン伝統のバンカーボートで周辺の離島をいくつか巡って、シュノーケリング体験や綺麗なビーチでのんびりと過ごしたり、BBQランチを楽しむアクティビティです。
ツアーによって内容は異なりますが、今回参加したツアーはマクタン島の港を9時頃に出航し、ヒルトゥガン島とパンダノン島を巡るものでした。波の音と南国の風を感じながら島へ向かっているだけで、テンションが上がります!
絶好のシュノーケリングスポットとして有名なヒルトゥガン島。海は抜群の透明度を誇っており、カラフルな熱帯魚と一緒に泳ぐことができます。
海中をちょっと覗いただけで魚がいっぱい!まるで水族館に来ているみたいですね~。
パンダノン島は、白い砂浜とエメラルドグリーンの海が美しい島です。引き潮になるとサンドバーが現れるため、「天国に一番近い島」とも言われています。
美しいビーチ以外は何もありません。のんびりと過ごす贅沢な時間を堪能できました。
お待ちかねのランチタイムは、新鮮なシーフードや焼き鳥が食べられるBBQです。アイランドホッピングは全てお任せで楽しめるので、旅慣れていない人でも気軽に参加できますよ。
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シュノーケリング/ダイビング
大小7,000以上もの島々から成り立つフィリピンは、世界屈指のシュノーケリング&ダイビングスポット。本格的に楽しむのであればオプショナルツアーの方が良いですが、気軽にトライするならホテルのプライベートビーチでも十分に楽しむことができます。
セブ島にはプライベートビーチを持つホテルがいくつかありますが、中でも屈指の美しさを誇るのが「シャングリラ マクタン リゾート&スパ」です。
シャングリラのプライベートビーチは、なんと海洋保護区に指定されているんです。ライフセーバーが常に監視しているので、初心者や小さなお子様も安心して楽しめるのが◎。
マリンアクティビティのレセプションで、シュノーケルセットをレンタルしたり、ダイビングを申し込みます。ライフジャケットは無料で使用OK。
シャングリラのビーチは浅瀬なのに、アイランドホッピングで見たようなカラフルな熱帯魚がいっぱい泳いでいました。
餌をあげると魚がうじゃうじゃ寄ってきます。
水深の深いところでは、なんと魚の大群にも遭遇しました。気軽にシュノーケリングやダイビングを楽しみたいという方は、シャングリラホテルに滞在するのが手っ取り早いですね。
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マリンアクティビティ
年間を通して温暖な気候のセブ島では、いつでもマリンアクティビティを楽しめるのがポイント。爽快感抜群のパラセーリング、定番のバナナボート、スピード感がたまらない水上スキーといったマリンスポーツが気軽に楽しめます。リゾートホテルで直接申し込んだり、オプショナルツアー会社から事前に予約することができます。
【KKday】セブ島3種類のマリンアクティビティ体験セット(約7,000円)
【KLOOK】セブ島ウォータースポーツ・アクティビティ3in1パッケージ(約7,000円)
【ベルトラ】セブ島マリンスポーツ・アクティビティ体験
ジンベイザメウォッチング
セブ島を訪れたら絶対に外せないのが、ジンベイザメウォッチングです!野生のジンベイザメとのシュノーケリングが楽しめる夢のような体験ができます。ジンベイザメと泳げるのは午前中のみなので、自力で行くのは大変。ツアーに参加すれば、朝3~4時頃に車で迎えに来てくれるので楽ちんです。
送迎車の中で寝ていると、3時間ほどでジンベイザメと泳げる「オスロブ」という町に到着しました。ビーチから美しいサンライズを望む特別な時間。
ライフジャケットとシュノーケルマスクを身に着け、ボートに乗り込みます。
ビーチから10~20メートルほどの沖合が、ジンベイザメのウォッチングスポットです。海に入ると、目の前にジンベイザメが…!!
水族館で見たジンベイザメが、まさか自分の目の前にいるなんて信じられません。ジンベイザメは海面のギリギリまでやって来るので、泳ぎが上手でなくても十分に楽しめますよ。
ジンベイザメとの素敵なシュノーケリング体験を終えたら、次はツマログの滝へ。滝つぼで記念撮影をしたり、肌の角質を食べてくれるドクターフィッシュを楽しみます。
朝食タイムの後は、スペイン統治時代の遺跡が残るオスロブヘリテージパークへ向かいます。八角形の塔が印象的なオスロブ教会、バルアルテと呼ばれる要塞跡などを見学し、ホテルへと帰りました。