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1日で巡れる!古都ブルージュ観光のおすすめモデルコース

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ベルギー
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ベルギーのブルージュは、首都ブリュッセルから日帰りで行ける一番人気の観光地です。かつて交易の拠点として栄えた街で、中世の面影が残る歴史地区は世界遺産に登録されています。その美しい街並みから「屋根のない美術館」とも呼ばれ、可愛らしい建物を眺めながら石畳の路地を歩いていると、まるで中世にタイムスリップしたかのようです。

今回は実際にブリュッセルからブルージュを訪れ、絶景の運河クルーズや醸造所で地ビールを楽しみ、日帰り観光を満喫してきました。ブルージュ観光の所要時間や、ブルージュ駅を起点としたおすすめのモデルコースなどを紹介していきます。

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ブルージュ観光の所要時間

ブルージュは小さい街なので、基本的に徒歩で観光することができます。観光の所要時間は、街の散策だけなら3時間~が目安ですが、電車での移動時間を含めると半日は必要になってきます。私達の場合は、街歩きや運河クルーズをゆっくり楽しんで6時間ほどかかりました。これでも時間が足りないくらいだったので、日程に余裕があれば1泊するのがおすすめです。

ブリュッセルからブルージュへは特急列車が頻発しており、約40~50分でアクセスできます。駅の窓口はいつも混んでいて、券売機は紙幣が使えなかったりとチケットを買うのがちょっと面倒でした。事前にチケットを購入する場合は、ベルギー国鉄公式サイト(英語)またはレイルヨーロッパ公式サイト(日本語)から予約できます。

ブルージュ観光モデルコースの地図

今回紹介するモデルコースは、実際に1日で巡ったものになります。ブルージュ駅を起点として、愛の湖公園からマルクト広場方面に歩いて向かうルートです。

①愛の湖公園 ②ベギン会修道院 ③ドゥハルヴマーン醸造所 ④メムリンク美術館 ⑤ブルージュ聖母教会 ⑥ブルグ広場(旧裁判所・公文書館・市庁舎・聖血礼拝堂) ⑦マルクト広場 ⑧鐘楼 ⑨救世主大聖堂(聖サルバドール大聖堂)

愛の湖公園

私達はブリュッセル中央駅を9時に出発し、ブルージュ駅へは10時前に到着しました。

では、ブルージュ駅の東口から観光をスタートします。駅から中心部へは「CENTRUM/中心部」または「MARKT/マルクト広場」行きのバスで向かうこともできますが、今回は愛の湖公園から順に観光していくので徒歩で向かいました。

駅前の横断歩道を渡り、運河沿いの散策路を5分ほど歩くと愛の湖公園に到着します。

愛の湖公園は、小さな湖と森に囲まれた素敵な雰囲気の公園です。「愛の湖」という何ともロマンチックな名前が付けられていますが、これは悲しい恋の伝説に由来しているそうです。中心部の賑やかさとは対照的に、静かな時間が流れていました。

湖に架かる小さな橋の上は、おすすめの撮影ポイント。これから向かうブルージュ聖母教会と水路が綺麗に写りますよ。

水辺では白鳥がのんびりと戯れていました。人慣れしているのか、近付いてもおとなしい子たちばかりですごくキュート!

この子はベギン会修道院を背景に、見事にポージングを決めてくれました(笑)とっても雰囲気が良い公園なので、是非ゆっくりと散策してみて下さいね。

ベギン会修道院

愛の湖公園に隣接したベギン会修道院は、世界遺産にも登録された由緒ある修道院です。修道院の横には運河が流れており、この橋を渡った先が入口になります。

重厚な白い門をくぐると、そこには静寂の世界が広がっていました。中庭は木々に囲まれ、四季折々の自然が楽しめる環境です。敷地内には礼拝堂や博物館がありますが、現在でも修道女が生活をしているので見学の際はお静かに。

ベギン会修道院
開館時間:6:30~18:30(博物館は10:00~17:00)
入場料:無料 ※博物館は2ユーロ
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ドゥハルヴマーン醸造所

次はベギン会修道院から3分ほど歩き、ドゥハルヴマーン醸造所へやってきました。ここはブルージュ唯一のビール醸造所で、試飲付きの工場見学ツアー(45分/10ユーロ)や併設のビアカフェで地ビールが楽しめます。

ハルヴマーンは半月(ハーフムーン)を意味し、醸造所のシンボルマークにもなっています。入口には金の半月マークがあるので、目印にすると良いでしょう。主力銘柄はBrugse Zot(ブルージュ ゾット)とStraffe Hendrik(ストラッフェ ヘンドリック)で、1杯3~4ユーロほどで頂けます。

門をくぐると併設のビアカフェがあり、建物内にはお土産ショップ、レストラン、醸造所見学ツアーの受付が入っています。ビールを飲むだけなら中庭でサクッとオーダーでき、昼間から気軽にビールが楽しめちゃうという危ないスポット(笑)

「ブルージュのほうけ者」を意味するブルージュ ゾットは、グラスに道化師の絵が描かれており、フルーティで口当たりが軽いビールです。ブラウン色をしたストラッフェ ヘンドリックは、ややパンチの効いた深みのある味わい。醸造所で飲む出来立てのビールは、やはり格別の美味しさでしたね。観光ついでに立ち寄って、1杯味わってみてはいかがでしょうか。

ドゥハルヴマーン醸造所ビアカフェ
営業時間:日曜~水曜10:00~18:00、木曜~土曜10:00~23:00

メムリンク美術館

次はドゥハルヴマーン醸造所から3分ほど歩き、メムリンク美術館へやってきました。運河沿いに建つ重厚なレンガ造りの建物で、すぐそばには運河クルーズの乗り場もあります。

メムリンク美術館は12世紀に建てられた欧州最古の病院、聖ヨハネ施療院を改装した美術館です。門をくぐるとちょっとした広場があり、かつて病棟だった建物を見ることができます。

フランドル画家のハンス・メムリンクの作品をはじめ、主に宗教画が展示されています。メムリンクの代表作である「聖カタリナの神秘の結婚」や、ベルギー七大秘宝の1つである「聖ウルスラの聖遺物箱」は必見ですよ。

メムリンク美術館
開館時間:9:30~17:00(月曜定休)
入場料:12ユーロ

ブルージュ聖母教会

メムリンク美術館の向かい側に建っているのは、ブルージュ聖母教会です。約120mもある塔はレンガ造りとしては世界で2番目の高さを誇り、街の至る所から目にすることができます。これまでに何度も改修が行われているため、様々な建築様式が混在している教会です。

聖母教会にはいくつか見どころがあり、最も有名なのがミケランジェロ作「聖母子像」です。祭壇の中央に飾られた白い大理石の彫刻で、柔らかな雰囲気が魅力。

ルネサンスの巨匠であるミケランジェロの作品がイタリア国外で見られるのは珍しく、非常に価値の高い作品となっています。これは美術好きならずとも必見の作品ですね。

フランドルを代表する画家ヤン・ファン・エイク作の三連祭壇画「十字架上のキリスト」をはじめ、素晴らしい宗教画も展示されています。

この祭壇画に祈りを捧げるように、ブルゴーニュ公国のシャルル王と娘マリーの棺が安置されていました。父娘ともに国民から愛されていたそうで、シャルル王の足元には獅子、マリーの足元には犬が見守っています。

ブルージュ聖母教会
開館時間:9:30~17:00、日曜13:30~17:00
入場料:6ユーロ
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運河クルーズ

続いては、ブルージュ観光のハイライトとも言える運河クルーズを楽しみます。

運河クルーズの乗り場は中心部に5か所あり、中でもダイフェル運河にある③と④の乗り場が人気でした。※地図を参照して下さい。

私達は乗り場④から乗船しました。この辺りの風景はガイドブックや絵葉書にもよく使われ、ブルージュを代表する景色となっています。クルーズ前には記念撮影をお忘れなく!

運河クルーズのチケット売り場は、各乗り場のすぐ近くにあります。営業時間は10時~17時頃まで、約15分おきに出航しています。クルーズの所要時間は約30分、どの乗り場から乗っても料金は一律8ユーロです。

出航すると、船はまず北方面へ向かいました。最初に見えてきたのは、ブルージュ最古のメー橋です。

橋をいくつか通過すると、可愛らしい建物群が見えてきました。これは17~18世紀に建てられたギルドハウスで、ギザギザの切妻屋根がとってもメルヘンチックです。

この一画には、ブルージュ出身の作家ギドー・ゲゼルの家があります。2階部分の彫刻とレンガの煙突を目印にすると良いでしょう。

ガイドさんが指さしているのは、商工会議所の塔です。画家ヤン・ファン・エイクの銅像を見ながら、ここで一旦Uターンします。

今通ってきた水路をそのまま戻り、さらに南下していきます。ダイフェル運河には、運河クルーズ最大のフォトスポットがあるのでカメラの準備をしましょう。正面に聖母教会の塔が見えてきたら、シャッターチャンス!う~ん、まさに絶景ですね。

次はブルージュで一番低い橋を通過します。普通に座っていれば頭をぶつけることはありませんが、つい引っ込めてしまうほどの低さでした。

この橋は、中世に税金を徴収していた税関です。すり抜けられないように、橋の下だけ川幅が狭くなっていました。いつの時代も税金は厳しいのね~(笑)

最後は、愛の湖公園ベギン会修道院のところでUターンします。ボートが来ても白鳥さんは相変わらずのマイペース。運河から眺める街並みは、徒歩とはまた違った視点で楽しめます。ブルージュが「水の都ベネチア」に例えられるのも頷ける絶景クルーズでした。

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