ウズベキスタン旅行の両替はどうする?日本円・ドル・両替場所を実体験で解説

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ウズベキスタン旅行で気になるのが、「現地のお金はどうやって用意するの?」という両替の問題です。日本円を持って行けばいいのか、米ドルに替えてから持参するのか、それともATMで現金を引き出すのか、迷う人も多いのではないでしょうか。

今回、12泊14日のウズベキスタン旅行をした私たちは、日本で米ドルを用意し、現地でスムへ両替する方法を選びました。旅行中は空港やホテルでの両替、クレジットカード払いも実際に利用し、それぞれの使いやすさや手数料、レートを比較しています。

この記事では、通貨「スム」の基本から、日本円と米ドルのどちらを持参するのがおすすめなのか、両替できる場所、実際の両替レート、余ったスムの再両替、旅行に必要な現金の目安まで、ウズベキスタン旅行のお金事情を実体験をもとに詳しく解説します。

※本記事の内容は、2026年5月に訪れた際の情報をもとに記載しています。料金やサービス内容は変更される可能性がありますので、最新情報は公式サイトなどでご確認ください。

目次

ウズベキスタンの両替はどうする?

ローカルな場所では現金しか使えない

ウズベキスタンでは、現金を中心に、クレジットカードを補助的に使う支払い方法がおすすめです。現金については、日本で米ドルを用意し、現地でスムへ両替するのが基本。ウズベキスタンは現金払いが多いため、クレジットカードだけに頼らず、現金を使う前提で旅行の準備をしておくことが大切です。

実際にウズベキスタンを旅行して、想像していた以上に「現金社会」だと感じました。クレジットカードは、一部のホテルや主要な観光スポット、観光客向けのレストラン、大手スーパーなどでは利用できますが、ローカルな飲食店や商店などでは、現金しか使えないところがほとんどです。

また、1週間程度の短期旅行なら、到着時に空港で必要な現金をまとめて両替しておくと便利。ウズベキスタンは街中に両替所が少なく、滞在中に両替する場所を探す手間がかかるためです。私たちも旅行中の両替は、到着時の空港と滞在中に訪れたホテルの2回だけでした。

ウズベキスタンの通貨「スム」とは?

ウズベキスタンの通貨はスム(UZS)です。日本ではほぼ流通していないマイナー通貨のため、日本国内でスムを両替するのは難しく、基本的には現地で用意することになります。

スムは、インフレの影響もあり桁数が非常に多いのが特徴。慣れないうちは計算を間違えたり、お釣りの金額を確認しにくかったりするので注意が必要です。実際に私たちも、支払いの際に渡す紙幣を間違えてしまい、トラブルになりかけて冷や汗をかきました。

スムを日本円に換算する簡単な方法

旅行中は、スムを日本円にいちいち換算するのも大変です。2026年5月の旅行時は、1,000スム=約14円が目安でした。ざっくり計算するなら、スムの下3桁の「0」を3つ消して、1.3~1.4倍すると日本円に近い金額になります。

  • 10,000スム → 約140円
  • 50,000スム → 約700円
  • 100,000スム → 約1,400円

ウズベキスタンの紙幣の種類

紙幣は、高額なものから20万・10万・5万・2万・1万スムがあり、このほかに5,000・2,000・1,000スムの少額紙幣があります。実際に旅行中によく使ったのは、5万・2万・1万スム紙幣でした。

特に現地で使っていて感じたのが、2万スム札は日常の支払いで使いやすい額面だったこと。為替レートだけを見ると2万スムは約280円ですが、現地の物価を考えると、日本の1,000円札に近い感覚で使っていました。

一方、10万スム札は日常の支払いでは大きな額面です。日本円に換算すると約1,400円ですが、現地の物価を考えると、少額の買い物で気軽に使うような紙幣ではありません。日本でいう5,000円札や1万円札のように、高額紙幣として扱う感覚に近いと感じました。

なお、2,000スム以下のような細かい金額は、きっちり精算せず、切り上げ・切り捨てで処理されることがほとんど。例えば、102,000スムの支払いでも、「10万スムでいいよ」と2,000スム分をまけてくれることもありました。

ウズベキスタンの両替は「円」と「ドル」どっちがおすすめ?

ヒヴァのカラ巡りツアーはドル払い

では、なぜ日本円ではなく米ドルを用意するのでしょうか。一見すると、日本円をそのままスムへ両替したほうが、途中でドルに替える必要がないため簡単そうに思えます。ところが、実際に両替してみると、「円 → ドル → スム」のほうがレート面で有利でした。

私たちの場合、外貨宅配サービスでの円 → ドル両替によるレート差は約1%、現地でのドル → スム両替は約0.5%で、合計の負担は約1.5%でした。一方、タシケント空港で日本円 → スムへ直接両替する場合は、市場レートと比べて約15%もの差がありました。

さらに、帰国後にクレジットカードの利用明細を確認すると、手数料やレート差を含めた負担は約3~4%でした。こうした実体験から、日本円を直接スムへ両替するよりも、日本で米ドルを用意し、現地でスムへ両替する方法をおすすめします。

※以下の数字は、2026年5月の旅行時に利用・確認したレートや手数料、および当時の条件をもとにした目安です。利用するサービスやカード会社、為替レートなどによって異なるため、現在の負担額とは異なる場合があります。

両替・決済方法手数料・レート負担の目安
円 → ドル → スム約1.5%
円 → スム約15%
クレジットカード払い約3~4%
現地ATMキャッシング約5%
ウズベキスタン旅行の両替・決済方法の比較

日本で米ドルを用意する場合は、都心部にある両替所を利用するほか、近くに両替所がない場合は宅配型の外貨両替サービスを利用する方法もあります。今回は「エクスチェンジャーズ」という外貨宅配サービスを利用して、あらかじめ日本でドルを用意していきました。

また、現地では米ドルで支払える場面も多く、ドルを持っていると何かと便利でした。ドルでの支払いを求められることもあり、スムよりもドル払いのほうが喜ばれることも。実際に、宿泊代やタクシーチャーター、ツアーの支払いなどに約330ドルを利用しました。

ただし、ドルを持参する際は、できるだけ新しく、きれいな紙幣を用意するのがポイント。破れや汚れのある紙幣は、受け取ってもらえないことがあります。いざというときのために、5ドルや10ドルなどの少額紙幣も用意しておくと安心です。

ウズベキスタンで両替できる場所はどこ?

タシケント空港の両替所

ウズベキスタンで両替できる場所は、空港・銀行・ホテルなど。現地ATMでのキャッシングを利用し、現地通貨を引き出す方法もあります。

両替場所特徴
空港到着後すぐに利用でき、安心・便利
銀行空港とレートに大きな差はない
両替所街中ではあまり見かけない
ホテル意外とレートが良いこともある
ATM街中では少なく、現金切れに注意
ウズベキスタンで両替できる場所一覧

私たちは、到着後すぐに利用できる空港での両替がおすすめだと感じました。ウズベキスタンでは両替レートが管理されているため、空港と銀行でレートに大きな差はありません。そのため、旅行中にわざわざ銀行を探して行くより、空港で必要な分を両替しておくほうが手軽です。

また、意外な穴場がホテルでの両替。ホテルによっては両替に対応しているため、レートを確認してみるのも良いでしょう。実際に利用した際には、まとまった金額を両替したところ、レートを少しサービスしてもらい、空港よりも有利なレートで両替できました。

東南アジアなどでは街中のあちこちに両替所を見かけますが、旅行中にウズベキスタンで両替所を見かける機会は一度もありませんでした。そのため、「街中の両替所を探して、その日のレートを比較しながら両替する」という方法は、ウズベキスタンではあまり現実的ではありません。

意外だったのが、ATMを街中で見かける機会が少なかったこと。事前情報では「現地ATMでキャッシングした」という旅行者の口コミが多かったので、街中にもたくさんあると思っていましたが、実際には思っていた以上に少なくて驚きました。

そのため、人気観光地に設置されているATMには利用者が集中し、現金切れになっていることも。カードの吸い込みトラブルも心配だったため、今回はキャッシングを利用せず、日本から持参した米ドルを必要に応じてスムへ両替して対応しました。

実際にタシケント空港で両替してみた

今回は自宅で保管していた50ドルと、外貨宅配サービスを利用して用意した900ドル、合わせて950ドル(約15万円分)を日本から持参しました。タシケント空港に到着後、米ドルからスムへ両替します。

イミグレーション(入国審査)を通過すると、手荷物受け取りエリアのターンテーブル近くに両替所がありました。そのため、荷物が出てくるのを待っている間に、両替を済ませておくとスムーズです。

この日のドル → スムの両替レートは1ドル=11,940スム。市場レートとの差は約0.5%で、空港の両替所としては驚くほど良心的なレートでした。一方、日本円 → スムのレートは1円=65スムで、市場レートと比べて約15%もの差がありました。ここではまず300ドル分を両替し、受け取ったのはなんと3,582,000スム!とんでもない札束になって返ってきたので、思わず笑ってしまいました。

なお、このタシケント空港の両替所は24時間営業ですが、1日に5回の休憩時間があります。10:30~11:30、14:00~15:00、19:00~20:00、0:00~1:00、4:00~6:00は閉まっているので、深夜や早朝に利用する場合は注意しましょう。ちなみに、両替所のスタッフは驚くほど塩対応(笑)丁寧な接客は期待できませんが、両替自体は問題なくできました。

実際にブハラのホテルで両替してみた

ブハラのアジアホテルで両替

旅行も中盤に差し掛かり、手持ちの現金がだいぶ少なくなってきたため、ブハラのアジアホテルに両替所があると聞いて訪れてみました。ところが、ホテルの地下にあるはずの両替所は、なんと1年前に閉鎖したとのこと。がっくりしていると、ホテルのマネージャーらしき人物から「いくら両替したいの?」と声をかけられました。

「200ドル」と答えると、最初に提示されたレートは1ドル=11,500スム。あまりレートが良くなかったので、丁寧にお断りして帰ろうとしたところ、なぜか呼び止められ、再び提示されたレートは1ドル=12,000スムに跳ね上がっていました(笑)

初日にタシケント空港で両替したときのレートよりやや上回っていたので、迷わず即決。200ドルが2,400,000スムになって返ってきました。結果的に、ウズベキスタン滞在中に両替したのは、タシケント空港とこのアジアホテルの2回だけ。まとまった金額を最初に両替しておいたこともあり、滞在中は追加の両替に何度も足を運ぶ必要はありませんでした。

現金を余したら、再両替ってできるの?

空港出発ロビーの両替所
レートは到着時とほぼ同じ

ウズベキスタンでは、「使い切れなかったスムは再両替が難しい」という情報を事前に見ていたため、現金を余らせたらどうしようと心配していました。ところが、実際にはタシケント空港で問題なくスムを再両替できました。

空港の出発ロビーには両替所があり、スム → 米ドルの両替レートは、市場レートとの差が約0.5%でした。一方、スム → 日本円への再両替もできますが、市場レートと比べて約8%ほど悪かったです。私たちは723,000スムを両替したところ、1ドル=12,050スムのレートで、ちょうど60ドルになって戻ってきました。

少しでも損をしたくないなら、いったん米ドルに戻してから日本で円に両替するほうがよさそうです。ただ、再両替の手間をかけたくなければ、空港でそのまま日本円に替えてしまってもいいでしょう。余った米ドルは、次回の海外旅行用に取っておくのもひとつの方法です。

なお、注意したいのが両替するタイミング。制限エリア内には両替所がなかったため、出国審査を通る前に、余ったスムを両替しておきましょう。

ウズベキスタン旅行に現金はいくら必要?

ウズベキスタン旅行では、クレジットカードに頼りすぎず、ある程度まとまった現金を用意しておくと安心です。以下は、今回の旅行中の支払い経験をもとに、食事代・市内交通費・観光施設の入場料・買い物代など、現地で現金払いする費用を想定した旅行日数別の目安です。

※1人分の目安です。航空券・ホテル代・長距離移動費など、事前に支払う費用は含みません。

旅行日数現金の目安
4泊5日3~4万円
5泊6日4~5万円
7泊8日5~7万円
10日間6~8万円
ウズベキスタン旅行の日数別・現金の目安

ちなみに、私たちは12泊14日の2人旅で、日本で約15万円分の米ドル(950ドル)を用意して持参しました。現地払い分の330ドルを含め、実際に現地で使ったのは770ドル(約12.5万円分)でした。

両替レートが想像以上に良かったため、クレジットカードでの支払いはほとんどしなかったのも、うれしい誤算でした。ATMでのキャッシングも想定して、クレジットカードは複数枚持参しましたが、結局一度も利用せず。滞在中は、必要に応じてドルをスムに両替する方法で、特に不便はありませんでした。

なお、ここで紹介しているのはあくまで「現地で使う現金の目安」です。航空券・ホテル・観光費などを含めたウズベキスタン旅行全体の予算については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

まとめ|ウズベキスタン旅行はスム払いを基本に、ドルとカードは保険として

実際に旅してみると、ウズベキスタンは東南アジアやヨーロッパの国々とは決済事情が大きく異なると感じました。海外旅行では、クレジットカードが使える場面が多く、現金よりもカードのほうが頼りになることも少なくありません。

ところが、ウズベキスタンではその感覚が逆。クレジットカードよりも米ドルのほうが、いざというときに頼りになると実感しました。そのため、ウズベキスタン旅行ではスムでの現金払いを基本に、米ドルを予備として持参し、カードが使える場所ではカードを利用するという、支払い方法の分散がおすすめです。

また、ウズベキスタンは両替所やATMが限られるため、周遊旅行で何度も両替するのは時間のロスにもなります。旅行中に必要になりそうな分はまとめて両替しておき、必要な金額だけを持ち歩くとスムーズです。少しアナログな方法ではありますが、私たちは実際にこの方法で旅行し、特に不便を感じることもなく、安心して旅を続けることができました。

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