ソウル中心部の三清洞エリアには、北村韓屋村(プッチョンハノンマウル)という美しい街並みが見られるスポットがあります。歴史ある伝統家屋が立ち並んでいるので、大都会に居ながらにしてタイムスリップしたかのような気分が味わえちゃいます。このレトロな街並みを背景に、民族衣装の「チマチョゴリ」を着て記念撮影するのも楽しみの一つです。
北村韓屋村のある三清洞エリアは広いので、効率良くルートを回るのが観光のポイント。そこで今回は、北村韓屋村の行き方、おすすめの観光コース、絶景スポットの「北村八景」など、実際に訪れて分かった情報を詳しく紹介していきます。
北村韓屋村について
北村韓屋村がある三清洞(サムチョンドン)エリアは、ソウル一番の繁華街である明洞の北に位置する「景福宮」と「昌徳宮」の間に位置しています。このエリアは、朝鮮王朝時代に王族や官僚が住んでいたところ。そのため韓国の伝統家屋「韓屋」というお屋敷が、現在でも多く残っているんです。大ヒットドラマ「冬のソナタ」など数々のドラマ・映画のロケ地としても有名なので、ロケ地巡りも楽しめちゃいます。
所要時間
北村八景と呼ばれる絶景フォトスポットを巡るのが、北村韓屋村の定番観光です。北村一景から八景を全部見て回ると、観光にかかる所要時間は2時間以上が目安となります。少し離れている一景と二景をカットすれば、1時間半程度で回れます。お洒落な雑貨店をのぞいたり、ランチを食べるのであれば、その分の時間もプラスしておきましょう。人気の「景福宮」とセットにして観光すると、さらに効率良く観光できますよ。
北村韓屋村~三清洞通りの地図
おすすめの観光コースは、地下鉄の安国駅からスタートして北村三景~八景を回るルートです。北村一景と二景は少し遠いので、時間があれば訪れてみてはいかがでしょうか。
①~⑧:北村一景~八景
☆印:チマチョゴリ(韓服)のレンタルショップ
北村韓屋村でチマチョゴリをレンタルしよう
北村韓屋村では、民族衣装のチマチョゴリ(韓服)を着て写真撮影するのが大ブーム!チマチョゴリは近隣のレンタルショップで借りることができますが、旅行サイトのKKdayで予約していくとさらに安く借りられます。日本語で予約できるうえに、前日までキャンセルできるのもポイント。メインストリートにあって便利なのは「Oneday Hanbok」、激安でレンタルできるのは「ハンボクナム」というレンタルショップです。
北村韓屋村への行き方
北村韓屋村の最寄り駅は、地下鉄3号線・安国(アングク)駅の2番出口です。2番出口を出ると、メインストリートの「北村路」があります。
景福宮から向かう場合は、光化門を出て左側(東方面)へ歩いていくと安国駅に着きます。景福宮から安国駅までは徒歩7~8分ほど。
北村韓屋村の行き方で一番おすすめなのは、感古堂キルを通って行くルートです。安国駅の1番出口を出て西に100mほど歩き、交差点を右に曲がると感古堂キルがあります。
感古堂キルは、韓流ドラマのロケ地としてもよく使われる場所。そのためとっても雰囲気が良く、写真映えするストリートです。
中でも一際人気だったのが、老夫婦のウォールアート。素敵ですね!
感古堂キルから一本入ったところには、トッポッキ鍋の専門店モッシドンナ(三清洞本店)があります。チーズや海鮮のトッポッキ鍋が、5,000ウォンとリーズナブルに食べられちゃうんです。超人気店なので、時間を少しずらして訪れるといいかも。
モッシドンナから100mほどのところには、北村観光案内所があります。ここで貰える無料の観光マップは分かりやすいので、立ち寄っておくといいでしょう。
観光案内所の通りを東へ進み、メインストリートの北村路へ向かいます。
北村路に突き当たったら、左へ曲がります。
北村路をしばらく北方向へ歩いていくと、こちらの雑貨店が見えてきます。
雑貨店を通り過ぎると、レンガ造りのドンミ薬局が見えてきます。この薬局が北村韓屋村の入口の目印となります。
北村韓屋村~三清洞通りを観光してみました
【北村三景】カフェ洞11番地一帯
ドンミ薬局を少しだけ通り過ぎ、右側の小道を上がっていくと三景があります。北村一景と二景は遠いですが、三景はサクッと行けるのでついでに見ておくといいかもしれませんね。
またドンミ薬局まで戻り、北村韓屋村の入口から北村四景を目指します。ここからはけっこう急な坂道を上っていくので、ちょっとしんどいかも。
【北村四景】カフェ洞31番地
四景からは、瓦屋根が並ぶ美しい街並みを望むことができました。ちなみに北村韓屋村は住民が実際に生活してる場所なので、マナーを守りなるべく静かに観光して下さいね。
【北村六景】カフェ洞路地上り
五景と六景の周辺は、一番写真映えする街並み。たくさんの観光客とすれ違いました。
【北村五景】カフェ洞路地下り
本当にドラマの世界みたい!立派なお屋敷ばかりで、どこを撮っても映えます。
やっぱりレトロな街並みとチマチョゴリは可愛いですね~!
【北村七景】カフェ洞31番地
七景のあたりもなかなか良い感じの写真が撮れました。
七景からは、街のシンボル「Nソウルタワー」も見えました!
七景から高台の路地を150mほど歩くと、三清洞石段があります。ちょっと見つけにくいのですが、「岩盤階段に行き方」という怪しい日本語の書かれた看板が立っています(笑)
【北村八景】三清洞石段
けっこう急な階段を下っていった辺りが八景です。ここも風情がありますね~。
階段からはナイスビュー!真下に見えるのは三清洞通り。
階段を下りきると、三清洞通りに出ました。
三清洞通りは、飲食店や雑貨店が並ぶおしゃれストリート。韓屋をリノベーションした店が多いので、とっても雰囲気が良かったです。
階段を下りてすぐ向かい側には、三清洞スジェビという「すいとん」の名店があります。営業時間は11:00~21:00。
看板メニューのスジェビは8,000ウォン、ジャガイモチヂミは8,000ウォン。すいとんはツルツルッとした食感で、あっさりと食べやすかったです。
帰りは三清洞通りをひたすら南下し、安国駅まで戻りました。
まとめ
北村韓屋村はさすが映画・ドラマのロケ地なだけあって、レトロな雰囲気が楽しめる素敵なスポットでした。中心部から地下鉄ですぐにアクセスできちゃうのも北村韓屋村の魅力だと思います。せっかくレトロな街並みを散策するなら、可愛いチマチョゴリも合わせて楽しみたいところ。景福宮はチマチョゴリを着ていくと入場無料になるので、北村韓屋村とセットで観光するのがおすすめです。ゆっくり撮影するなら4時間レンタルですが、サクッと済ませたいなら1.5時間レンタルでもいいかもしれませんね。