ハワイ・オアフ島のハナウマ湾は、カラフルな熱帯魚とシュノーケリングできる人気スポットです。ハナウマ湾はワイキキから30~40分ほどの場所にあり、バス・タクシー・レンタカーでアクセスできます。今回私達は、一番安いザ・バスの22番を利用してハナウマ湾へ行き、個人でシュノーケリングを楽しんできました。
ハナウマ湾でのシュノーケリングには、知っておきたいポイントがいくつかあります。ハナウマ湾で禁止されていること、ザ・バスを利用したハナウマ湾への行き方、おすすめの時間帯、持ち物や貴重品の管理など、実際に体験して分かったことを詳しく紹介します。
ワイキキからハナウマ湾へザ・バスでの行き方
ワイキキからハナウマ湾へはタクシーやレンタカー、オプショナルツアーで行くこともできますが、料金が一番安いザ・バスで行くのがおすすめです。ザ・バスはオアフ島内を走る路線バスのことで、観光客でも気軽に利用できます。
ザ・バスの料金
ザ・バスの料金は走行距離に関係なく、片道2.75ドル(6~17歳と65歳以上は1.25ドル)、1日乗り放題券5.5ドルと格安です。※2018年1月1日より料金が値上げされました。
ザ・バスの始発時間・時刻表
ワイキキからハナウマ湾行きバスの始発時間は、平日(火曜除く)は8:00発→8:37着、土曜は8:15発→8:53着、日曜は8:20発→8:55着、祝日は8:20発→8:58着です。※火曜はハナウマ湾の休園日なので、バスはハナウマ湾に停車しません。
所要時間は約40分、運行間隔は平日(火曜除く)が1時間に1本、土日祝日が30分に1本です。平日は運行本数が少ないので、あらかじめ時刻表を確認してから行きましょう。
ザ・バスの時刻表はバス停に表示されていないので、専用アプリのDa Bus(ダ・バス)を使うと便利です。どのバスがどこにいて、何分後に着くのか分かるお役立ちアプリです。iPhoneとAndroidの両方に対応していますから、あらかじめダウンロードしておくといいでしょう。
ワイキキのバス停からハナウマ湾へ
ワイキキからハナウマ湾へ向かうバスは22番で、行き先に「22 The Beach Bus」と書かれています。始発のバス停である、ホテル ラ クロワ ワイキキ(旧ワイキキ ゲートウェイ ホテル)前の停留所「Kalakaua Av + Opp Olohana St」から乗車するのがおすすめです。
ホテル ラ クロワ ワイキキ前の「Kalakaua Av + Opp Olohana St」停留所は、メインストリートのカラカウア通り沿いにあります。バス停の看板には「22」と書かれているので分かりやすいですね。
22番バスは運行本数が少ないうえに人気路線なので、始発のバス停から乗るのが確実です。バスに間に合うか心配な方は、ホテル ラ クロワ ワイキキに宿泊すると良いでしょう。手頃な価格で泊まれるので、ハナウマ湾で遊び倒してくるにはぴったりのホテルですよ。
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私達も始発のバスに乗り、40分ほどでハナウマ湾に到着しました。ハナウマ湾のバス停は入口前と駐車場内の2か所ありますが、駐車場内のバス停「Hanauma Bay Nature Park」で下車するのが一番ビーチに近いです。
バスを降りると、目の前にはハナウマ湾展望台があります。
展望台からは美しいビーチを一望することができます。ちなみに駐車料金の1ドルを払えば、ハナウマ湾に入場しなくても景色を眺められるので、レンタカーでのドライブにもぴったりのスポットとなっているんですよ。
展望台から左方向へ進み、エントランスへ向かいます。
途中には綺麗なトイレがあり、更衣スペースも併設されています。
ほどなくすると駐車場が見えてきます。
駐車場横にある、エントランス&チケット売り場に到着しました。
ハナウマ湾の入場料・定休日・時間について
ハナウマ湾は自然保護区に指定されているため、普通のビーチとは違い入場料が7.5ドルかかります。一度入場すれば時間は無制限で遊べるので、それほど高くないかと思います。
入場料を支払うと、時間の記載されたチケットがもらえます。これは入場者全員に鑑賞が義務付けられている、環境保護ビデオの上映時間です。このビデオを見なければビーチへは行けませんので、時間になったらシアター前に集合しましょう。
入場料
7.5ドル(12歳以下は無料)
※現金とクレジットカードでの支払いが可能です。
営業時間とおすすめの時間帯
夏季 6:00~19:00
冬季 6:00~18:00
ハナウマ湾を訪れるおすすめの時間帯は、朝一番です。特にハイシーズンはチケット売り場に行列ができ、入場まで1時間待ちということもあります。ワイキキからバスに乗れないほど混んでいる場合もあるので、バスは始発に乗るのがおすすめです。
朝8~9時頃を目指して行けないのであれば、時間をずらして午後を狙うのもありです。午後になると帰る人が出てくるので、チケット売り場も空いていましたよ。
定休日
火曜日、クリスマス(12/25)、元旦(1/1)
※悪天候などにより、突然休園する場合もあります。
ハナウマ湾でシュノーケリング
チケット売り場を通って入場すると、まずエデュケーションセンターがあります。サンゴなどハナウマ湾の自然に関する展示がなされており、上映時間まで展示物を見ながら時間を潰せるようになっています。
エデュケーションセンターには、お土産ショップとスナックショップが併設されています。ハナウマ湾で買い物できる場所はここだけです。マリングッズや食べ物、飲み物が欲しい場合はここで買い物を済ませておきましょう。
時間になったらシアター前に集合し、係員にチケットを渡します。
ビデオは約10分間、英語で上映されます。日本語を含め7か国語対応のヘッドセットが貸し出されているので、言葉が分からなくても大丈夫です。
ビデオの内容は、ハナウマ湾での禁止事項や遊び方について。ビーチでは水溶性の日焼け止めやサンオイルの使用が禁止されているほか、飲酒や喫煙もNGです。また魚に餌を与えたり、砂・サンゴ・貝殻など自然物の持ち出し、サンゴ礁に触る・座る・歩くといったことも厳しく規制されています。ルールをしっかり守り、楽しく遊んで下さいね。
ビデオ鑑賞後は、坂を下りてビーチへ向かいます。この坂を上り下りする「ハナウマベイトロリー」が運行しているので、歩くのが面倒な方は利用すると良いでしょう。
トロリーの料金は、下り・上りともに1.25ドル、1日乗車券は2.50ドルです。
たいした坂でもないので、私達は歩いて行きました。
坂を下って行く途中には、美しいハナウマ湾が一望できます。絶好の撮影スポットですね!
ビーチは綺麗な弧を描いており、海はキラキラと透き通っていました。この景色が見れただけでもハナウマ湾に来た甲斐があった~。
ここは岩礁にぽっかりと空いた「キーホール」と呼ばれる場所。砂地なので初心者やお子様連れも遊びやすいポイントですよ。
ビーチの管理は行き届いており、ライフガードも常駐しているので安心して遊べます。
ご覧の通りの賑わいぶり!
砂浜にはゴミ一つ落ちておらず、海の透明度も抜群です。ちょっと海に入っただけで、水族館にいるような熱帯魚があちこちで泳いでいるではありませんか!私達もついつい夢中になって遊んでしまいましたね(笑)
ビーチにはトイレと更衣スペースがあります。
シャワーも完備。
インフォメーションセンターもあるので、分からないことがあればここで聞きましょう。
シュノーケリングの持ち物とレンタル料金
ハナウマ湾でシュノーケリングする際の持ち物は、水着、ラッシュガード、ビーチサンダル、シュノーケルセット、フィン、レジャーシート、タオルなどです。サンゴにぶつかって足を傷つけないように、マリンシューズもあれば良いと思います。
道具を持っていない方はシュノーケルレンタルショップで、レンタルすることもできます。ただしレンタル料金は結構高いので、自分で買って行った方が経済的です。フィンはなくても、最低限シュノーケルセットだけあれば楽しめますよ。
ハナウマ湾のレンタル料金は以下の通りです。デポジット(保証金)として、50ドル(現金・クレジットカードどちらでも可)、パスポート、ダイビングライセンスのいずれかが必要となります。
- プラチナムパッケージ(ニンジャマスク、フィン):40ドル
- プレミアムパッケージ(ドライシュノーケル、マスク、フィン):20ドル
- マスク&ドライシュノーケル:12ドル
- フィン:9ドル
ワイキキのスーパー等では、シュノーケルとマスクのセットがたくさん売られています。ABCストアやコココーブをはじめ、ロングスドラッグス、フードパントリー、ドン・キホーテ、ウォルマート、ターゲットなど主要なお店には必ずと言っていいほど売られています。
相場は大人用セットで7~14ドルほど、ウォルマートの品揃えが一番多かったですね。私達もウォルマートで約14ドルで購入しましたが、安くてもきちんと使えましたよ。シュノーケルセットを現地で入手する時間がない方は、日本で購入して行くといいでしょう。
レジャーシートや浮き輪なども売られています。ホテル近くにあったABCストアでは、ビーチマットが3.99ドルと格安でした。
ロッカーと貴重品管理
レンタルショップにはロッカーがあるので、荷物や貴重品を預けたい場合はこちらを利用しましょう。料金はロッカー(小)が8ドル、ロッカー(大)が10ドルです。
私達はロッカーを使用せず、レジャーシートの上に着替えやタオルを置いて遊びました。現金やカメラ、ホテルのルームキーといった貴重品は、防水ポーチに入れて身に着けていました。カメラがちょっと心配でしたが、長時間海に入っても全く濡れませんでしたよ。
ハナウマ湾でのランチ
ハナウマ湾のビーチには、海の家やレストランのような場所はありません。エントランスに1か所だけ売店(スナックショップ)があり、軽食・お菓子・飲み物などを購入できます。お昼をまたいで遊ぶ場合は、ランチの準備をして行くと良いでしょう。私達はあらかじめ軽食と飲み物を用意し、ワイキキに戻ってからランチを食べました。
ハナウマ湾からワイキキへの帰りのバス停
ワイキキへ帰るバスは、行きと同じバス停から乗ります。帰りのバスは「22 WAIKIKI BEACH & HOTELS」と書かれていますから、間違って他のバスに乗らないように。ハイシーズンは混み合ってバスに乗れないこともあるので、少し早めに待っていると良いでしょう。
まとめ
個人でハナウマ湾に行くのが不安だという方は、オプショナルツアーを利用するのがおすすめです。ツアーならシュノーケルセットのレンタルが付いているからお得ですし、送迎付きなのでザ・バスと違って乗れないこともないですしね。
今回私達は、バス停から歩いて10分ほどのイリマホテルに泊まっていましたが、始発のバスには問題なく間に合いました。朝早く出掛けるのが心配な方は、バス停の目の前にあるホテルラクロワに泊まると良いでしょう。この周辺にはお手頃なホテルが多くあるので、ハナウマ湾だけでなく、ハワイ観光を楽しむにはおすすめの立地ですよ。