ウィーン美術史美術館の必見作品30選と入場レポート!

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ウィーンで絶対に訪れたいのが、世界屈指のコレクションを誇る美術史美術館です。ハプスブルク家が収集した15~18世紀頃の絵画や、古代エジプト・ローマの美術品を所蔵しています。特に、フェルメールの代表作である「絵画芸術」と、誰もが一度は目にしたことがあるブリューゲルの「バベルの塔」は見逃せない作品です。

また美術作品だけでなく、宮殿のように豪華な建物にも注目してみて下さい。階段ホールには贅沢にクリムトの壁画が描かれており、館内には世界で最も美しいと言われるカフェもあるんですよ。今回は実際に入場した様子と、美術史美術館の必見作品を紹介していきます。

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美術史美術館について

アクセス

地下鉄2号線 ミュージアムクォーター(Museumsquartier)駅から徒歩3分
地下鉄2・3号線 フォルクステアター(Volkstheater)駅から徒歩5分
トラム1・2・D線 ブルグリング(Burgring)停留所から徒歩3分

開館時間

10:00~18:00(木曜は10:00~21:00)

休館日

9~5月の月曜

入場チケット

大人 15ユーロ ※新王宮の入場料も含まれています
子供(19歳以下) 無料

所要時間

所要時間は1階の絵画ギャラリーだけ見学するなら1時間半~2時間、全フロアを回るなら2~3時間くらいが目安となります。カフェでゆっくりしたい方は、その分の時間も必要です。

施設案内

  • コインロッカー・クローク:館内には大きな荷物や傘は持ち込めませんので、-0.5階にある無料のコインロッカーまたはクロークに預けましょう。
  • オーディオガイド:0階のカウンターではオーディオガイドを貸し出しています。日本語を含む8言語に対応しており、料金は1台4ユーロ(2台7ユーロ)です。
  • ミュージアムショップ:-0.5階と1階には、美術館公式グッズや書籍などを扱うミュージアムショップがあります。
  • カフェ・レストラン:1階には世界一美しいと言われる「カフェKHM」があります。営業時間は閉館の30分前までです。

注意事項

  • 館内での写真撮影は許可されていますが、フラッシュ撮影、三脚とセルフィー棒の使用は禁止されています。
  • 飲食、喫煙、ペットの持ち込み、作品に触れることは禁止されています。

美術史美術館の見取り図

美術史美術館は、-0.5階、0階、0.5階、1階、2階の計5フロアで構成されています。主な展示フロアは0.5階と1階で、出入口は0階にあります。2階にはコインコレクションがありますが、興味がなければ見学しなくても良いと思います。

0.5階には古美術品が展示されており、大きく3セクションに分かれています。建物左側は「美術収集室」、右側は「古代エジプト・オリエントコレクション」と「古代ギリシャ・ローマコレクション」です。

1階の絵画ギャラリーは、大きく2セクションに分かれています。建物左側が「オランダ、フラマン、ドイツ絵画」、右側が「イタリア、スペイン、フランス絵画」です。

美術史美術館の必見作品30選

美術史美術館の目玉と言えば、世界最大の規模を誇るブリューゲルの作品群です。代表作「バベルの塔」や「農家の婚礼」など、ブリューゲル作品の4分の1がここに集まっています。フェルメールの代表作である「絵画芸術」、ラファエロの「草原の聖母」、ルーベンスが特に大切にしていた「毛皮をまとった妻」も見逃せません。

この他デューラー、クラナッハ、ヴァン・ダイク、ベラスケス、アンチンボルド、ティントレット、コレッジョ、カラヴァッジョなど、美術史美術館の必見作品を30点紹介します。

展示室X ピーテル・ブリューゲル作 「バベルの塔」

展示室X ピーテル・ブリューゲル作 「農家の婚礼」

展示室X ピーテル・ブリューゲル作 「子供の遊戯」

展示室X ピーテル・ブリューゲル作 「雪中の狩人」

展示室X ピーテル・ブリューゲル作 「暗い日」

展示室X ピーテル・ブリューゲル作 「牛群の帰り」

展示室X ピーテル・ブリューゲル作 「ゴルゴタの丘への行進」

展示室18 ヨハネス・フェルメール作 「絵画芸術」

展示室XII ピーテル・パウル・ルーベンス作 「毛皮をまとった妻」

展示室XII ピーテル・パウル・ルーベンス作 「自画像」

展示室XII ピーテル・パウル・ルーベンス作 「ヴィーナスの饗宴」

展示室XIV ピーテル・パウル・ルーベンス作 「聖イグナティウス・デ・ロヨラの奇蹟」

展示室XV アルブレヒト・デューラー作 「皇帝マクシミリアン1世」

展示室XV アルブレヒト・デューラー作 「聖三位一体の礼拝」

展示室XV ルーカス・クラナッハ作 「アダムとイヴ」

展示室XI アンソニー・ヴァン・ダイク作 「シムソンの監禁」

展示室22 ヤン・ブリューゲル作 「青い花瓶の中の花束」

展示室10 ディエゴ・ベラスケス作 「薔薇色の衣装のマルガリータ王女」

展示室10 ディエゴ・ベラスケス作 「マルガリータ王女」

展示室10 ディエゴ・ベラスケス作 「フェリペ・プロスペロ王子」

展示室6 ジュゼッペ・アルチンボルド作 「水」

展示室6 ジュゼッペ・アルチンボルド作 「火」

展示室6 ジュゼッペ・アルチンボルド作 「夏」

展示室2 ダフィット・テニールス作 「レオポルト・ウィルヘルム大公の画廊」

展示室II ティントレット作 「スザンナの水浴」

展示室3 コレッジョ作 左「イオ」 右「ガニュメデス」

展示室III ラファエロ・サンティ作 「草原の聖母」

展示室V カラヴァッジョ作 「ロザリオの聖母」

展示室V カラヴァッジョ作 「荊冠のキリスト」

美術史美術館の入場レポート

続いては、美術史美術館に入場した様子をお伝えしていきます。美術史美術館は1891年に、フランツ・ヨーゼフ1世の命によって建てられた美術館です。栄華を極めたハプスブルク家の皇帝たちが収集した美術品は、美術好きでなくてもぜひ一度は見ておきたい作品ばかりです。

美術史美術館の前には、女帝マリア・テレジア像が中央に立つマリア・テレジア広場があります。彼女はハプスブルク家の最盛期を築き上げ、16人もの子供をもうけた、いわばオーストリアの肝っ玉母さんです!このマリア・テレジア広場を挟んで向かい側には、美術史美術館と同じ形をした自然史博物館が建っています。

こちらが自然史博物館なのですが、そっくりすぎて見分けがつきませんね(笑)2つの美術館の見分け方は、入口前にある像でしょうか。自然史博物館前には象、美術史美術館前には金色の像が置かれています。今回は自然史博物館には行きませんでしたが、約2万年前の「ヴィレンドルフのヴィーナス」をはじめ、恐竜の骨や昆虫、鉱物などが展示されています。

それでは、美術史美術館に入場していきます。館内に足を踏み入れると、宮殿のようにゴージャスなエントランスが現れました。大理石の床や柱、クーポラ天井はまさに圧巻の一言!

入場チケットは美術史美術館の公式サイトより事前予約できますが、チケット売り場は空いているので予約の必要はないと思います。チケット代は現地で購入しても、ネット予約でも同じで、大人15ユーロです。

エントランスにはオーディオガイドの貸出カウンターがあります。嬉しいことに、日本語版のオーディオガイドも用意されていますよ。

またエントランスの隣にある-0.5階(半地下階)には、コインロッカーがあります。お金は後で返却されますが、1ユーロまたは2ユーロ硬貨が必要なので準備しておくと良いでしょう。コインがない場合は、隣の無料クロークへ預ることができます。

館内にはミュージアムショップが2か所あります。名画グッズが揃っているので、見ているだけでもワクワクしますね。

では最初に、0.5階の古美術品フロアを「美術収集室 → 古代ギリシャ・ローマコレクション → 古代エジプト・オリエントコレクション」の時計回り順に見学していきます。

左上から順に「グリフィン形水差し」「食卓用塩入れのサリエラ」「サギの形の大型飾り鉢」「フリア」です。サリエラはこのフロアで一番のお宝で、フィレンツェ生まれの金細工師ベンヴェヌート・チェッリーニによって製作された黄金の塩入れです。

「飛翔するマーキュリー」と「イボイノシシの牙付き犀の角の蓋付き酒盃」

古代ギリシャ・ローマコレクションで見逃せないのが、「アマゾネスの石棺」「ブリュゴスの酒盃」「アウグストゥスの家宝、2層のサードニック」「ナギゼントミコロスの円形浮き彫り杯」の4点です。

こちらの「バビロンの歩くライオンの煉瓦レリーフ」は、数日前に訪れたベルリンのペルガモン博物館にも同じものがありました。イシュタル門と行列通りの壁に、このレリーフが飾られていました。鮮やかな青と黄色のレンガがとっても美しいですよね。

古代エジプトコレクションには、夫婦の石像やミイラ型の木棺、パピルス文書などが展示されています。中でも印象的だったのが、鮮やかなエメラルドグリーン色の「カバの小像」です。体には可愛らしい図柄が描かれており、お洒落な置物のように見えました。

0.5階を一周したので、次は1階の絵画ギャラリーを見学します。

美術史美術館の見どころの一つが、こちらの豪華絢爛な階段ホールです。大理石の彫像や金の装飾、色彩豊かな天井フレスコ画で装飾された贅沢な空間となっています。

天井フレスコ画の「ルネッサンス賛歌」です。写真で見るとスケール感が伝わりにくいと思いますが、実物はもの凄い迫力でしたよ。

階段を上りきると、若き日のグスタフ・クリムトが描いた壁画が見えます。高い所にあるのでちょっと見づらいのですが、白黒の大理石柱の間に描かれているのがクリムトの絵です。横に計10枚の絵が並んでおり、エジプト・ローマ・ギリシャなどがテーマとなっています。

想像していたよりも小さな絵だったので、知らないと見逃してしまうかもしれません。

特に美しいのが、中央に描かれている「パラスアテネ」と「エジプトの裸像」です。

美しい女性や金を基調にしたコスチュームが、何ともクリムトらしいです。この先に進むと絵画ギャラリーがあるので、先ほど紹介した必見作品30点を参考にして、ゆっくりと見学してみて下さいね!

最後に折角なので、2階のコインコレクションも見学してみます。正直言うと見学者もほとんど居ませんし、大きな見どころもないので、時間がなければ飛ばしても構わないと思います。

約2500点の貨幣とメダルが展示されていました。

中でも目立っていたのが、こちらの「錬金術師の大メダル」です。通常サイズのメダルと比べると、すごく大きいことが分かりますね。

美術史美術館にある世界で最も美しいカフェ

美術史美術館には、世界で最も美しいカフェがあるのをご存知ですか?その名も「カフェKHM」と言い、重厚な内装が素晴らしいと評判のカフェなんです。このカフェは美術館のクーポラの真下にあり、吹き抜け部分を取り囲むように設計されています。

これがカフェとは信じられないような豪華さですね!

天井を見上げると、クーポラにもぎっしりと装飾が施されていました。このカフェは美術館の入場者しか利用できないので、コーヒー1杯だけでもぜひ寄ってみて下さいね。

コーヒーやケーキなど、絵画鑑賞の休憩にはぴったりの軽食メニューが揃っています。

私はホイップクリームがのったコーヒー、夫はなぜかレモンスカッシュをオーダー。カフェに来たんだからコーヒー頼めばいいのに!とツッコまずにはいられませんでした(笑)

まとめ

ルーヴル美術館やメトロポリタン美術館に比べると、日本では知名度が低い美術館だと思いますが、想像以上に名画の宝庫で驚きました。これだけの作品が揃う美術館にも関わらず、館内は混雑していないのでゆっくりと見学できたのも良かったです。

また入場チケットは、ホーフブルク王宮の新王宮と共通なのでお得度が高いと思います。新王宮には「エフェソス博物館」や「古楽器博物館」など4つの博物館があるので、時間があればぜひ訪れてみて下さいね!
icon-caret-right ホーフブルク王宮を観光してわかった!アクセス・チケット・見どころを紹介

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