全国旅行支援特集!

シェーンブルン宮殿を観光してわかった!行き方・チケット・見どころを徹底解剖

広告
オーストリア
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ウィーン観光のハイライトと言えば、美しく壮大なシェーンブルン宮殿です。ハプスブルク家がひと夏を過ごした夏の離宮で、世界遺産に登録されています。6歳のモーツァルトが初めて演奏し、あのマリーアントワネットが嫁ぐまで育った場所でもあります。マリアテレジア・イエローと呼ばれる鮮やかな黄色の宮殿と、広大な庭園に魅了されることでしょう。

シェーンブルン宮殿は一番人気の観光スポットなので、いつ訪れても混雑しています。チケット売り場や入場口の行列を回避するには、あらかじめポイントを押さえておくのが大切です。今回は、開館時間・所要時間・行き方・入場チケット・シェーンブルン宮殿の見どころなど、実際に訪れて分かったシェーンブルン宮殿観光の情報を紹介していきます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェーンブルン宮殿の開館時間

4/1~6/30 8:30~17:30
7/1~8/31 8:30~18:30
9/1~11/5 8:30~17:30
11/1~3/31 8:30~17:00
※最終入場は閉館時間の45分前まで

シェーンブルン宮殿の所要時間

シェーンブルン宮殿の敷地は広大なので、所要時間は2~3時間が目安となります。宮殿内だけの観光だと60~90分くらいで済みますが、庭園を散策したり、グロリエッテまで歩くとさらに60~90分くらいかかります。

シェーンブルン宮殿の行き方

シェーンブルン宮殿へは、地下鉄4号線に乗りシェーンブルン(Schönbrunn)駅で下車するのが最も分かりやすい行き方です。トラムの10・58番、バスの10A番で行くこともできます。地下鉄4号線が乗り入れる主な駅は「ウィーン・ミッテ駅」や「カールスプラッツ駅」なので、この辺りに宿泊しているとシェーンブルン宮殿まで乗り継ぎなしで行けて便利です。

私達もシェーンブルン宮殿観光のために、ウィーン・ミッテ駅近くのホテルに宿泊していました。ミッテ駅前にある人気ホテル、ヒルトンウィーンなどに泊まっていると朝早くからでも観光しやすいと思いますよ。

ヒルトンウィーンの詳細・料金を確認する
Expedia   Hotels.com
agoda    Booking.com

シェーンブルン駅はウィーン・ミッテ駅からだと8駅目、カールスプラッツ駅からだと6駅目となります。

ウィーン・ミッテ駅から15分ほどでシェーンブルン駅に到着しました。ちなみにシェーンブルン宮殿は、シェーンブルン駅とヒーツィンク駅の中間に位置しているのでどちらの駅からでも行けますが、シェーンブルン駅で下車するのが一般的です。

シェーンブルン駅は新しくて綺麗な建物でした。東口と西口がありますが、西口から出た方がシェーンブルン宮殿の入口に近いです。

西口を出て真っ直ぐ歩き「シェーンブルナー・シュロス通り」という太い通りに出たら、右方向に歩いて行きます。道も分かりやすいですし、たくさんの観光客が同じ方向に歩いているので、迷うことはないかと思います。

シェーンブルン駅から5分ほどで、シェーンブルン宮殿の入口に到着しました。

さすが一番人気のシェーンブルン宮殿、朝一番でもこれだけの観光客で賑わっていました。

スポンサーリンク

シェーンブルン宮殿のチケット売り場

シェーンブルン宮殿の入口を入ったらすぐ左横に、チケット売り場があります。黄色の建物で、看板には「Tickets」と書かれているのですぐに分かります。

この写真を撮影したのは14時頃だったので空いていますが、やはり午前中は行列ができていました。チケットは窓口または自動券売機で購入することができます。

自動券売機は英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、スペイン語のみで、日本語には対応していません。

チケット売り場には、インフォメーションとお土産ショップがありました。インフォメーションでは、日本語の無料パンフレットが配布されています。シェーンブルン宮殿の見取り図とチケットの種類が書かれたパンフレットなので、1枚貰っておくと便利です。

シェーンブルン宮殿の入場チケットの種類・料金

シェーンブルン宮殿の入場チケットは色々な種類があるので、代表的なものをいくつかご紹介します。グランドツアー、クラシックパス、シシィチケットは、一般公開されている40室全てを見学できます。インペリアルツアーは時間がない方向けで、宮殿東側を除く22室を見学できます。インペリアルツアー、グランドツアー、クラシックパスは30分ごとの入場時間指定がありますが、シシィチケットはいつでも入場することができます。

【インペリアルツアー】
シェーンブルン宮殿見学 22室(日本語オーディオガイド付き)
大人:14.20ユーロ 子供(6~18歳):10.50ユーロ

【グランドツアー】
シェーンブルン宮殿見学 40室(日本語オーディオガイド付き)
大人:17.50ユーロ 子供(6~18歳):11.50ユーロ

【クラシックパス】
シェーンブルン宮殿見学 グランドツアー(日本語オーディオガイド付き)+皇太子の庭園+グロリエッテ+迷路庭園+オランジェリー
大人:24ユーロ 子供(6~18歳):15.20ユーロ

【シシィチケット】
シェーンブルン宮殿見学 グランドツアー(日本語オーディオガイド付き)+ホーフブルク宮殿(旧王宮)+王宮家具博物館
大人:29.90ユーロ 子供(6~18歳):18ユーロ
シェーンブルン宮殿優先入場付き。有効期限1年間、各施設1回限りの入場。

シェーンブルン宮殿で行列を回避する方法

1. ホーフブルク宮殿でシシィチケットを購入しておく
ウィーン中心部にあるホーフブルク宮殿を観光予定の方は、前日にホーフブルク宮殿を訪れてシシィチケットを購入しておくのがおすすめです。ホーフブルク宮殿のチケット売り場は空いているのですんなりと購入できます。しかもシシィチケットは優先レーンから入場できるので、入場口でも待ち時間ゼロです。私達もこの方法で入場しました。

2. シェーンブルン宮殿公式サイトから事前予約する
シェーンブルン宮殿公式サイト(英語)からネット予約しておけば、チケット売り場で並んだり、予約時間になるまで無駄に待つことがありません。「インペリアルツアー」「グランドツアー」「クラシックパス」の3つは日時指定して予約する必要があるので、予定が読めない方や時間指定が煩わしい方は「シシィチケット」を予約するのがおすすめです。

3. シェーンブルン宮殿に朝一番または14~15時頃に訪れる
ホーフブルク宮殿には行かないし、ネット予約も出来なかったという方は、比較的空いている朝一番または14~15時頃にシェーンブルン宮殿を訪れてみて下さい。他の時間帯に比べて、それほど並ばずに済むかと思います。

4. オプショナルツアーに参加する
現地でチケットを購入する時間がない方、自力で効率的に見どころを回れるか心配だという方は、オプショナルツアーに参加するという手もあります。ツアー料金には入場料も含まれているので、チケットを購入する手間が省けますよ。

スポンサーリンク

シェーンブルン宮殿の観光レポート

こちらはシェーンブルン宮殿の見取り図です。私達は赤線ルートのように庭園をぐるりと一周しましたが、時間がなければ「ネプチューンの泉」や「グロリエッテ」まででも、充分に庭園の雰囲気は感じられると思います。

シェーンブルン宮殿の入場口は、宮殿向かって左側の赤丸印が付いている所になります。

それでは「Entrance」と書かれた所から、シェーンブルン宮殿へ入場していきます。

エントランスを入ると、まずクロークがあります。リュックなどの大きな荷物や傘は係員に注意されることがあるので、先に預けておくと良いでしょう。

クロークの前を通って、右に曲がります。

すると入場ゲートが現れます。

入場ゲートは「優先レーン」と「一般レーン」に分かれています。私達はホーフブルク宮殿で事前に購入していたシシィチケットを見せて、優先レーンから入場しました。一般レーンで待っている人を横目に、スイスイと入場できましたよ。

残念ながらシェーンブルン宮殿内は写真撮影禁止なので、ここから先は写真がありません。フランツ・ヨーゼフ1世とエリザベート皇后の部屋をはじめ、マリーアントワネットやナポレオンといった有名人物の豪華絢爛な部屋がたくさん見られました。日本語オーディオガイドが分かりやすいので、歴史に詳しくない人でも割と楽しめると思います。1時間ちょっとで宮殿見学を終えて、入場口に戻ってきました。

続いては、広大な庭園を一周していきたいと思います。まず宮殿を出て右方向に歩いて行くと「カフェレストラン・レジデンツ」があります。観光客がひっきりなしに訪れるので、かなり賑やかな雰囲気のお店でした。

観光地のレストランなのに美味しいと評判で、軽食だけでなくしっかりとしたメイン料理も頂けます。このお店の名物が「アプフェル・シュトゥルーデル」というお菓子作りの実演ショーです。オーストリア伝統のアップルパイのようなお菓子で、11:00~16:00までの1時間毎に実演が行われています。

カフェから少し先へ進むと、皇太子の庭園が見えてきました。シェーンブルン宮殿以外のこういった有料施設は、後から入口でお金を払って入ることもできます。ちなみに皇太子の庭園の入場料は、大人3.80ユーロ、子供3ユーロです。

皇太子の庭園からさらに先へ進むと、オランジェリーが見えてきました。ここはハプスブルク家の時代からコンサートが開かれてきた場所で、現在でも毎晩コンサートが行なわれているんですよ。観光客でも気軽に行ける雰囲気のコンサートで、モーツァルトとシュトラウスの曲が中心に演奏されています。

オランジェリーの向かい側には、庭園の入口がありました。庭園は6:30~21:00まで無料開放されており、有料施設以外であれば誰でも自由に出入りできます。

庭園はとにかく広大なので、先が全く見えません(笑)

しばらく進むと、オベリスクの泉に到着しました。

中央に設置された顔からは、よだれのように水が流れ落ちています。

ローマにある噴水のように、細かい彫刻が美しいですね。

次はオベリスクの泉からひたすら坂を上って、グロリエッテにやってきました。グロリエッテは、マリア・テレジアが戦勝記念と戦没者の慰霊のために建てたものです。シェーンブルン宮殿と同じく黄色の外観で、屋根の中央には大きな鷲の像が置かれています。

グロリエッテの1階バルコニーは入場自由ですが、屋上に登るには大人3.80ユーロ、子供3ユーロの料金がかかります。

グロリエッテからは、シェーンブルン宮殿とウィーンの街並みが一望できます。これだけ美しい景色を眺められるなら、苦労して歩いてきた甲斐がありました!

グロリエッテの中には、この景色を楽しみながら食事できるカフェ・レストランがあるので、歩き疲れて休憩するにはぴったりですね。

またグロリエッテまで歩くのが億劫な方は、庭園内を周回するミニトレインを利用するのも良いと思います。30分間隔で運行しており、1周1時間ほどで、料金は7ユーロです。

最短ルートを歩けば宮殿から15~20分程で到着するので、ぜひグロリエッテには足を運んでみて下さいね!

池では可愛いカモも泳いでいますよ~

続いては、丘を下って宮殿に近づいて行きたいと思います。歩いている人が米粒のような大きさなので、けっこう遠いことが分かりますね。

丘を下りきって、ネプチューンの泉にやってきました。ちょうどシェーンブルン宮殿とグロリエッテの中間にある噴水で、ギリシャ神話がモチーフとなっています。

ネプチューンの泉の裏側から見たシェーンブルン宮殿。

シェーンブルン宮殿と言えば、マリアテレジア・イエローと呼ばれる鮮やかな黄色の外観が特徴的です。外観はバロック様式、内部はロココ様式で、なんと1400室以上もの部屋があるとか!一般公開されている40室は、全体から見ればごくごくわずかなんですね。 

ウィーン中心部にあるホーフブルク宮殿は落ち着いた雰囲気でしたが、シェーンブルン宮殿はとても華やかです。宮殿の黄色と芝生の緑が映えますね!

スポンサーリンク

ネプチューンの泉の斜め前には、迷路庭園がありました。入場料は大人5.50ユーロ、子供3.20ユーロです。こういう迷路って大人がやっても地味に楽しいですよね。

次は迷路庭園から真っ直ぐ歩いて、動物園にやってきました。ここは神聖ローマ皇帝フランツ1世が創設した動物園で、現在も運営されている動物園では世界最古のものになります。入場料は大人18.50ユーロ、子供9ユーロとちょっとお高めですが、地元客には人気のスポット。

動物園内には「皇帝のパビリオン」という建物を利用したカフェがあります。フランツ1世とマリア・テレジア夫妻は、ここで動物たちを眺めながら朝食を楽しんでいました。

動物園の前には、日本庭園があります。ここは第一次世界大戦が勃発するきっかけとなった「サラエボ事件」で暗殺された、フランツ・フェルディナント大公が造らせたものです。彼は日本へ旅行に来た際に、日本の文化に触れて興味を持ったそうですよ。

日本庭園の隣には、ガラス張りの大きなパルメンハウスがあります。なんとここは、ハプスブルク家が世界中の植物をコレクションするために建造した温室なんです。

パルメンハウスの向かい側には、砂漠地帯に生息する動植物が展示された砂漠館があったりと、とにかく信じられないスケールの宮殿ですね(笑)

美しいバラ園を通って…

シェーンブルン宮殿とネプチューンの泉が見える所まで戻ってきました!

遠くに小さく見えているのは、ネプチューンの泉とグロリエッテです。暑い中たくさん歩いたので、とっても疲れました~

最後は涼しげな緑のトンネルを通って、シェーンブルン宮殿観光は終了となります。庭園はとても広いので、体力と相談しながら散策してみて下さい。夏場は水分補給をお忘れなく!

まとめ

チケット売り場の混雑具合ですが、実際に行ってみるとやはり午前中は行列が出来ていて、お昼過ぎは空いていました。ウィーンで一番混んでいる観光スポットですから、ネット予約など何らかの対策をしていかないと、入場するまでに1時間待つこともあります。私達はシシィチケットで優先入場したのですが、価格以上のメリットを感じられましたよ。

また現地でチケットを購入する時間がない方、自力で効率的に見どころを回れるか心配だという方は、オプショナルツアーに参加するのがおすすめです。ツアー料金には入場料も含まれているので、チケットを購入する手間が省けますよ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
オーストリア
\この記事が役に立ったらシェアしてね/
TABI JOZUをフォローする

おすすめ記事

スポンサーリンク
スポンサーリンク
TABI JOZU
タイトルとURLをコピーしました