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チェコのプラハ城を観光してわかった!行き方・チケット・見どころを徹底解剖

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チェコ
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プラハ城の見どころ

フラッチャニ広場と第一の中庭

続いては、プラハ城の見どころをたっぷりとご紹介していきます!今回はフラッチャニ広場に面した、プラハ城の西門(正門)から観光をスタートしました。

このフラッチャニ広場は、2009年にオバマ元大統領が米国大統領としては初めて、核兵器の廃絶を宣言した「プラハ演説」が行われた場所です。オバマ元大統領はこの演説によって、ノーベル平和賞を受賞しましたよね。また、プラハとウィーンを舞台にしたモーツァルトの映画「アマデウス」のロケ地としても知られています。

そして正門のすぐ脇には、スターバックスコーヒーのプラハ城店があります。景観を損なわない色使いの店舗で、プラハ城に溶け込んだデザインなのが好感を持てます。実はこのお店「世界で一番美しいスタバ」と噂されているのをご存知ですか?

その理由はというと…この絶景が眺められるからなんです!こんな美しい街並みを眺めながら飲むコーヒーは、格別に美味しいこと間違いなしです。

それでは、プラハ城に入場していきましょう。正門の両脇には、短刀とこん棒を持った「戦う巨人たち」の彫像があります。その下には衛兵が立っているのですが、観光客が近づこうが撮影しようが微動だにしません。仕事とはいえ、暑いなか立ちっぱなしで大変そう…

戦う巨人たちの彫像の両脇には、モラヴィア王国の象徴であるワシ像とボヘミア王国の象徴であるライオン像があります。

プラハ城の名物と言えば、衛兵の交代式。毎時ちょうどに交代が行われており、キリッと格好いい衛兵さんをこんなに間近で見ることができました。特に正午の交代式は、音楽隊の演奏が付いた盛大なものが行われています。見学の場所取りが大変ですが、時間が合えばぜひ見学してみて下さいね。

正門をくぐると、最初に「第一の中庭」が現れました。中庭のポールにチェコの国旗が掲揚されている時は、大統領がプラハ城で政務を執り行っているそうです。ということは、今回は大統領がお城にいらっしゃるんですね。

正面には、第一の中庭と第二の中庭を結ぶ立派な「マティアス門」があります。神聖ローマ皇帝マティアスの統治時代に造られた、プラハで最初のバロック様式の建造物です。上部中央には鷲の紋章、左右にはオベリスクがデザインされていました。

第二の中庭

マティアス門をくぐり、「第二の中庭」にやってきました。建物の向こう側には、聖ヴィート大聖堂の尖塔が頭を出していますね。

中庭の中央には、17世紀に造られたバロック様式の「コール噴水」があります。

中庭の南側にある、白い円柱形の建物は「聖十字架礼拝堂」です。この礼拝堂は、常設の聖ヴィート大聖堂宝物展が行なわれている場所でもあります。コロンとしたフォルムと、とんがり屋根が可愛らしい礼拝堂でした。

中庭の北側には北門があり、北門を抜けた先には乗馬学校やカレル庭園などがあります。建物左側の入口は王宮美術館で、手前に見えている鳥かごのようなものは井戸です。

そして、中庭の東側にあるアーチをくぐると…

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聖ヴィート大聖堂

目の前にいきなり聖ヴィート大聖堂が現れました!プラハ城最大の観光スポットとも言える聖ヴィート大聖堂、その大きさにはとにかく圧倒されてしまいます。大聖堂の長さは約125m、幅は約60mもあります。全体を撮影しようと後ろまで目一杯下がっても、これだけ収めるのがやっとなほど大きいんですよ。 

南の新王宮側から撮影すると、やっと全景を捉えることができました。聖ヴィート大聖堂の歴史は古く、10世紀に造られたロマネスク様式の教会が始まりです。14世紀になるとカレル4世の命によって、現在のようなゴシック様式の大聖堂への改築が始まりました。その後幾多の困難を乗り越えて、大聖堂が完成したのは1929年のこと。なんと600年もの歳月をかけて出来上がったんです!

南ファサードの「黄金の門」の上には、14世紀頃に制作された「最後の審判」のモザイク画が描かれていました。それでは、さっそく入場していきましょう。

聖ヴィート大聖堂は一番人気のスポットなので、基本的にいつ訪れても混雑しています。できることなら、朝一番に訪れることをおすすめします。私達は午前中に訪れて15分ほど並んで入場することができましたが、これでもまだ混んでいない方です。

入場してまず驚いたのが、この天井の高さです。身廊の高さは約30mもあり、巨大な束ね柱が何本も立っている光景は圧巻の一言でした。

身廊の天井にある交差リブヴォールトは、網目のような複雑な模様をしています。聖ヴィート大聖堂の見どころは、なんといってもステンドグラスです。聖堂内には大きくて色鮮やかなステンドグラスがたくさんあり、正面上部にあるステンドグラスも見事でしたよ。

振り返って大聖堂の入り口側を見ると、外からも見えていたバラ窓がありました。

それでは、左側の側廊から反時計回りに見学していきます。どの窓もとても大きく、ステンドグラスで美しく飾られていますね。

観光客の一番のお目当ては、左から3番目にある「ミュシャのステンドグラス」でしょう!
これはチェコを代表する画家、アルフォンス・ミュシャが制作したステンドグラスなんです。他のステンドグラスとは画風が全然違うので、見た瞬間にすぐに分かるかと思います。「聖キリルと聖メトディオス」という作品で、彼らの他にヴァーツラフ1世や聖ルドミラ、ポジヴォイ1世といった人物が描かれています。

素敵なデザインの螺旋階段の前を通り、先へ進むと「聖ジキスムントの礼拝堂」があります。18世紀に造られたバロック様式の祭壇で、鮮やかな朱色に金色の装飾が施されています。

少し先に進んだ右手には、プラハ城・カレル橋・旧市街などプラハの街並みが描かれた木製レリーフがあります。

木製レリーフのそばに立っているのは「枢機卿シュヴァルツェンベルク像」です。右側は「聖ヴィート像」で、聖ヴィート大聖堂の由来となった人物です。彼はシチリア出身で、ディオクレティアヌス帝の下で迫害され殉教してしまいました。

シュヴァルツェンベルク像と聖ヴィート像の間には「聖ネポムツキー殉教の絵」が飾られていました。手前の白い犬が印象的だったのを覚えています。

聖ヴィート大聖堂でもう一つ見逃せないのが、こちらの「聖ネポムツキーの墓」です。チェコで高い人気を誇る守護聖人、聖ヤン・ネポムツキー。国王に疑われたばかりに、カレル橋から突き落とされ殺されてしまった悲劇の司教さんです。約2トンの純銀を使って作られたという墓は、間近で見ると非常に繊細かつ重厚な感じを受けました。

側廊には、美しい小礼拝堂がいくつも並んでいます。

ステンドグラスだけでなく、彫刻や壁画も素晴らしいですね。

下に突き出た天井が特徴的な「王室礼拝堂」、少し先へ進むと「レオポルト・シュリック伯爵の墓碑」がありました。バロック様式の墓碑には、滑らかで繊細な彫像が飾られています。

墓碑のすぐ目の前には「聖ヴァーツラフ礼拝堂」がありました。ここは、チェコの守護聖人ヴァーツラフ1世に捧げられた礼拝堂です。祭壇中央には聖ヴァーツラフ像が置かれており、その後ろにはキリストの受難や聖ヴァーツラフの伝説といった壁画がびっしりと描かれていました。右手前には聖遺物祭壇があり、聖ヴァーツラフ1世の頭蓋骨が保管されているそうです。

ヴァーツラフ礼拝堂の対面には、巨大なパイプオルガン見えました。どんな音色を奏でるのか、ぜひ聞いてみたいものですね。前方に目をやると、黄金の主祭壇もありました。

主祭壇の手前には「ハプスブルク家の霊廟」もあります。柵で囲まれた真っ白な棺には、ハプスブルク家の紋章である双頭の鷲が描かれていますね。

本当に素晴らしいステンドグラスばかりで、一つ一つじっくり見ていると時間がいくらあっても足りませんね。光がないと美しさが半減してしまうので、晴れてくれて良かったです。

これで大聖堂内を一周しました。帰る時はさらに混んでおり、特にミュシャのステンドグラス付近は大混雑でした。やはりゆっくりと見学するには、なるべく早い時間に訪れるのがいいと思います。

聖ヴィート大聖堂の見学を終えて外に出ると、ちょうど大聖堂前でウェディングフォトを撮影しているカップルに遭遇しました。とってもお似合いで素敵なカップル!お幸せに~

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第三の中庭

こちらは、聖ヴィート大聖堂の南側に広がる「第三の中庭」です。中庭に面して建っているのが、「旧王宮」と現在の大統領官邸である「新王宮」になります。

中庭の中央には約18mもある立派な石柱が立っています。石柱の後ろには、守護聖人の聖イジー(聖ゲオルギウス)の騎馬像もありました。

そして新王宮の左角にはひっそりと、南庭園へ通じる階段があります。この階段はよく見ると、不思議なデザインをしてるんです。屋根のポールに牛が描かれていたり、屋根と柱を繋ぐ部分に牛の像があるなど、牛への熱いこだわりが感じられます(笑)

この階段は知る人が少ないせいか、多くの人は素通りしていました。階段からは南庭園とプラハの絶景を見下ろすことができ、まさにプラハ城の穴場スポットとも言えます!そのまま庭園に下りて、ゆったり散策してみるのもいいですね。

旧王宮

続いては、旧王宮に入場したいと思います。王宮と聞くとゴージャスなイメージがありますが、こちらの王宮はわりと地味な建物。12世紀に建てられてから16世紀まで、歴代のボヘミア王が住んでいた場所です。

旧王宮内は写真撮影ライセンス料を支払っていないと、撮影禁止なので気を付けて下さいね。

旧王宮の一番の見どころは、こちらの「ヴラディスラフホール」です。奥行き62m、幅16m、高さ13mもあり、完成した当時はヨーロッパ最大のホールでした。かつてはここで、戴冠式や騎馬競技などが行われていたんですよ。

このホールの特徴であるのが、花びら模様のような美しいデザインの天井です。これは交差リブヴォールトと言い、柱がなくても天井を支えることができる建築技術なんです。クラシカルなシャンデリアと相まって、とても素敵な空間になっていると思いませんか?

ヴラディスラフホールの突き当たりにあるのが、諸聖人に捧げられた宮廷教会です。この教会は礼拝やコンサートの時だけ公開されるので、残念ながら見学することはできませんでした。

ヴラディスラフホールの左隣には「議会の間」があります。ここはかつて、裁判や国王と貴族の交渉などが行われていた場所です。よく見るとこの部屋の天井も、花模様のリブヴォールトになっていました。

議会の間にはフランツ1世やマリア・テレジアをはじめとした、ハプスブルク家の肖像画が飾られています。

階段で2階へ上がってみましょう。

2階へ上がると、天井いっぱいに紋章が描かれた「新国事録の間」がありました。かつては、土地台帳といった公文書が保管されていた部屋になります。

色鮮やかな紋章が、ご覧の通りびっしり。王宮と言えば豪華絢爛なイメージですが、この旧王宮はがらんとして調度品や装飾品が少ないなという印象を受けました。他の見どころに比べて見学者も少なかったので、時間がなければスルーしても構わないと思います。

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聖イジー教会

旧王宮を出て、東に向かって歩いて行くと聖イジー教会が見えてきました。絵本の世界から出てきたような、赤レンガ造りの可愛らしい外観をした教会です。もともとは10世紀初頭に建てられた教会なのですが、その後の火災や修復・増築によって、現在の姿になったのは17世紀頃と言われています。

入場すると、そこには聖ヴィート大聖堂とは全く違った空間が広がっていました。聖ヴィート大聖堂はゴシック様式なのに対し、聖イジー教会はロマネスク様式の教会です。ロマネスク様式は壁が厚い、窓が小さい、ステンドグラスがない、といった特徴があります。聖イジー教会は、ボヘミアで最も美しいロマネスク様式の教会と言われているんですよ。

入口を入ってすぐ右手の壁には「聖ウルシュラの殉教」という絵画が飾られています。

その反対側の壁には「マリアの昇天」が飾られていました。

正面には聖歌隊席へと通じる、バロック式階段があります。天井に描かれた鮮やかな色彩のフレスコ画が、何とも歴史を感じさせますね。

階段の手前には「ヴラティスラフ1世のお墓」があります。ヴラティスラフ1世は聖イジー教会の創設者で、この家の形をした棺の中には彼の遺骸が入っています。

階段を上がった先には「聖ルドミラ礼拝堂」があります。この聖イジー教会は、ヴラティスラフ1世の母親である聖ルドミラの遺骸を納めるために建てられたもの。実は聖ルドミラは、聖ヴァーツラフの祖母にあたる人物でもあるんですよ。

聖歌隊席側から、入口を見るとこんな感じになっています。身廊の天井は、木造で平らなのが特徴的です。

ここは、聖歌隊席の下にある地下祭室です。鉄格子があって近づけないので、柵の隙間から撮影しました。聖ヴィート大聖堂が建つまでは、ここに王家の人々が埋葬されていたそうです。右手には黒いミイラ像が置かれていて、ちょっと不気味な雰囲気…

こちらは一転して華やかな、バロック様式の「ヤン・ネポムツキー礼拝堂」です。
祭壇には天使の彫刻がたくさん飾られているのですが、生首の天使が気持ち悪い(笑)

ヤン・ネポムツキー礼拝堂の天井には、美しいフレスコ画が描かれていました。

黄金の小路とダリボルカ塔

さて、プラハ城観光もいよいよ終盤です。聖イジー教会を出て、黄金の小路とダリボルカ塔へ向かいました。黄金の小路の手前にはゲートがあり、チケットチェックを受けて入場します。

ゲートを通ると、目の前には可愛らしい「黄金の小路」が現れました。ここはもともと、お城の召使いや見張りが住んでいた場所です。名前の由来はかつて錬金術師が住んでいたから、金細工師が住んでいたから、など諸説あるそう。石畳の小道沿いにはカラフルな家が16軒並んでおり、1階は博物館とお土産屋さんになっていました。

黄金の小路には、プラハ生まれのユダヤ人作家フランツ・カフカの仕事場もあります。水色の外壁と緑色の窓枠が目印の、22番の家です。内部では、カフカの関連書籍などが販売されていましたよ。彼はわずか1年足らずですが、執筆のためにこの家を借りていました。

そして、カラフルな家々の2階は武具博物館になっています。中世の槍や剣といった武器、甲冑などがずらりと展示されていましたよ。

次に、黄金の小路の突き当たりにある12番の家の階段を下って「ダリボルカ塔」へやってきました。ダリボルカ塔は、中世時代に牢獄として使われていた場所です。ダリボルカは最初の囚人となって首を切られた、騎士ダリボル氏の名前に由来しています。

内部には、見ているだけで痛くなってくるような拷問道具がたっぷりと展示されていました。
薄暗くてヒンヤリ…何だか気味が悪いので早々と退散しました(笑)

最後に美しい街並みを眺めて気分をリフレッシュさせたら、プラハ城観光は終了となります。とても素敵だったプラハ城、皆さんもぜひゆっくりと観光してみて下さいね!

まとめ

実際にプラハ城を観光してみると、トラムを利用して北門から入場 → 城内を西から東へ向かって観光 → 東門から石畳の坂道を下って地下鉄で帰る、というルートが一番スムーズだと思いました。入場チケットは「プラハ城Bコース」で充分に満足できましたので、余程こだわりがある方以外はBコースチケットがおすすめです。

また、時間がない方や自力で効率的に見どころを回れるか心配だという方は、オプショナルツアーに参加するという手もあります。ベルトラのツアー料金には入場料も含まれているので、チケットを購入する手間や時間が省けますよ。

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